剣盾環境におけるオコリザルの可能性を探る
この記事は「種族統一アドベントカレンダー2020」22日目の記事です。
もしも「種族統一とはなんぞや」という人がここを読んでいるなら、まずは下記の4日目/5日目/12日目あたりを先に読むことをオススメします。
いやあ無事に公開に至ることができて感無量でございますよ……!
ただしこの文章自体は執筆完了前に書かれているため、ホントウに無事に公開できたのかはわかりません。未来の自分を信じろ
1.はじめに
この記事は、オコリザルが行えることを書き出すことによって、オコリザルによる種族統一パーティの可能性を探ることが目的の記事である。
また、それにより「オコリザル統一の可能性」を知らしめることができれば幸いである。
はじめに、オコリザルの概略を記す。
◆世代ごとの変遷
オコリザルは第1世代、すなわちポケモン赤・緑の発売とともに登場した、ぜんこくずかんNo.57のぶたざるポケモンである。
赤バージョンにのみ登場し、同じくぶたざるポケモンのマンキーからLv.28で進化する。
本編中には出てこない逸話ながら、「モンスターボールの発明」に大きく関わったポケモンとしても一部では有名である。
詳細はこの記事では割愛するが、気になる方は「ニシノモリ教授 オコリザル」あたりでの検索をオススメする。(これは余談だが、近年のゲームにおいては野生のポケモンが倒れた際に小さくなる描写があるため、ある意味ニシノモリ教授とオコリザルの逸話はゲーム中にも反映されている……といえる可能性はある)
対戦においては、初代こそかくとうタイプそのものの不遇があったものの、第2世代にて貴重な一致ウェポンである「クロスチョップ」を習得し火力が向上。
またこのわざは、クリスタルバージョンで複数のポケモンのタマゴわざとなるまでは、ワンリキー系統とマンキー系統のみが使えた準専用技でもある。
第3世代では努力値システムの変更に伴い耐久と特殊技威力の低下こそあったものの、こんにちまで優秀な特性であり続ける「やるき」を手に入れ、また特殊技ラインナップとして「オーバーヒート」を習得。
かくとうタイプとしてはこの世代でも引き続き「いわなだれ」をタマゴわざで習得できるメリットもあり(同期のワンリキーは第2世代では遺伝できなかった)、また他のかくとうタイプ共々わざマシンにより「じしん」を手に入れるなど、一線級とまでは行かないものの決して不遇な立場ではなかった。
第4世代はオコリザルの全盛期といえ、ダイヤモンド・パール(以下DP)、プラチナ(以下Pt)、ハートゴールド・ソウルシルバー(以下HGSS)の各段階でそれぞれ何かしらの強化の恩恵にあやかっている。
DPでは「れいとうパンチ+かみなりパンチ+ほのおのパンチ」、いわゆる三色パンチの物理化や「きあいのタスキ」の獲得、そして高速紙耐久のかくとうポケモンの代名詞と化した「インファイト」の登場と獲得が挙げられる。
Ptでは「ダストシュート」「げきりん」「タネばくだん」といった脇を固める優秀なサブウェポンの習得に始まり、先述のタスキとの相性の良い「がむしゃら」に加え、更に念願の先制技である「しんくうは」を獲得し、オコリザルというポケモンの運用における可能性を極めて大きく広げたといえる。
HGSSでは「なりきり」「アンコール」などを習得。前者は元々の特性が優秀なオコリザルにとっては有用に働く場面はさほど多くないが、後者の習得はとても大きく、元々覚えていた「ちょうはつ」(とその低い耐久)との組み合わせにより、相手の補助技に対する牽制手段を増やすこととなった。
しかし、第5世代からは少しずつ暗雲が垂れ込めることとなる。
ブラック・ホワイト(以下BW)における教えわざ不在の状況はまだ、のちに恒例となる「マイナーチェンジで教えわざが復活する」という風潮の先例だっただけなのでともかく、そのブラック2・ホワイト2(以下B2W2)にて復活した教えわざの中になんと「しんくうは」がないのである。(といっても、まだ当時はいわゆる産地マークの概念がなかったため、せいぜい「育成が面倒」程度の話ではあったが)
代わりに新たに手に入れたわざの中で有用なものは「いのちがけ」程度であり、その他の新規習得技については既に使えるわざの相互互換程度に留まるわざばかりであった。
第5世代におけるオコリザルの貴重な躍進要素は、隠れ特性の「まけんき」獲得であろう。
こちらもやるきに勝るとも劣らない……どころかやるき以上にこちらを積極的に採用すらできる優秀な特性であり、のちのオコリザルのスタンダードとなっていくこととなる。
第6世代ではオコリザルにとって、またオコリザルのみならず非常に多くのかくとうタイプ(+むしタイプ+くさタイプ)におけるの冬の時代が到来したことはわざわざここに記すこともないだろう。
ことオコリザルにとっては
・かくとうタイプの天敵「フェアリータイプ」の登場
・産地マーク実装により、公式大会などでしんくうはを本格的に没収される
・「かみなり」「オーバーヒート」の威力低下により、とくこうの低さを誤魔化しきれなくなる
