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ライフプランを考える前に住宅展示場に行ってみた

30代、既婚、まだ子どもはいない。
子ども、住むところ、お金。不確実なことが多くてどう動けばいいのかわからなくなる。

「ライフプランを考えて」でつまづいていた私たち夫婦が、思いつきで住宅展示場に行ったら、とても勉強になったので記録に残します。
ご結婚されたばかりのご夫婦や、人生設計とかよくわからん!と思っている方は、ぜひ「いきなり住宅展示場」おすすめします!

住宅展示場とは、ハウスメーカーが自社の魅力を伝えるモデルルーム住宅を建てている場所のこと。
気になるメーカーがあれば予約をして打ち合わせをすることもできるが、混雑していなければふらっと来場して説明をしていただくこともできる。
私たちは、休日にランチに出かけたついでにふらっとお邪魔してみることにした。

理由は特にないが、展示場の入り口に近い、よく耳にするメーカーの門をくぐる。ちょうどタイミングがよくそのまま居室エリアにご案内いただく。

まず最初にアンケートの記入。
職歴や現在の検討状況のヒアリング。
住みたいエリアやこだわりのヒアリング。
賃貸を探して不動産屋さんに行く時と同じような感覚である。

その後、モデル住宅内の案内。
間取りや自由度の説明。
耐震制震、防火の技術や建材の説明。
集合住宅物件とは違い、窓や床の自由度の高い設計は見ているだけでテンションがあがる。

ひと通りの説明が終わったところで、再びリビングエリアに移動し、注文住宅の進め方や費用感のシミュレーションへと移っていく。
これがめちゃくちゃ勉強になった。

もともと私は戸建てのメンテナンスへの苦手意識からマンション派。端々にそれが出ていたからか、営業さんも「戸建てか、マンションか」というところから深掘りを始めていく。その過程で、自分たちが何を一番重視したいのかが浮き彫りになっていく。

そしてローンのシミュレーション。2人の年収から「ローンを組める金額」を概算していく。
私たち夫婦はここで始めてローンの仕組みや金利、返済率について学ぶことになった。

戸建てを建てる場合の試算が続いていく。
「ローンを組める金額」ー「家を建てるのにかかる金額」=「土地にかけられる金額」
「土地にかけられる金額」÷「想定坪面積」=「購入できる坪単価」
これでおおよその土地を購入できるエリアがわかる。東京高すぎる。

最後に、今から購入を考えた場合のスケジュール感の説明。
住宅ローン減税やその他国や自治体の補助制度の説明を受けて、カタログをもらって終了。
13年間の住宅ローン控除など、始めて知ることも多く、知っているのと知らないのでは結構大きく差が出る話を聞くことができた。

さっくり書いたが、約3時間ほどかかった。結構長い。でも、学ぶことはとても多かった。

熱心に話をしてくれた営業さんには申し訳ないのだか、注文住宅を購入するつもりは現状ない。むしろ話を聞き自分たちの状況を考えるほど、選ぶならマンションかなという気がしていた。
すぐに購入するわけではなくても、自分たちのお金や、住む場所という、ライフプランに直結することを考えるとても良いきっかけになった。

ライフプランを自分たちで考えたり、お金を試算するのはとても難しいと思う。「まだ考えていないから何も決められない」と足踏みしつづけてしまう人は、「ライフプランは未定だけど話を聞いてみよう」でぜひ住宅展示場に行ってみるのも一手、である。


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