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人格崩壊?!妊娠初期の変化(双子妊娠ストーリーNo.3)

妊娠2ヶ月目、私は完全に別人格になったのでした。経験したことない変化に戸惑いつつ、変化を受け止めて流れに身を任せることの大切さを学びました。今日は頑張り屋の新米妊婦さんに送るメッセージ。

◆ジャンクフード大好き人間へ!!

薄味、野菜・大豆・海藻多めの食事、食べ過ぎることはほぼない、という健康優良児のような食習慣を送っていた私の生活が一変。とにかく糖質や脂質たっぷりのジャンクフードが食べたくて仕方ない!

チーズたっぷりのピザ、カレーパン、ラーメン、つけ麺、石焼ビビンパ、ナポリタンや明太子パスタ、焼き肉、ポテトチップス、お寿司…と挙げればきりがない。

しかも食べたいものが頭に思い浮かぶとすぐに食べないと気が済まない。朝起きた瞬間につけ麺が食べたくてどーしようもなくなり、11時の開店と同時につけ麺を食べに行くなんていう日もあり。つけ麺なんて3年以上ぶりだったな。

運動部の男子高校生並みの食欲で、気持ちの赴くままに食べる毎日。当時は自転車も乗り回していたので、わざわざ隣駅の韓国料理店まで行って石焼ビビンパを食べるなど、頭の中は食べ物のことばかり。これまで好きだった甘い物はあまりほしいと思わずとにかく

ボリューム! 糖質!! 脂質!!!

の毎日。
それでも食べている割に体重は増えなかったのは、妊娠により体質が変わったのか、それとも次に続く衝撃エピソードのためか。その時は知る由もないのでした。

◆眠気、無気力、集中力の低下…

もう1つ私を悩ませたのが、極度の眠気、集中力の低下、無気力。在宅勤務中心とはいえ仕事をしていたのでこれには結構参ってしまいました。

7時間くらい寝ていてもお昼寝をしないと体がもたない、しかも私の都合とは裏腹に急激に眠くなる。例えば〆切間近の作業のためにPCを開けた瞬間瞼が重くなる、私がメインで話すzoom会議の直前にやってくる睡魔の波。
寝られるときは横になり、状況が許さないときには指や腕をひたすら揉んだり、ペン先を当てて刺激したりして凌いでいました。

2つ目に私が苦労したのは集中力の低下。とにかくさっき読んだものや確認したことが10分と覚えていられない!仕事でミスがないよう、事細かくto doリストを作っていました。例えば、「〇〇さんにメールをする」「△△の資料を10部印刷する」「××はシュレッダーにかける」など。読み返すとこんなことまでと驚くような項目もありますが、とにかく覚えていられなかった。

最後にとても不思議だったのが、完全無気力、特に自分から何かをしたいと全く思えなくなったこと。もともと楽しいことを想像したり、仲間と実行したりするのが好きな性格で、頭の中はいつもやりたい事でいっぱいの私が、なーーーんにもやりたくない、という状態に。つくづく不思議に思いながら今はそういう時期なんだと割り切って過ごしました。

◆妊婦は驚きの変化を受け入れよう、周りの人は無理をしないよう伝え、何ができるか聞いてみよう

これまでの人生では経験したことのない、まるで人格が変わってしまったかのような自分の変化。極端な食事の好みの変化に加え、眠気や集中力の低下は仕事や日常生活に支障が出ることもありつらい症状でした。私は終始軽い車酔いのような症状はあったものの悪阻はほぼなく、かつ在宅ワーク中心だったので本当に助かりました。一方、通勤が必要な妊婦さんはどれほど大変なことか!

無事に通勤するだけでも大変なのに、休むことなく、ましてパフォーマンス高く仕事をするなんて絶対無理!

これは私の率直な感想。妊婦さんは、どうかいつもと違う自分、できない自分、迷惑をかけている自分を責めることなく、赤ちゃんに会うために必要なプロセスなんだと受け止めてほしいです。

家族、同僚、友人の女性から妊娠報告を受けた人は、その方がいつもとは全く違う心身の劇的変化を遂げていることを想像し、決して無理しないよう伝えましょう。

特に仕事では、迷惑をかけて申し訳ないと引け目を感じている妊婦さんも多いはず。そんな時は、全く迷惑ではないこと、赤ちゃんが来るという奇跡が素晴らしいものであること、お母さんと赤ちゃんの健康が第一であることを伝え、「妊婦さんが大事にされている」「これでいいんだ」と安心できるような声をかけると頑張り屋妊婦はとても救われます。

そして自分にできることはないか、妊婦さんに尋ねてみたり提案してみたりしてもよいかもしれません。妊婦さんにお願いと言われたら実践しましょう。「守られている」「愛されている」という感覚によって得られる安心感が新米妊婦さんの心の平穏につながるのです。

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