見出し画像

帝王切開、産後2日目のカラダ(双子妊娠ストーリーNo.32)

帝王切開翌日は人生最悪と言えるほどま満身創痍で思い出したくないほどつらい1日を過ごしました。少しずつ動けるようになってきた2日目はどんな様子だったのでしょうか。

●立ち上がるたびに悶絶
トイレ、ベッドなどから立ち上がるのは痛みと傷のつっぱりでとても時間がかかりました。痛すぎて一人悶絶。でも一度動き始めてしまうと楽だったし、子宮の回復のためにも無理ない程度に体を動かした方がよいとのことだったのでヨロヨロしながら病棟を歩いていました。

初めてNICUにいる子どもに会いに行きました。別の階だったので車いすに乗せてもらえるだろうとナースステーションに行くと、「あ、ご自身で歩いて行ってください。お気をつけて!」と元気に言われてしまいました。産前はいつも車いすで安静第一だったのに出産した途端ストイックだなー、と思いながら仕方なく歩き始めた私。エレベーターからNICUまでの20mほどの廊下があれほど長く感じられた日はありませんでした。

●全身、特に腕肩背中が筋肉痛
術後は傷の痛みとつっぱりで、立ち上がり直後は90度曲がった状態からカラダをなかなか起こせず、まるで腰が完全に曲がったおばあさんのような様子になります。なんとか点滴台を支えにしながら体を起こし、60度くらい曲げた状態でソロソロと前かがみで歩きます。点滴台に必死にしがみつきながら前のめりに歩く姿勢や痛みのせいで体全体がこわばり、私は特に腕・肩・背中が激しい筋肉痛に襲われました。

●ガスが出づらい

手術の影響でおならが出づらくなります。出てきそうな感覚はあるのに、最後の最後でシューンと消えてしまうような不思議な体験でした。ガスが出ないとお腹もだんだん苦しくなります。このころ、ドクターは顔を合わすたびに「ガス出ましたか?」と聞いてきます。腸の異常がでていないか確認するようなのですが、人から「ガス出ましたか?」なんて聞かれることは普段ないのでなんだか笑えました。あまりに辛いときは腸の働きを助ける薬をもらいました。

●昼夜問わず3時間ごとに乳を搾る
母乳の分泌を促すために昼夜問わず3時間ごとに搾乳し、NICUに届けてもららうことになっていました。0時、3時の搾乳はまさに苦行。タイマーをセットするも起きられないこともありました。夜勤の助産師さんが「時間ですよー」と起こしにくるのですがそれでも起きられず寝ていると、「時間過ぎてますよー」と粘り強くやってきて仕方なく乳を搾る。1回の搾乳は20~30分。慣れない搾乳で、しかも初期は分泌量も多くなく必死に絞りだしていたので首肩背中が1日で凝ってしまって本当に辛い!

●全身のむくみ
手術と出産の影響で体内循環が変わり、全身がむくみました。助産師さんに指摘されるほど顔もパンパンで別人のよう、手や足もまるで赤ちゃんのようにむっちりとしていました。むくみのせいか全身のだるさも数日続きました。不要な水分を排泄するためにもお小水を出すことと言われたので意識して水をとるようにしていました。

産後2日目。まだまだ辛かったですね。でもいつかはよくなると信じて耐えていました。子どもと対面できたのはとってもうれしかったです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?