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グルテンフリーの薬菓ができるまで。


さて、今回は前回の記事でもお話しした、グルテンフリー薬菓ができるまでのエピソードを綴っていきたいと思います。

私と薬菓との出会いは、昨年に仕事関係で韓国の方からお土産をいただいたのが始まりでした。

薬菓を持った時の重量感と蜜がたっぷりかかった見た目に、最初は食べることに抵抗があり、実は暫く食べるのを放置していたのですが。

食べてみると、ミスドのオールドファッションをクッキーにしたかのような味と食感に魅了され、両親にあげていた分を自分の分にしてしまったぐらい、薬菓の虜になりました。

ただ、その時から薬菓にハマっていたわけではなく、先月釜山に行った際に再び薬菓を口にしたことで、私の中で空前の薬菓ブームがやってきたのです、、!

昔からお菓子を作ることが大好きで、最近はグルテンフリーのお菓子を自分のオリジナルレシピで作ることにハマっています。

グルテンフリーで作る際には、単純に米粉とアーモンドプードル、ココナッツミルクパウダーで小麦粉を代用して作っていて、その要領で焼き菓子を作れば大抵は成功していたのですが、薬菓だけは別で。。。

初めて作った時、見事に油の中で生地が分離しました。笑

揚げ物をした時に、あんなに綺麗に生地が溶けることがあるんだな〜と感心してしまうほどです。

そしてそこから、怒涛の薬菓作りがスタートしたのでした。🤣

薬菓のあの外側カリッと中もっちり食感は、グルテンがあるからこそ生み出されるものなんだなと改めて実感。

片栗粉や葛粉、だんご粉、コーンスターチ等々、グルテンの代わりになりそうな材料を手当たり次第試しました。

また、粉・水分・油の割合が非常に重要だということも分かり、どの配合が1番ベストなのかを見つけるのもひと苦労で…。

多分1〜2週間は薬菓づくりに尋常じゃないほどの情熱を傾けていたと思います。

何故こんなにも薬菓作りに燃えているのか、
正直自分が1番びっくりしています。笑

朝起きた瞬間にレシピが浮かび、起きてすぐに薬菓を作るなんてこともありました😂

多分かれこれ10回くらい試作をしたのではないでしょうか。

その甲斐あって、やーっと納得のいく生地の配合を見つけることができました、、!

きな粉、抹茶、胡麻、黒豆とみたらしをトッピングしてみました。


薬菓作りも慣れたもので、今では薬菓のアレンジレシピを考えたりしています。

このままいけば、薬菓職人になるのも夢じゃないですね☺️w

安定して薬菓が作れるようになってから、色々な人に味見をしてもらっています。

その中でとても嬉しかったエピソードがあるのでシェアさせて下さい。

私には行きつけのスタバがあり、そこに仲良くしていただいてる大好きな店員さんがいるのですが、たまにその方に手作りのお菓子を渡したりしています。

ある時釜山のお土産に薬菓を渡した時に、たまたますぐそばに韓国人のスタッフの方がいて、後日その方を紹介してくださって、不思議な繋がりで仲良くなることができたのですが。

その翌週、納得のいく薬菓ができたので大好きな店員さんに渡そうと思っていたのですが、その日はシフトが入っていなくて渡せず。

でも韓国人のスタッフの方がいらっしゃったので、食べてほしいなという気持ちが強く出てきたので、思い切って渡してみました。

自分の予想に反してすごく喜んでくれ、とても心がほっこりしたのを覚えています。

そして後日その方から、「本場より美味しかったです!!」と泣けるほど嬉しい感想もいただき、手書きのメッセージまで頂いちゃいました。

素敵なメッセージと、大好きな店員さんからは手作りのシフォンケーキをいただき、心が温かくなりました。


大好きな店員さんから伺ったのですが、韓国人のスタッフの方は最近入ったばかりらしく、研修期間で大変な時期に私から薬菓をもらったので、嬉しくて泣きそうだったと話していたそうです。

(こちらの方こそ嬉しくて泣きそうです…。)

ただただ楽しくて夢中で作っていた薬菓ですが、もしかしたらそれ以上の何かを色々な人に届けているのかもしれないな〜と、ふと思いました。

これからも、色々な人の喜びに繋がるようなお菓子や音楽やアクセサリーや、自分の喜びにも繋がる活動をどんどんしていきたいなと改めて思いました。

それもきっと、自然な流れで導かれていきますね :-)

それではまた。

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