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フェムテック事業でシリーズA約1.5億円の資金調達!Flora株式会社が豊田通商と資本業務提携を発表

こちらの記事は、2023年12月13日に発表したリリースの再掲です。

フェムテック事業を展開するベンチャー企業、Flora株式会社(本社:京都市左京区、以下「Flora」)は、今後の事業拡大のため、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、以下「豊田通商」)、株式会社フェニクシー(本社:京都市左京区、以下「フェニクシー」)の運営する「toberuファンド1号投資事業有限責任組合」等からの第三者割当増資、並びに株式会社みずほ銀行からの融資を受け入れ、シリーズAラウンドにて累計約1.5億円の資金調達を達成致しました。

併せて、日本を代表するトヨタグループの豊田通商と資本業務提携を行い、現場作業に従事する女性の健康と働きやすさを推進するサービス開発・展開の開始を発表します。
Floraはこれまで、金融機関や保険会社などのデスクワーカーを中心にサービスを展開してきましたが、この度の資本業務提携を契機に、フェムテック業界で世界に先駆けて現場作業に特化したサポートまでサービスを拡張し、日本や東南アジアでのジェンダード・イノベーションを推進します。

◇資金調達概要
調達方法:第三者割当増資、融資
株主:<既存>toberuファンド1号   
   <新規>豊田通商、篠原秀典氏、長島章氏
融資:みずほ銀行など
資金用途:サービス拡張、製造業への進出、海外展開の準備

◇調達資金の使途
Floraは、AIとデータを活用し、一般女性向けの『flora app』、働く女性をターゲットとした 『flora biz』を提供しています。女性には月経、男性には更年期など、多様な性別特有の健康課題が存在する中で、それらがキャリアやパフォーマンスへ影響を及ぼしています。この度、調達した資金は、特に働く人々の性別特有課題を解決し、誰もが最善のパフォーマンスを発揮できる社会を実現するために、『flora app』『flora biz』の機能拡張に充てる予定です。

法人向けサービスの『flora biz』は女性の健康課題に対するリテラシーの向上、パーソナライズされた窓口、組織ごとの環境改善に必要なツールをひとつへ集約したサービスで、ローンチから1年で50社以上に導入していただきました。更なる展開のため、AIエンンジニア、データサイエンティスト、PDM、デザイナーなどのプロダクト職の採用や、セールス・CSメンバーの強化に取り組む予定です。

◇実績と今後の展望
Floraは「フェムテックビッグデータ」を構築し、女性一人ひとりの「なりたい自分」を実現するための手助けを行います。思春期から更年期までを包括的にサポートすることにより、女性の自発的な社会進出だけでなく、一生の健康や生活データを蓄積・利活用し、行政、個人、法人、科学機関や病院といったステークホルダーを繋げるインフラ構築を目指しています。

2023年には『flora app』の個人ユーザーは8万人を突破し、蓄積できたデータが60万件を突破、従業員の社内利用や新規事業開発支援で導入いただいている社数は50社以上となり、今後も増加する見込みです。

性別特有の健康課題は、ヘルスケア領域の中でもニッチな業界として認識されてきました。Floraはこれまで重視されてこなかったこのような課題を、データの力で可視化し、ヘルスケア領域でのプレゼンスを向上させると共に、AIの力で一人一人に最適なソリューションを届けています。

今後の展望として、グローバルに拠点を持つ豊田通商と提携し、これまでにない日本を代表するグローバルフェムテック企業として、ジェンダード・イノベーションのインフラ構築を目指します。

◇投資家からのコメント

■豊田通商株式会社
機能材・セイフティ事業部 インキュベーションGグループリーダー 佐藤俊一氏
2030年にグローバルの労働人口はピークアウトを迎えると言われており、女性の活躍は日本のみならずグローバルな社会課題となっています。豊田通商の製造関連会社でも多くの女性従業員が働いており、その中で、生産性向上の課題となっているのが女性の健康問題への対応であることが分かりました。
今回の出資を通じ、豊田通商では、工場の生産性向上を図るにあたり、女性の健康問題に着目した新たな現場改善のサービス構築をFloraに期待しています。
Floraが持つ「Femtech Big Dataプラットフォームを活用したとサービス」と豊田通商による「ものづくりの現場改善」によって、日本のみならずグローバルにおける製造業の更なる成長に寄与していきます。

■株式会社フェニクシー 
代表取締役 橋寺由紀子氏
Flora社のサービスを当社のインキュベーション施設「toberu」で磨き上げ、ローンチして4年が過ぎようとしていますね。その間、アンナさんたちが多くの壁にぶつかりそれを乗り越え、高度なAI解析機能を備えた貴社プロダクトとチーム力が認められて豊田通商株式会社様との連携に至った経緯を、親のような気持ちで見守り励ましてきました。今後、海外展開を視野にさらなる飛躍を遂げられるのを楽しみにしています。弊社はこれからもFlora社に寄り添い全力でサポートして参ります。

■SBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社
取締役会長 篠原秀典氏
この度は、シリーズAの資金調達に参加させていただき、大変嬉しく思っております。
私は長年生命保険会社に勤務し、女性が様々な健康問題を抱えながら懸命に働いている姿を見てきました。Floraが提供するサービスは、フェムテックやウエルビーイングの分野でキーワードとなる「パーソナライズ」を実現しています。女性の活躍を期待する企業にとって、また日本や東南アジア女性の皆さんが、安心して「自己実現」を目指せる環境づくりに大いに貢献すると確信しています。
素晴らしいメンバーが更にサービスを進化させていくことを期待するとともに、投資家としてFloraの成長を全力でサポートしていきたいと思います。

◇代表メッセージ

私は産前うつや不妊で苦しむ自分の身内の姿を目にしながら育ちました。そもそも女性の健康に関するデータが世の中にはまだまだ少なく、女性のメンタルと身体の不調の関係性、女性特有課題の発症可能性やその相関関係といったデータが非常に乏しく、自分の身体を理解していない方々が多くいます。
Floraはそういった女性のために、思春期から更年期に至るまでサービスを提供し、生理やそれにまつわる不調、妊活、更年期といったライフイベントをサポートしております。
一人ひとりのバイタルや生活データの蓄積・利活用によって、例えば、産後うつになる可能性が高いことを事前に教えたり、更年期障害になりやすい人に対策を提案したりすることができるようになると思います。データを通じて、人の自分の体への理解や当事者/非当事者の相互理解を促進し、「なりたい自分になれる」ような自由な世界の実現に向けて、Floraの事業をさらにスケールアップしていきます。
今回は、非常に強力なパートナーが我々の夢に共感してくださり、正にグローバルなレベルでFloraのミッションを達成できる機会をいただきました。]国内外で働くメンバーの総力を合わせて、これからもより一層の成長を成し遂げてまいります!

◇Flora株式会社について
会社名 Flora株式会社
代表取締役 クレシェンコ アンナ
本社所在地 京都市左京区吉田橘町32番地
支店所在地 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル 1F, 2F
設立 2020年12月8日
資本金(準備金含む) 22,183,360円
ウェブサイト:https://www.flora-tech.jp/
flora biz:https://florabiz.flora-tech.jp/
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/company_7433224


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