次のマスクのススメ

初春の頃には、まだまだ街に紙マスク姿ばかりで「ファッショナブルな布マスクがあればいいのに」と思って書いた前回noteですが、それからほどなく「手に入らない!」という物理的な事情により、街に布マスクがあふれるようになってきました。相変わらずのコロナ禍で原因は残念ですが、カラフルな布マスクを見られるようになったのはちょっと楽しいです。2020年5月のマスク事情について書いてみたいと思います。

マスクと言えば感染予防ですが、市販のものにそれほどの防御力はないし、とりあえず今はエチケットとしてつけている人が大半かも。
裏を返せば、つけてないとエチケット違反というムードにもなりかねません。街でマスクしてない人をみると、ちょっと非難の目を向けてしまいそうで自粛警察行き過ぎにになってはイケナイな~と自分を戒めております。直接咳やくしゃみをしないよう、他に人に「気を付けてますよアピール」をするためにせよ今はまだまだマスクが必要な時期。どうせ必要なものなら楽しくマスクを付けましょうのご提案第二弾です。

【材料入手について】
前回書いた時も、手作りマスクの材料はすでに売り場から消えてました。
今は縫うための糸までも品薄になり、どんどん切羽詰まった感がでてますが
よくよく探してみると、ネット手芸店なども品切れではあるけれど、次回入荷は比較的短期間で入ってきてます。価格も通常通りの価格のままだったり。今ネットで品切れや高額が目立つのは、今まで手芸とは全然関係のないの業界が入ってきてるせいのように思います。高額且つ入荷が一か月先とかでそんなのばかりみているとあきらめてしまいそうになりますが。。。。
ちいさな手芸屋さんのサイトなどをみつけることができれば、いつものお値段で2~3日で買えるものもたくさん。
いつもよりお買い物しにくいのは事実ですが、情勢に踊らされず正常なお買い物をして楽しく作っていきたいなと思っています。

【これからのマスクについて】
マスクが必要になったのはこの冬から春にかけて。
まだまだ気候は肌寒く、マスクは防寒にもなりつけていてもそんなに苦になりませんでした。暖かくなれば、コロナが落ち着くなんて本気で信じていましたね、あの頃、、、
暑くなっても、まだまだ続くとわかってしまった今、しっかりと現実を見据えてマスク問題を考えてみましょう。
これから問題になるのはずばり『暑さ』です。
夏に向けて気温もぐんぐん上がってきます。
それでもマスクを外しても大丈夫になるようにはまだまだ。
つまり、暑さを考慮に入れたマスクライフをしていかなくてはなりません。

いまは、フリマアプリや市販でも布マスクあふれるようになりました。
より手軽にマスクが手に入り、とても素晴らしいことだとは思いますが
いいかえれば、巷にマスクがあふれているので、フツーのマスクを作っていたのでは勝負にならないという事です。
これは、マスクを作って売ってみたい人向けに書いています。
布マスクを作れば売れていた時期は過ぎました。
これからは、たくさんの布マスクの中から選んでもらえるように目立つ必要があります。(お知り合いとかに配る方には、まだまだ普通の布マスクで十分喜んでもらえます)
巷にあふれる布マスクの中で、どうやって目立っていくか。

1、素敵な布を探す 
都知事が布マスクを着用でテレビに登場するようになった頃から、世間の布マスクのハードルがぐっと下がりました。マスクって素敵ねという気持ちが、ちょっと派手なマスクしても大丈夫という風潮になってきました。良いことです。素敵な布で作ってみましょう。どんな人がつけるか、どんなシーンでつけるかで素敵の基準は変わってきます。
年齢性別しっかり考えて布を選ぶ。そして仕立てる。それぞれのターゲットはまだたくさんいると思います。
お子様用、メンズ通勤用、メンズお家用、若いお嬢さん用、ママ用、お家で楽しみたい用。どんな布がお手元にありますか。自分が可愛いと思うものでなく、どんなシーンでなら使いやすいかという観点で布を選んで、ターゲットにしっかりとお知らせしていくことが大事です。メンズマスク、ビジネスマスクの需要はこれから大きいと思います。

2、白マスクもまだまだ必要 
世間的にはでも認められるようになった布マスクですが、まだ白マスクの需要は健在です。特にお仕事シーンには、白い布マスクはまだまだ必要です。そこにちょっとだけワンポイントがあると嬉しい人もいます。
ちいさなタグをつけたり、ちいさな刺しゅうをしたり。ちょっとしたワンポイントのあるおしゃれな白マスクのご提案の需要は大きいと思います。

3、よりファッショナブルにひと手間
布を切って縫いあげる布マスク。ちょっとお裁縫が出来る人なら作れてしまうので、そこからもう一歩進んでみましょう。
必要なマスクは十分持っている人とか、ちょっとマスクを縫うのに飽きてきた人。今ハンドメイドでマスク作りに飽きてきてる人多くなっています。『必要なマスク』というカテゴリーからちょっとはなれて、『マスクで遊んでみる』という価値観はどうでしょう?
私は刺しゅうが好きなので、マスクに刺しゅう刺し始めました。
お洗濯に耐えるとか、色々考えるととても実用マスクにはできないのですが
マスクを刺しゅうフィールドとして考えると、この小さい布地の中にどんなデザインをどう収めようかと考え始めるととても楽しい。
同じデザインでも、上下反転させることで違うデザインにも見えてきたり。
洗濯もおしゃれ洗いあつかいすれば大丈夫ですし、刺繍マスクという分野、作る側もつける側もまだまだ楽しめる余地がたくさんあると思います。

4、暑さに強いマスク
デザイン的に色々ご提案してきましたが、それらをすべて凌駕してこれから必要になるのが暑さ対策です。マスクは暑いです、蒸れます。これからの時期、まだまだマスク着用のシーンは続きます。
『暑さ対策をしたマスク』がこれから絶対に必要になってきます。
今はまだ、そこに目を付けたマスクは少ないです。これからぐっと気温が爆上がりするので、しっかり暑さ対策をしたマスクは絶対売れます。
どうやって対策をとるか。そこはこれからの各人の工夫になります。たとえば今まで裏と表2枚重ねして作っていたものを、裏地の部分を短くした単衣マスクとか、使う布地に工夫をしてみるとか。マスクのキーワードの中に『暑さ対策』『涼しいマスク』などを混ぜておけばこれからの需要確実につかんでいけると思います。

気温が上がってきた今、涼しいマスクのご提案はきっと大歓迎されますよ!

普段はビーズ屋さんをやっている私ですが、ちょっとずつ先を見ることが好きなのでマスクの先を語らせて頂きました。読んでいただいてありがとうございます(*^▽^*)♡https://fokame.exblog.jp/

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