・新たに手に入れた有用そうなわざは実質「グロウパンチ」「つじぎり」のみと言っていいが、どちらもオコリザルではさほど活きない
……等々、矢継ぎ早に弱体化要素が相次ぎ、冬の時代どころか厳冬極まって氷河期とすら言える事態に。
また、この世代は(ワタシが日頃より「マイナー(ポケモン)との格差激化」「失敗だった」「不公平」などと主張してはばからない)メガシンカの実装や、一部のポケモンに行われた種族値の上方修正などがあったりしたものの、オコリザルにはそのどちらも与えられることはなかった……という点においては「相対的な弱体化」があったと言えなくもない。
第7世代においては、サン・ムーン(以下SM)では「おいうち」「つけあがる」「じだんだ」を、ウルトラサン・ウルトラムーン(以下USUM)では「じごくづき」を新たに習得。
使い所の怪しいおいうちはともかく、その他のわざについてはいくつかの有用なコンボが考えられるため一考の余地がある。中には種族統一でも使いやすいコンボもあるため、それについては後述する。
また、対戦以外の要素ながらマンキーの出現がストーリーの序盤であり、「早めに入手できるかくとうタイプ」という、旅に連れ回しやすい立ち位置を久々に手に入れた。
対戦以外の要素は他にも、伝説・準伝説などのポケモンを厳しく厳選しようとする人(「めざめるパワー」の厳選など)にとって、クリア後に捕まえられる高レベルの野生オコリザルが「入手しやすいいのちがけ要員」としての役割を得たりもしている。
他にも、初代出身のポケモンであるがゆえLet's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ(以下ピカブイ)でも入手できることや、Original Stitchのポケモンシャツの展開にはじめからラインナップされていることなど、「初代のポケモンであるゆえの恩恵」というものも少なくないポケモンである。
◆種族値・とくせい・わざ
種族値は65-105-60-60-70-95の合計455であり、数字のみの比較においては一線級のポケモンと比べてどうしても劣る部分が目立つ。
またこの素早さ種族値95という数値が頭を抱える部分でもあり、そこそこ数のいる100族に追いつけない点をいかに補うか、というのは一つの着眼点といえる。
A105はオコリザルの種族値の中ではギリギリ高いと言えそうなところであり、Aに特化すれば一致インファイトの火力指数(AorC実数値×タイプ一致込み威力)は30,690となり、ようきエースバーンのかえんボール(30,240)より少し高い程度の火力が出せることになる。(むしろAの補正なしでそれだけの火力が出せるあの兎がどうかしているのでは……)
特攻については正直高くはなく、特化しても無補正無振りVのAにギリギリ数値が及ばない(無補正無振りVのAは125、補正有252振りのCは123)。
とはいえわざの威力が幸いし、ほのおわざ・でんきわざについてはどちらも特殊技のほうが火力指数自体は上であり(A/C特化時。ほのおのパンチ・かみなりパンチ・オーバーヒート・かみなりで計算)、また何より「オコリザルといえば物理技」というイメージの裏をかくことができる点はやはり無視できないため、こと種族統一というフォーマットにおいては重要なステータスと言える。
またオコリザル唯一の先制技である「しんくうは」は特殊技のため、Cに多く割いているオコリザルのしんくうははそれなりの威力が出せる……かもしれない。
耐久面は正直心もとなく、人によっては充分に「紙」と呼ばれてしまう程度にしかない。
オコリザルの最もポピュラーな型といえるようきH4 A252 S252振りの場合、
👊物理方面
・持ち物なしA252いじっぱりガブリアスの「じしん」……確定1発
(A実数値200・威力150のわざが耐えられない)※厳密にはA実数値199くらいから確定1発)
・持ち物なしA252いじっぱりオコリザルの「インファイト」……確定1発
(A実数値172・威力180のわざが耐えられない)※厳密にはA実数値166くらいから確定1発)
・持ち物なしA無補正無振りガントルの「だいばくはつ」……確定1発
(A実数値125のだいばくはつを耐えられない)※厳密にはA実数値120くらいから確定1発)
⭐特殊方面
・持ち物なしC252ひかえめシャンデラの「だいもんじ」……確定1発
(C実数値216・威力165のわざを耐えられない)※厳密にはC実数値203くらいから確定1発)
・持ち物なしC252ひかえめジュカインの「リーフストーム」……確定1発
(C実数値172・威力195のわざを耐えられない)※ぴったり確定1発
・持ち物なし・特性考慮なしC252ひかえめコイルの「てっていこうせん」……確定1発
(C実数値161・威力210のわざを耐えられない)※厳密にはC実数値160くらいから確定1発
……といった有様である。
勘の良い読者ならお気付きだろうが、概ね物理方面は火力指数30,000程度から、特殊方面は火力指数33,500程度から一撃で倒されてしまう。
