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神戸ファッション美術館『祝祭の景色~世界の結婚式~』

 今年からは美術館の記録をnoteのほうに付けていこう! ということで。

 去年まではインスタでつけてたんですけどキャプションが1,000字を超える気持ち悪い事態になってきたので大人しくnoteを使おうと思います。

 ということで本文。

 1/12、ファッション美術館に行ってきました! 美術館初めです。ファッション美術館は何度か行ってるけど全部面白かったので今回も期待して行きました。

 ウェディングドレスや世界の婚礼衣装を展示する展覧会ということで、ウェディングドレスのほうを楽しみにして行ったけど意外と民族衣装のほうが面白かった!

 インドのマハラジャの婚礼衣装がめっちゃ豪華で目が楽しかったです。ブレスレットと5本の指輪がチェーンで繋がってるやつ普通に可愛いからなんとか現代日本でトレンドになりませんか?

 アイスランドの婚礼衣装は、途絶えてしまった伝統をもとにして個人が創作したデザインがスタンダードになっているそうで面白いですね。でも創作でも伝統が息吹として残るというのが大切なんだと思います。

 私は大学時代チェコ史を研究してたんですが、チェコ語というのはオーストリアの支配下にあった時代、ドイツ語に押されてほとんど死にかかっていた言語だそうです(近年の研究で異なる見解も提示されています)。チェコ語を死なせないために研究しなおし、新しく言語規範を作り直す民族復興運動が興ったために今もチェコ語は生き残っているらしく、その歴史を思い出しました。言語研究の過程で新しい単語が生まれたこともあったそうで、なんとなくそれとも被るな〜と思ったり。

 言語や伝統って一度断絶しかけても、取り戻そうという意志があれば復興できるものなのかなと思います。


 ウェディングドレスはディオールのガリアーノのドレスがドレープとか布の使い方とかアシンメトリーのバランスとか好きで……ディオールやっぱり好きだな〜〜〜〜泣

 2020年に阪急うめだ本店で開催されたDIOR展に行ったときも、一番好きだったのはガリアーノのドレスだったんですよね。蝶々夫人からヒントを得た日本テイストのドレスが素敵で、それを思い出しました。ガリアーノは文化の盗用で問題になって解雇されたデザイナーですが、やっぱり天才的なものがあるように思います……。まあファッションのことまったくなんも知らんけど。


 『イラストレーター「ジョルジュ・バルビエ」のコレクション展』も見てきました。ファッション雑誌に掲載されていた、バルビエが描いたイラストのコレクションです。

 どのイラストもかわいかった〜。このドレスはポワレっぽいな? とか考えたり、ジャポニスムやシノワズリの要素を探してみたり……普通にこの雑誌欲しいですけど……


 『フランス文学が誘う 街とファッション―19世紀後期から20世紀へ―』は完全に大好きなやつだったので幸せな気持ちになりました。18〜20世紀のヨーロッパのドレスではバッスルスタイルが一番好きだったけど、今回改めて見るとS字ドレスも素敵だな……!て思ったり

 白地に黒のレースが縫い付けてあるS字スタイルのイブニングドレスがめちゃくちゃ繊細できれいで周りをぐるぐるしてしまいました。

 でもやっぱり人が実際に着たときの見え方とかはバッスルドレスが好きなんですよね。バッスルには夢が詰まっている。


 きれいな布とか刺繍とかレースを見るとやったなーー!!て気持ちになるのでファッション美術館定期的に行かないとだめだな〜と思いました。また行きます。

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