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よしくんはヒラメを釣りたい🎣

あるところによしくんという男の子がいました。
よしくんは最近”釣り”にはまっているのです。

そんなよしくんはどうしても大きなヒラメを釣りたくて毎日毎日釣りに出かけるのでした。

しかし釣れるのはカラフルなベラと呼ばれる魚ばかり。
確かにベラもいいけど…

よしくんはやはりヒラメが釣りたいのです。

よしくんは寝ても起きてもヒラメのことを考え、毎日釣りに出かけます。

そんな生活を続けて1週間が経ちました。
それでも釣れないのです。


よしくんは自信を無くしていました。
「僕には釣れないのかな…」

あまりにも釣りのこと、ヒラメのことを考えすぎてよしくんはとうとう夢でも釣りをしていました。

「あーあ、今日も釣れないのかな」
「こんなに毎日ヒラメのことばかり考えて朝から夜まで釣りをしているのにどうして釣れないの…」

諦めかけた時竿が大きくしなったのです。
これまでとは明らかに違う大きな竿の動き、あたりの感覚によしくんは心を踊らせました。
必死にリールを巻きました。
釣り糸の先には…

大きなヒラメのような魚がいました。

あまりの嬉しさによしくんはこの魚に話しかけてしまいました。

「ようやく釣れたよ!!」
「ずっと釣れないからもう僕には釣れないのかと思ったよ」

すると突然この魚が話しはじめたのです。
「僕はヒラメじゃないよ!ヒラメの形をした魚の神様だよ。釣れないと思っていては釣れないよ」と。

よしくんは「魚がしゃべった!!」という驚きで目を覚ましました。

なんだ夢だったのか…

諦めきれず、よしくんは今日も釣りに出かけるのです。

でもやはり釣れません。

よしくんは昨日見た夢を思い出しました。
「”釣れないと思っていては釣れない” か…。」
「釣れると思い込んでみよう!」

よしくんは釣れると思い込むことで少し元気になりました。釣れる釣れると唱えながら再び竿を投げます。

そして少しして…

竿に大きなあたりが!!
急いで引き上げるとそこには大きなヒラメがかかっていました。

とっても嬉しい気持ちになったよしくんでした。


絵が下手なのはご愛嬌ということで…🥲

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