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ハイリスク妊婦と言われてすぐにやったこと(双子妊娠ストーリーNo.9)

ようやくMDツインであることが確定したのもつかの間。
双子妊娠のリスクである切迫早産や妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病に加え、MDツインならではのリスクとして双胎間輸血症候群、一児発育遅延、一児死亡があり、ハイリスク妊婦であると自覚したのでした。でも妊婦側にできることはあまりなく、体質や運によるところが大きいのがつらい。
そんな状況でまずなにより大切なのが、

リラックス&ストレスフリー!

自分が負担と感じていることがあれば少しでも軽減できないか考えて、周りにも相談をしてみましょう。
例えば、働いている人ならば労働時間や電車通勤、仕事内容かもしれませんし、子育て中のママならば家事やお兄ちゃん・お姉ちゃんの育児があるかもしれません。

重要なのは
自分にとって何がストレスか?負担になっているか?
という自分軸での気づきと、前向きな改善です。

私は幸い仕事や家事の負荷は大きくなかったのですが、変わりやすい体調の中、「人との時間の縛りがある約束」が思いのほか緊張とストレスになっていることに気が付きました。お金をもらう仕事もそうではない友人とのおしゃべりさえも辛いときは辛かった。

なので、対面のミーティングやアポイントは極力減らし、オンラインで出席する場合も体調次第ではうまく話せないかもしれないと伝えました。また当時研究の仕事とは別にオンラインヨガインストラクターをやっていて、体調次第ではレッスンがつらい時もありました。生徒さんにレッスンのお断りをするのは辛かったですが、今振り返ってみれば、自分とお腹の子にとってはよい判断だったと思いますし、当面の休止を心よく快諾してくれたのは幸いでした。

こうした周辺環境を整えて、ようやく次に自分の身の回りの準備に取り掛かりました。いつ入院になるかもわからないので早め早めに準備しましたが、一気にすべて済ませたわけではなく、上から順番に少しずつマイペースで進めていきました。

◆入院準備(常設)
不完全でもとりあえず必要なものを小さなキャリーケースに入れました。家族や近くに住む両親にも持ち物場所を伝えました。中身は以下の通り。
・洗面用具(歯磨き粉、歯ブラシ、歯間ブラシ、洗顔フォーム、ブラシ)
・衛生用具(綿棒、毛抜き、爪切り)
・肌ケア用品(愛用のボディクリーム、化粧水・乳液)
・衣類(パジャマ1着、妊婦用レギンス1枚、夫のスウェット上下、長袖Tシャツ3枚、カーディガン1枚、下着3枚、5本指靴下3枚)
・生活用品(バスタオル1枚、フェイスタオル3枚、プラスチックコップ・スプーン・割りばし、ハンガー3本、柑橘系のアロマオイル)
・電化製品(スマホ充電器、有線イヤフォン)
・病院から指示のあった持ち物(底がしっかりしたスリッパ、ペットボトル飲み物500ml×1、非常用ナップサック・軍手・ハンドタオル)

その他、長期入院の暇つぶしと少しでも仕事ができたらとの思いで、
ベッドに装着できるようなタブレットアーム、ワイヤレスイアフォンも買いました。

◆入院準備(通院日の朝に都度準備)
日常的に使うものはキャリーケースに入れられないので、通院日の朝に用意してリビングの机の上にまとめて置いておきました。
・葉酸と鉄のサプリメント
・お守り代わりのウサギのぬいぐるみ

◆入院に必要な書類・限度額認定証
病院からもらった書類を記入しすぐに提出できるようにしました。連帯保証人の署名も必要なため実父にも依頼が必要でした。

また長期の入院に備えて、所属する社会保険から限度額認定証を交付してもらいました。私の場合、妊娠4ヶ月時点で請求しました。有効期限は6か月間なので産後の入院まで十分カバーされる期間でした。これで病院窓口で高額請求に対しても立替の必要がなく安心です。

◆職場や所属の社会保険に提出する産休・出産一時金・育休関連の書類
入院してから書類を取り付けて記入・提出するのは大変なので、育休申請や育休中の社会保険負担免除の申請書をもらい、書けるところは記入。提出するのは家族になるかもしれないので書類の場所は忘れずに伝えました。

◆自宅の片づけ
洋服、生活用品、書類、書籍などの自分のものに加え、台所の引き出し、冷蔵庫、洗面所の下、玄関となりの収納棚などこれまであまり掃除してこなかった場所を一つ一つ点検するように片付けていきました。
さらに実家にもまだ書類や本が山積みだったので片付けました。

妊娠は思いのほか断捨離や片付けによい機会です。けれどもそれが疲れやストレスになってはいけません。大切なのは、あくまでリラックス&ノーストレスです!マイペースでできるところまでやりましょう。入院・出産までにすべて終わらなくても大丈夫です。

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