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山口県下関市の旅

ここは本州の最西端の街。

泊まっているホテルの窓からは九州が手に届きそうにみえる。

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<ホテルからの眺め>

本州と九州を結んでいる関門橋は、1キロほどの長さしかない。

この街は歴史上でもかなり大きな役割を担ってきた場所で、壇ノ浦の戦い、巌流島の戦い、下関戦争、下関条約などは教科書で必ず一度は聞いたことがある出来事であるだろう。

また古くから海上交通の要所として重要な地であり、経済都市としても大きく発達してきた。

今回、私は家庭の事情もあり、このコロナ禍という状況ではあるが、この下関の街にやってきた。

昨年も、一昨年も訪れているのだか、その時は家族も一緒に来ていた。となると、自然と機動力は落ちるわけで、少しの用事と、あとはホテル周辺ということが多かった。

だが今回は一人。ということでレンタカーを借りてすこし遠出をしてみたり、食べたいものを食べたりと、自由に過ごすことができるのだ。今回の旅を振り返ってみようと思う。

北九州空港到着。
羽田空港からは1時間半ほどのフライト。航空会社はスターフライヤー。座席は他の航空会社より広く感じられ、全座席にモニターも完備してあった。飲み物ではタリーズのコーヒーと美味しいチョコレートをいただくことができ、本を読んでいるとあっという間に到着だ。

今回はスカイレンタカーで軽自動車をレンタル。これがまる二日で約5,000円と激安なのだ。元々下関まではバス&電車で行こうと思っていたのだが、北九州空港は埋立地のため、アクセスは悪い・・・。この値段ならレンタカー一択だ。コロナ禍で空きが多いからなのだろうか。ただ今回の旅はこの選択が最高の結果を生み出すこととなった。

ランチを近くで食べようと、福岡うどんの有名店、「資さんうどん空港通店」へイン。ここが非常に混んでいた。福岡の人は本当にうどんが好きなんだな。ごぼ天肉うどんは帰りも食べたくなるような、とても優しい・美味しいうどんだった。北九州空港から、車で5分くらいのところなので、食べたい方は飛行機で何も食べないことをオススメする。

その後、高速道路に乗り、30分程度でホテルへ到着。今回泊まったホテルは、「下関グランドホテル」。ここのホテルは老舗のため決して新しいピカピカの設備というわけではないが、しっかりと手入れをされているし、ホテルマンの方のサービスも素晴らしい。いわゆるビジネスホテルとは何歩も先をいっているサービスを堪能できるはずだ。また、ここを予約する際は、海側が絶対オススメ。数千円の値段は上がるが、このホテルから見る関門海峡の眺めは最高の眺めである。船好きの人はもちろん、夜は門司の夜景が楽しめる。

このホテルから歩いて5分もかからないところに、唐戸市場はある。ここでは、休日限定で、活きいき馬関街というイベントをやっている。このイベントでは、地でとれた魚を中心に、最高のお寿司やお惣菜をいただくことができた。しかも大トロが一貫200円など、まさに市場のリーズナブルな価格!築地はもはや観光地価格となっているので、ここはいつまでもこの値段でやり続けてもらいたい

市場でお寿司を堪能したあとは、車で遠出をしてみよう。下関市の北の端、角島を目指した。これが結構時間がかかる。泊まっているホテルが下関市の南の端なので、2時間ほど。しかも街なかを抜けるとずっと一本道。そして信号で停まることがほとんどない。休憩する場所もあまりないので、がっつり運転タイムとなる。ただ、その運転中には日本海をずっと眺めることができる最高のドライブウェイである。

ドライブ途中、休憩がてら寄り道。田舎道の中で突如と現れる「二見饅頭」の文字。一口大のお饅頭は、甘すぎないあんこがたっぷりと詰まっている。ドライブのお供に、通る際は是非寄っていただきたい。

そして、角島到着。ここには、日本のキーウエストとも言える、角島大橋がある。

言葉はいらない。

ただ、この写真を見ていただきたい。

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<角島大橋のベストショット>

ずっと天気が悪かったこの旅で、到着したときだけ晴れ間が広がった。この瞬間、日々の努力が報われた、そんな気がした。

角島では、角島総本家 「磯の蔵」がオススメ。ここの粒うには、正真正銘地のバフンウニを使ったもので、非常に美味しい。試食で食べたとっても粒うにが美味しすぎて、美味しすぎて、一人暮らしなのに2瓶も買ってしまった。家に持って帰る前に、この旅で消費しないか、不安だ。

ランチは「夢岬」で特牛いかの定食をいただく。とても甘みのある、美味しいいかを食べることができる。刺し身に天ぷら。この旅が終わったら、ダイエットをしないといけないと心に決めた。ちなみに、難読字の「特牛」。これを読める人は絶対下関にゆかりがある人だと思うので、是非コメントくださいね。

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<特牛いかの定食>

その後は、下関市街へ戻り、今度は関門連絡船に乗って九州は門司へ。下関は唐戸から門司へは約5分の船の旅。ここでも本州と九州の距離の近さに驚いた。

門司港は時間が遅かったからか、コロナ禍だからかほぼお店は空いていなく残念・・・。18時には多くのお店が閉まるので、皆さん門司港を目的地として行くときは要注意です。門司港には「門司港レトロ」という昔ながらの町並みや駅舎が残っていて、とてもインスタ映えしそうなスポットです。いつかなにかの撮影で使えないか、自分の引き出しにストックをしました。

門司にはもうちょっと早く着けばよかったな。カレー好きとしては焼きカレーを食べれなかったのは一生の不覚。次回来たときの楽しみとしよう。皆さんも感染対策に注意しながら、下関に訪れてみてくださいね。

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<門司港駅>

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