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コンフォートゾーンを抜けて

出稼ぎ先の会社のお偉いさんが、下で働く労働者に向けて、ありがたーい言葉を授けてくださった。

その中で「今のコンフォートゾーンを抜け出せ」というものがありましてん。

一言でいうと、
「心地よい現状から抜けて、多少のストレスがあってもそこを目指すことで己を成長させられる」云々。

なるほど、偉い人はカタカナを使いたがるもんです。
言ってる意味は理解できますが。

現状に満足していては、今と何も変わらない。
少なくとも、変わりたいと望むのなら努力をしなくちゃあね。

心地よい空間は、基本的にやってることが繰り返しなんですよ。
慣れてる行動で、それを繰り返しても、下がることはないけど上がることもない。
成長には少しだけ上を向く必要があって、それは時にストレスなんだ。
そう、ストレスがかかるのよ。。

最近はよく「頑張らない(力を抜く)」説法が流行りだけど、そこから出る勇気も時として必要なんですよね。

分かってるけどね。
それでもやっぱり人はホメオスタシスという現状維持本能が精神にも働いてますので(私もカタカナを使ってみた)、それを振り切って進むのは難しい。

やっぱり腕を引っ張るわけですよ。
やりたいのに面倒、今の毎日が少し変わるのが嫌。。

前に進みたいのに、後ろからその腕を引っ張られてる。
やりたいって自分が決めたことでもね。

本当は、変わりたくないんだろうなぁ。(本音)
ずっと、楽なままが続けばいいって思ってるんだ。
(でも変わらざるを得ない身。安定しない浮世の身分、非正規労働者よ)

このままじゃダメって分かってても、分かってるのになかなか次なる環境に飛び込めない人も同じなんですよ。
今の環境が自分にとって、心落ち着くコンフォートゾーンになってるってことなんでしょうねぇ。

それくらいには、今の現状から飛び出すってことは難しい。

勢いで飛び出してみても、「ああ、やっぱ駄目」ってこともあるし。
今がたとえ苦しくても、じゃあそこから抜けた後に今より楽が待ってるかどうかって言われたら。。

そういうの天秤にかけた時、やっぱり今を選ぶ人の方が多いんだと思います。

いずれも、その心落ちつく範囲を自ら広げつつ、外に向かっていくことが一番いい解決策だと思うんだけど。
結局、人は慣れるから。慣らしてく。

まーそんな風に自分もやらなきゃと決めたはいいけど、なかなかまだまだ気持ちがついて来ないのですが。
マラソンと一緒で、走ってるうちに調子が上がっていくことを信じて。

半年後、1年後に振り返った時、このまだ鬱々とした今の気持ちを笑いながら蹴り飛ばせるようになってたい。


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