Lowな状態の備忘録
年が明けてから、気持ちがなにかと落ちていた。正月を実家で過ごし、一人暮らしの家に帰っているその時から、ローな領域に押し出された。
ローな精神状態のとき、何が起こるか:
•色々惰性的になる
•好きなことが、霞んで見える。その事実にも落ち込む
•1人で内省に没頭したい
•食に対して上手く付き合えなくなりがち
•マルチタスクができない
•好奇心が失われる
もともと全然ハイな人間ではないので、ローとは古くからの同房のような間柄ではあるものの、ローにひたすら入り込んでしまうのはなかなか辛いと感じた。せっかくなので、この心理状態を観察し、どのようにすれば浮上に繋げられるのか、メソッドみたいなものを編み出したいと思い、自分の感覚に注目していた。
ローな心理状態を抱える中で一番つらいと感じたのは、ものごとに対する好奇心が薄れること。好奇心が薄れると、行動範囲と思考範囲が狭くなる。どこにも行きたくない(行く目的がない)、誰とも話したくない(話したいトピックスがない)。そうなると「心の引火」みたいなのがないあまり、噛みふるしたガムみたいな、ぼんやりとした感覚にじわじわと浸される。それってつらい。情熱を持てるもの好きなものがあるって、心を浮上させてくれるキーファクターなんだと改めて実感した。
ローな気分を和らげるのに効果的だったものごと:
•きちんとした生活。自分が作ったご飯を食べて、ちゃんと寝ること。
•朝、ウェルネス系のポッドキャストを聴きながらランニング
•映画館で映画を観る
•私にとってのミューズの作品に触れる
•好きなデザイナーの路面店に足を運ぶ
•絵を描いたり、普段しないことをする
•挑戦的な服を買い、着こなしを検証する
中でも一番効果的だと感じたのはミューズの作品に触れること。そのミューズとは作家だったり、デザイナーだったり、脚本家だったり、女優だったりする。個性的で逞しくてずんずんと自分の道を進みながらも、おかしな習慣を持っていたり風変わりで不器用なところがある人にとても惹かれるところが私にはあり、そんな人たちのことを調べては人物像を膨らませていき、ミューズ化させるのが好きだ。でも、今回わかったがすごくローな時はその人たちへの興味や熱も、色褪せてしまうことを知った。
だから対策としては、たくさんのミューズを持つこと。ミューズを思い出しては、その人の考え方だったり想いを引っ張り出して心に反映できるようにしておくこと。
逆にローな気分を悪化させるものごと:
・深酒(翌日何故かとても落ち込む)、焼酎かビールにプラスしてワインを5杯以上飲んだら要注意
・飲みに行った後の過食とその罪悪感
・自分の家じゃないところで寝泊まりすること
・話が合わない人と飲みに行くこと
・(正月に増加した)体重がなかなか減らないこと
・自分のアイデンティティに関わることで、否定的なことを言われること
・ルーティンが崩れること
自分の心を均衡が保たれた状態にしておくのはむずかしい。
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