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【妄想ゲームレビュー Vol.01】"COVID-19" その2

【妄想ゲームレビュー】この企画は「もしもこんなゲームがあったら…」とか「もしも日常生活のアレがゲームだったら…」という妄想を膨らませて、架空のゲームとしてレ批評をしてみよう、という試みです。

前回に続き、2021年6月現在、世界中で大流行している”COVID-19”というゲームについて、仕様や現在のプレイ環境について紹介していく。

数多のcrewmateのタスク

前回の記事でも挙げた通り、「COVID-19」には「Among us」と似ている部分が多数存在する。crewmate(クルーメイト:一般人)には”タスク”と呼ばれる作業が存在するという点も類似点の一つだ。

「Among us」では電気配線の修復やデータのアップダウンなど、宇宙船の船内活動が主なタスクとなっており、crewmate陣営はすべてのタスクを完了することが勝利条件の一つとなっている。

これに対して「COVID-19」では、頭を使う知的タスクもあれば、体を使う肉体タスクお刺身にタンポポをのせるタスク自宅を警備するタスクなど、wikiにも記載できないほどの様々なタスクが存在し、crewmateは自分に割り当てられたタスクをこなしていく。

crewmateのタスクを支える”テレワーク”mod

前回の記事でも紹介した通り、infector(インフェクター:感染者)から感染されるかどうかは、crewmateとinfectorの間の距離が重要とされている。プレイヤーの抱えるタスクでも、他プレイヤーと接近する危険を減らすことが推奨されており、「COVID-19」が流行しだした以降、プレイヤー有志によって様々な対策が、modという形で考案・実装されている。中でも「テレワーク」modは様々なタスクに適用され、遠隔地からのタスク実行を可能にするもので、infector(インフェクター:感染者)の増加防止に貢献している。

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エッセンシャルなタスクをこなす神プレイヤーたち

前述のタスクに関連して、特にinfector(インフェクター:感染者)を普通のcrewmateに戻するべく治療タスクや、一般crewmateの生命維持に必要なインフラを提供するタスクを行うプレイヤーは、エッセンシャルワーカーと呼ばれている。彼らのおかげでほかのプレイヤーはゲームオーバーになることなく、勝利に向けてゲームを継続することができる。彼らには感謝の念を忘れてはいけない。

筆者にとしては、ゲーム、映画、マンガ、TV、YouTuberといったエンターテイメント業界の方々も、エッセンシャルワーカーといって差し支えないと感じている。彼らのおかげで、多くのcrewmateは巣籠りを苦のない楽しいものにしてもらっている。

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不要不急なタスク

前回の記事でも紹介した通り、infector(インフェクター:感染者)から感染されるかどうかは、プレイヤー間の距離が重要とされているため「ちょっと退屈だから遊びに行く」など、他プレイヤーと接近する恐れのある不要不急のタスクは慎むことが推奨されている。

これらの推奨事項を無視するものは、いわゆる人狼ゲームにおけるリアル狂人(リア狂)であるので、距離をおき視界に入らないようにすることが一番である。

ボリュームが増えてしまったので今回はここまで。次回は最終回として、マスクスキンの効果、議論(ディスカッション)の重要性、プレイヤー有志が開発しているワクチンパッチなどについて紹介する予定だ。



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