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双子の授乳Vol.3<双子同時授乳の方法は?>(双子子育てストーリーNo.13)

双子への授乳について、必ず一度はされるアドバイス

「ふたりの授乳タイミングを合わせましょう。その方がリズムがそろって楽だから。」

まずはトライしてみましょう!具体的な方法をお伝えします。

でも2人の別の人間。授乳タイミングを揃えようとしても揃わない双子もいます。我が子もそうでした。なかなか合わないストレス、1日中授乳ばかりする疲れがたまり、途中から同時授乳は諦めました。同時授乳にこだわらなくてよいですよ、というエピソードもご紹介します。

1.同時授乳の方法

(1)大人2人で授乳
人手がないから同時ミルクしたいんですよ!と言われてしまいそうですね。でも大人が2人以上いるときはぜひ1人ずつあげてください。その方が早いし、お母さんも圧倒的に精神的にラクです。

1人が泣きわめくと同時授乳しようにも落ち着かせられなくなるし、そうこうしているうちにもう1人も泣き出して2人の大合唱が始まる。飲ませたいけど飲ませられない、という無限ループにはいってしまうとお母さんも辛いですから。

そしてミルク後のげっぷ対応も1人ではつらいです。頻回の吐き戻し、足りないと言っては泣く、そんなことばかりなのでこれを1人で乗り切るのは非常に大変です。

(2)寝かせたままハンドタオルまたはバスタオルを丸めて哺乳瓶を差す
人手がないときは、いわゆるセルフミルクをやってもらいました。
逆流やむせるのを予防するため、頭の下に折りたたんだタオルか薄手の枕を入れてあげるとよいでしょう。我が子はこんな感じでした。

でもこれも2人が機嫌よくミルク飲み始めてくれた時にしかうまくいきませんでしたね。

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4ヶ月を過ぎると授乳中に首をガンガン左右に振り哺乳瓶が外れてしまうことが増えました。その場合は、ミルク代行屋さんの導入をおススメします。

(3)バウンサーやハイローチェアに乗せてタオルを丸めて哺乳瓶を差す
首は座らずとも赤ちゃんが少し成長してバウンサーやハイローチェアに座るのに慣れてきたらこれも可能です。哺乳瓶の添え方は(2)と同じ要領です。

(3)1人は母乳、もう1人はミルク
母乳育児で1回の授乳が母乳だけで完結する人におすすめです。母乳の後にミルクをあげると授乳時間が長くなるので。そして、母乳を自立して飲める赤ちゃんならばできる方法ですね。吸う力が弱い子は母親の手で加えさせてあげたり、少しおっぱいを絞って飲ませてあげる必要があるので、少し難しいかもしれません。

(4)同時に母乳
母乳がたくさん出る方、赤ちゃんを両手で抱き上げ、支えられる方はお試しください。我が子はとても小さく首が座るにも時間がかかったので怖くてできず自宅ではやりませんでした。産院で何度か練習したとき、左右両方で一生懸命に吸い付こうとする姿は本当に愛くるしかったですよ。もし状況が許せば私ももっと長くやりたかったスタイルです。

2.無理ならば、同時授乳は諦める!!

これまで双子同時授乳の方法をお伝えしてきました。

しかし、私は結局できませんでした。

産後に行政主催の双子の集まりに参加した時、同時授乳できません、もしくはしませんというお母さんが複数人いたことに驚きました。

なぜなら産前は「同時授乳を目指しましょう!」「同時授乳ならば楽になる!」と、色々な人やウェブから聞かされていたからです。

同時授乳しない・できない理由としては、こんなものがあります。

・2人の大きさが違うので、ミルクを欲しがるタイミングが違う
・飲み込む力が十分ではなくよくむせたり吐き戻すのでセルフミルクをさせづらい
・そもそもセルフミルクを嫌がり泣く

我が子は1つ目と2つ目が当てはまります。2人の大きさが常に600~800g違ったので、同じタイミングで授乳しても飲む量も違う、次の回のタイミングも合いませんでした。合わせよう合わせようとして、私が疲れてしまうほど。そこで思い切って「同時授乳はしない、それぞれのペース、タイミングで飲んでもらおう」と割り切りました。

たしかに生後4か月くらいまでは終日授乳しているような日ばかりでしたが、5か月以降授乳回数が減ってくるとむしろ同時でない方が1人で落ち着いて2人それぞれにミルクをあげることができ、私にも余裕がでてきたほどでした。

同時授乳にこだわらず、柔軟に考え方と方針を変えてみる

のも全く問題ありませんよ。赤ちゃん、お母さん、ご家族の状況踏まえてマイおうちルールを決めていってくださいね。

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