学校変更後 なんとかソロを終える

以前の記事に記載の通り、英語試験を落とすと90日再試験ができないのがBC州スタイル。学校によってはPPL取得の条件ではなくソロの条件としているところもあり自分はソロ前に必ず英語を受かる必要がある学校にいた。
夏を目前に試験に落ちたことで夏にソロ、クロカン等の全てができなくなる事態になり、デュアルの訓練だけで夏を過ごすにはあまりに時間と資金の浪費につながるためソロの条件に英語がないところへ転校した。教官が嫌いなわけではなかったため辞めるのは断腸の思いだったが、貴重な夏を浪費できないため、損切りは素早くせざるを得ず金曜日に落ちたその足で学校に話を聞きに行き、火曜日には転校して飛び始めることとなった。スピード感出しすぎて行き急いでいるように他人からは写ったかもしれないが同じ立場になれば皆同じような決定に至るだろう、ノーチョイスだった。

最初のフライトは一通り、スローフライトやストールなど今までやってきたことを見せてどれだけできているかを証明する必要があった。サーキットばかりで久々の上空でのエアワークだったが無事実施できた。
損切りして失意の中で飛んだ結果か、今までの訓練の成果か、改善の余地は当然あるが今までで一番冷静に実施できていた。
そして今はもうそれを前の教官に見せることがなくなったことを実感する。
新しい教官もまたとてもできた方で、自分の失意を察してくれていた。
その後天候がイマイチというのもあり、校長のチェックの後も数回のサーキットをデュアルで実施し、学校を変えた1週間後くらいにソロに出ることができた。英語を残してのソロは解放感がないが水をかけて自分の最初の生徒がソロに出たことを喜んでくれた温かさに感謝しかなかった。
彼の家系は教員が多く、数学教師の母との動画通話でご対面した、彼にとってはパイロットとして以上に教員としての喜びがあったのだろう。そういった方の元で学ぶことができるのは非常にありがたい。万事塞翁が馬とはこういうことなのだろうか。

実用的なことを書くと転校によるメリットは多かった。
•予約が簡単(どちらも172を4機保有しているが、生徒が40程度からフルタイム生徒が十人程度の学校になり、前日から翌日早朝予約などが可能)※混んでいる学校は1ヶ月先の予約を毎日入れているが別の機会に書く
•教官の唯一の弱点が朝弱い点が解消、今の教官は7時からフライト可能
•若干機体の質がいい(それでも古いが)
•サーチャージなど全ての面において空港内で一番安い
•かといって特に訓練の質が低いことは全く持ってないと感じた

この環境で上手くいかないのは言い訳が効かないので教官に応えるためにも、自分のためにも少し気合を入れようと思った次第。

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