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「ポイントはA41枚にまとめてください」と思わず言ってしまった赤ちゃん訪問(双子子育てストーリーNo.7)

出産をすると行政の保健師さんや助産師さんが自宅を訪問する「こんにちは赤ちゃん訪問」を受けることになります。生後3~4ヶ月目までをめどに赤ちゃんが生まれた全家庭を訪問することになっています。

やることはこんな感じです
・赤ちゃんの身長・体重測定
・母子手帳を見て妊娠、出産の経過を確認
・お母さんと話し、心身の健康や子育て環境に困難や問題がないか確認する
・お母さんからの疑問や質問に答える
・お母さんの話し相手になる

赤ちゃん訪問の意義はわかっていたし、訪問してもらえてありがたいとおもいます。そして担当保健師さんは気さくで面倒見もよくて素敵な方でした。でも正直な感想は、

産後かつ不慣れな子育て中でボロボロの双子ママには辛かった…

です。

辛かったことの1つ目は時間。
隙間時間があれば寝ていたい産後に、合計2時間かかりました。双子なので計測も2倍、母子手帳の内容の転記も2倍、赤ちゃんの様子についての質問も2倍なのでそれを1人の保健師さんがやるため単純に時間が2倍かかる。時間を短くできるように作業手順を効率よくしたり、できれば2人訪問したりするなどしてもらえるとありがたかったです。そもそも所要時間をはじめに教えていただきたかったです。私も聞けばよかったですね。

2つ目、ゆっくり質問をしたり話を聞いてもらうことは全くできない。
2時間の間に、赤ちゃんはお腹空いた、オムツ替えてと泣きだしてしまう。2人いればその要望も2倍。それに応じていたら聞きたいことがあっても話すことなんてできません。私は家族にも同席してもらいましたが赤ちゃんのお世話とご機嫌をとることでみんな精一杯でした。

3つ目、初めましての方と打ち解けて話すのは難しい。
遠慮や心理的な距離感のため正直な気持ちを吐露したり質問するのは簡単ではありません。しかも赤ちゃんが泣いていてお母さんの気があかちゃんに向くので、早くその場を切り上げたい心理になりますし、質問を忘れてしまうこともあります。長時間かけて1回で済ますのではなく、1回あたり20~30分の訪問、電話、チャットなどでこまめに連絡してもらった方がお母さんが話も落ち着いて質問ができます。

4つ目、紙の資料が多すぎた。
ようやくもうすぐ終わるというときに保健師さんが取り出したのが、大量の資料や冊子の束!子どもの発達に関する資料、行政サービスの案内、栄養や離乳食に関する資料などなど。しかも後で読んでおいてくださいとおっしゃる。文字を読む時間はおろか、寝る時間もない私が一体いつ読めるのかと絶望的な気持ちになり、思わず

重要なポイントはA4用紙1枚にまとめてください

と言ってしまったのでした。

お帰りになったあと、案の定子どもは大泣き。お世話をして落ち着かせるのにまた一仕事でぐったり疲れてしまいました。


この記事をお読みになった行政の保健師、助産師さん、もしお気を悪くしたらごめんなさい。これはあくまで一例にすぎず、人によって対応の仕方も違うでしょうし、多くの双子ママが訪問をありがたいと思っていることでしょう。でもこんな風に結構負担に感じる双子ママもいるんですよ、というのを頭のどこかにとどめておいていただけると将来の双子ママにとってもっとありがたいサービスになるのではないか、そんな思いであえて書かせていただきました。

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