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そうまでしなきゃ、辞められない
地元の友人は、顔を合わせば仕事の愚痴ばかり。
(本人、めっちゃ辞めたがってます)
そんな友人から、
「地元の国立大を出た新入社員が、ボーナス支給の翌日に退職代行を使って辞めた」と聞かされた。
(正しくは、友人の家族が勤める会社だそう)
なるほど、退職代行サービスってニュース等で聞いたことはあるけど、実在してたんですね。
自分の意思を代わりに伝えてくれる人がいる、、、
そこまでしないとできないほど、追い詰められた人間関係、職場って一体、、、
どういった事情・状況があるのかは分かりませんが。
(ただボーナス支給のタイミングを狙ったパターンは確信犯)
私、幼稚園の頃、自分がこれをしたいって意思を先生に伝えられなくてね。
見かねた友達が代わりに伝えてくれたら、
「自分のことは自分で言わんといかんよ」
と先生に注意されたことを未だに覚えてるくらい。
当時から「自分の意志を伝える」ことが苦手でした。
だから、それが苦手な人の気持ちは嫌ほど分かります。
似たようなケースで、もっとひどい自らの経験を話しますとね。
かつて自分勝手な都合でバイトを辞めたことがあって。
でもやっぱり自分からは切り出しにくくて。
だからいっそのこと、「もうクビだ」って言われた方が楽。むしろ言ってほしいって思ってしまって。
ついでに言うと、これまでにもいろんなものを辞めたい、離れたいって思うことってあったけど。
いつも思うんです。
何かのっぴきならない理由でも突然起きて、それでうまいこと辞められないかなーって。
一言で言えば、自分で「辞めたい」って言うのが嫌だったのです。
今だからこそ、思うんです。
やっぱり、何かを辞めるってどこか「これは悪いことだな」って思ってるんですよ。
だから、それを自分の意志でやってると思われたくないっていうか。
クビにしてくれた方が楽、何か事情があって泣く泣く辞める、これは結局は自分で責任を負いたくなかっただけなんですね。
私は、仕方なく辞めるんですよって体を取りたかった。
だから私を責めないでください、っていうポーズです。
その中には、期待に応えられなくて申し訳ないって気持ちもあるし。
嫌われたくなかったっていうのもあるし。
責められるのが怖かったってのも。
はぁぁー、複雑。
私にはそういう事情があったけど、他人には他人の事情があるんでしょう。サクッと見切りをつけて先へ進んでいくのも手です。
中には、ギリギリの状態に追い込まれるまで頑張ってしまう人がいるくらいなので。
そして、せっかく解放された後も引きずって動けなくなってしまうなんて。。
辞めるってさ、決めたことを実行した時点でやり遂げたことになってるので、本来ならやり遂げた感があるはずなんだけど。
なんだかんだ、引きずってしまうことも多いですよね。
やっぱり、一度始めたことを途中で投げ出すな(の奥に隠れている、私を裏切るな風潮)ってのは、大きいですねぇ。
ひとえに、仲間意識が強い日本だからなんでしょうかねぇ。
ただ、どんな事情にせよ辞めると決めたなら、次はどうしたいのかを決めなきゃならない。
やっぱり続けると決めたのなら、そこでちゃんと覚悟持って働くことを心に決めなきゃならない。
どちらにいっても、決めることから逃れられないですね。
ある意味、その決断を先伸ばしにしてることが一番(決断から)逃げてるという考え方もできるのですが。
いずれにしても。
辞めたから人生が終わるわけではございません。
辞めた後も、世界は変わらず続く。
辞めた方が、逆に辛い世界が待ってることも多々。
でも、辞めて初めて気づくことも世の中結構多いですよ、多分。
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