見出し画像

Xデザイン学校ベーシックコース2021 #4ユーザーインタビュー

2021年度Xデザイン学校ベーシックコース第4回目の振り返りです。
チームのみなさんも書かれていますが、今まで点だったものが少しづつ繋がり、ぼんやりと線になってきた感覚があります。
講義以外でも情報交換やディスカッションを行い、気づきや内省がありましたので記録したいと思います。


差分からの気付き

ユーザーインタビューのトレーニングとしてチーム内で半構造化インタビューを行った際に、ハッとしました。
インタビューを掘り下げていく過程で、メンバーの普段の生活の差分が見え、思考が閉じていたことに気づきました。
「私生活で普段付き合いのある友人は同業が多いですか?」「民主主義的な働き方のようですが、やり辛さなどありますか?」と質問していただいたことがきっかけでした。自分では当たり前だと思って生活していても、他の人にとってそれは当たり前ではありません。

今回提案させていただく予定の企業は製造業のため、自分の理解できる範囲の(web業界の)思考だけでは理解できない部分があるのでは?と疑うようになりました。

問いを立てることの重要性

前回、サービスの輪郭が見えてきたきっかけも、なぜこの業界は流行らないのだろうという疑問からの出発がありました。

質的調査は「決めつけないこと」が重要。コミュニケーションで摩擦が起きる時も、実はこの決めつけや理解していて当然という思い込みにより摩擦が生じているのではないかと気づきました。

無意識に除外している可能性

その後、DXやIoTがなかなかうまくいかない企業が多いのも、ハードとソフトを繋ぐ人材がいないことが原因なのでは?とチーム内でもディスカッションが進みました。

特に製造業では特許に競合優位性があるため「特許でできない可能性を無意識に除外していた」とチームメンバーから伺い、<下町ロケット>や<半沢直樹>のドラマの中で特許を持つ中小企業を買収したがっていた理由がやっと理解できるようになりました。

web業界では特許を意識しながら働くことはあまりありません。
インターネットはオープンソースで汎用性のあるネットワークのため、ある種フラットな世界です。
すぐに似たようなサービスが作れ、インターネットだけでは競合優位性が出しにくく、しかも近年はサービスの立ち上げから終わるまでの周期が短くなっています。
アプリ自体もAppleやGoogleというプラットフォームにシステム利用料を支払っていますし、webサービスはともすればボランティアになりがちです。実はオフラインの仕組みで差がつくということを知らないということが分かりました。(何でもアプリを作りたがるのもweb業界のことを知らないから)

私の方も私の方で、とても小さなハードがプラットフォームになっているサービス例を教えていただき、いつも見ていたものが当たり前になりすぎて思考から除外されていたことに気づきました。もう少しハード業界のことを知る必要があると感じています。

お互いを知らない

私たちはチームとして、まだお互いのことで知らないことが多いです。
自己紹介をしたりワークを進めていく中で何となく理解した気になっていたのですが、このチームとしてのアセットを知るためにもう少しここの部分を突っ込んだ方が良いのかもしれないとふと思いました。

第1回~第3回までの振り返り

書けそうであれば別途書きたいですが、特に第1回目は何も分からなかったです。オリエンテーションでも企業の方から聞きたい話が出てこなかった印象でしたし、GWの課題も結局分からないままでした。

デザイナー視点で見た時に製品の規格(UI)がどこも同じようなサイズ感/パッケージだったくらい。これさえどこかで繋がっていくのかもしれませんが、今はまだぼんやりしています。

最後に

講義だけでなく、受講生の相談や雑談からも得られるものが多く、今回ベーシックコースに参加して良かったと感じました。

プレゼンまでに本当にビジネスモデルが完成するのか。見えていない所も多いですが、講義を振り返りながら改めて考えていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?