見出し画像

ーUNHCR 緒方貞子さんー 日本で活躍している女性たち(2)

前回より少し間が空いてしまいましたが、、、
今日は、私が尊敬してやまない、緒方貞子さんについてご紹介します。

緒方貞子さんは、1991年から10年間、日本人初の国連難民高等弁務官として難民援助活動の最前線に立ち、紛争の犠牲者たちに向き合い続けた女性です。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を離れてからは、2003年から2012年まで国際協力機構(JICA)理事長として日本の国際協力分野を牽引され、退任後もJICA特別フェローとして国内外でご活躍されています。

緒方さんの素晴らしいところは、何不自由ない裕福な家庭に生まれ育ったにも関わらず、“戦争が生み出した弱者”である難民を救うため、時には危険な紛争地域にも防弾チョッキを身につけて自ら足を運ぶなど、徹底した "現場主義" を貫かれていたところにあると思います。
難民一人一人の声に耳を傾け、一人でも多くの命を救うために、前例にとらわれない決断を次々と下していったその大胆かつ勇気ある姿は、人道支援の歴史を変えたとも言われています。

もし、私が緒方さんのような名門一家に生まれ育っていたら、同じような勇敢な行動に出られるのか?と想像すると、とてもじゃないけれど、できないと思います。紛争地域に足を踏み入れるなんて危険で、自分の身を守ることを第一に考えていたら絶対に怖くて足を踏み出せないと思います。そんな中で強力なリーダーシップを発揮し、目の前の命を守ることに全力を注がれてきた姿は、本当に使命感に溢れていてかっこいいなと感じます。

現在、緒方貞子さんは91歳。
85歳でJICA理事長を退任されるまで、国際協力の第一線を走って来られたそのバイタリティには頭が上がりませんね。

難民について、あまり知らないなと感じる方は、
ぜひこちらにも足を運ばれると良いかもしれません。
難民映画祭2018」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?