かつて見ていた夢、今はもう、見ることのない夢。

どうも。よわのあきです。
それなりに久しぶりに文章を書いている気がしないでもない。ここに文章を載せるのは4本目になるけれど、実を言うと日記のような長さの文章を書くのは得意ではない。メモ書きのような、軽く頭に浮かべたものを書き記すことは好きなのだけれど、長すぎず短すぎないものに書くと、塩梅がわからないから苦手だ。
そう言いながら書いてるのだから、よくわからないけれど。
前置きは、もうここまでにしよう。

僕には、どうやらもう見ることのできない夢がある。見ることはできないと言うべきかも怪しくて、見ることをやめたと言った方がより近しいのかもしれない。

僕は昔、“正義のヒーロー”を夢見ていた時期がある。いつでもどこでも、誰にでも駆けつけて世界を救う、正義の味方。憧れるまでに、時間はいらなかったように記憶している。
困っている人は決して見過ごさないで、どんな人間にも手を差し伸べるような、そんな人間に憧憬していたこともあったはずだった。

先に述べている通り、結果的にそうはならなかった。多くのことを知っていく中で、偽善に突き動かされていくことの悲しさや愚かさも知って、ヒーローという存在の脆さを理解していった。

正義のヒーローは、1人じゃない。仲間がいる限り、何度だって立ち上がって人を救ける。
この明確な弱さを知って、ほかにもたくさんのことを理解して、僕は正義の味方を諦めた。

今はもう、見ることのない夢。見ることを許さなくなった夢。
ヒーローとは僕の中でそういったものに変わっていっている。

ただ、僕はヒーローも、そうありたいと願う人も否定しない。どうかそのまま、その心であってほしいと願うばかりである。

ではまた、次の自分へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?