耐久調整を施す場合はここを念頭に置いておくと分かりやすいだろう。もちろん「やられる前にやる」を徹底するオコリザル本来のスタイルを貫くのも手ではある。
特性は「やるき」「いかりのつぼ」と隠れ特性「まけんき」の3種類あり、第5世代に発生した仕様変更によってシングルでの活用には限界のあるいかりのつぼ以外は優秀な二択を持つ。
とはいえ、3種類の特性はすべて能動的に発動させられる特性ではないため、ほぼ好みでよい。
使えるわざについては、かくとう単タイプの持つレパートリーとしては多岐にわたり、主にPt教えわざにて非常に大きく広がった技範囲はオコリザルにとっての一つのメリットであり生命線でもある。
しかし組み合わせ次第では他のポケモンでも可能な場合もあるため、オコリザルの運用においてはそれら選択肢を豊富に持つこと自体が肝要である。
とりわけ「インファイト(一致)」「ダストシュート」「れいとうパンチ+かみなりパンチ+ほのおのパンチ」「とんぼがえり」「いのちがけ」「オーバーヒート」「かみなり」「アンコール」「ちょうはつ」
……等々といったわざラインナップを同時に選択肢に持つポケモンは他にいないため、特性との組み合わせも含めた複合的な考察を要求されるポケモンといえよう。
単体で見れば他のポケモンでも行える型(ないしはその下位互換)であっても、それらのパターンを多く持ち合わせる……という点は種族統一において強みと言えるのではないだろうか。
節の最後に、オコリザルが現在使うことができるわざのうち、有用なものを抜粋した一覧を添えておく。
2.剣盾におけるオコリザル周辺の変更点
以降、種族値や個体値の略称などは広く使われる表現(HABCDS、Vなど)に準拠する。
◆特性
ソード・シールド(以下剣盾)で増えた新たなまけんき所持者としてタイレーツ、タチフサグマ、サンダー(ガラルのすがた)が挙げられる。
タチフサグマ以外はオコリザルと同じかくとうタイプだが、少なくとも技範囲や素早さの面でタイレーツとの差別化は容易といえる。(あちらはあちらで優秀な専用技も持つ)
サンダー(ガラルのすがた)については、技範囲と岩タイプへの優位性の点で強引に区別がつけられなくはないが、やはりやや苦し紛れなところは否めない。ここでやるきの選択肢を採れる点はやはり強みであり、あくびやキノコのほうしなどに強気に出られる点は大事にしたい。
タチフサグマとの差別化については、「耐久面の種族値において上回るが、火力はやや控えめで4倍弱点もあるタチフサグマ」「火力はやや上回るが耐久が紙のオコリザル」という大別ができ、わざのラインナップについても両者それぞれに特色があるため大きく気にすることはないだろう。
そもそもタイプが大きく異なるため、その点でも役割対象などで競合するとは考えにくい。
やるきの所持者はバリヤード(ガラルのすがた)以外に増えておらず(バリコオルに進化するとやるき→ちどりあしに変化する)、その他のねむり無効特性もマホイップ(スイートベール)が増えたのみであり、これらのポケモンとは何から何まで違うため特に差別化を意識する要素はないだろう。
いかりのつぼについては、タイプの違いによる弱点の差異こそあれど、そもそもオコリザルというポケモンが「いかりのつぼ」を持つ最終進化形ポケモンの中でもっとも耐久面の種族値が低いため活かしづらく、シングルバトルにおいて能動的に使うには問題が山積しているため解説は割愛する。
これは余談だが、第4世代までは「みがわり」を出した状態で急所に当たった場合も発動したため、かつては「みがわり+好みのピンチベリー+いかりのつぼ」というコンボが存在していた。
しかし、第5世代にて「やまあらし」「こおりのいぶき」といった「必ず急所に当たるわざ」が実装されてしまったため、おそらくそれらとのお手軽コンボを防ぐ理由でこのような仕様変更に至ったものと推測される。)
◆わざ
剣盾においては、第4世代より通例となりつつある「マイナーチェンジでの教えわざ復活」を経ずいきなり多くのわざマシン・わざレコードにかつての教えわざが多数収録されているため、毎作のように頭を悩ませた「最新世代始動直後は特定のわざが過去作でしか覚えられない」という点はある程度払拭されている。
オコリザルも例に違わず、「タネばくだん」や「アイアンテール」、また上述した「ダストシュート」などの多くの「元教えわざ」のわざレコード化によって、わざレパートリーというオコリザルの魅力の一つは最新環境のみでもある程度保たれている。
また、かつて過去作でのみ覚えられた「メガトンキック」「のしかかり」などの復活は大きいといえ、また戦績を争うような対戦ではあまり用はないものの「ネコにこばん」「ゆびをふる」などの復活も嬉しいところである。
しかし当然ながら、最新環境のみでは覚えられないままのわざもいくつか存在する。
各世代でほぼ覚えられるものの剣盾では現状習得手段のないわざとして「がむしゃら」「うらみ」などが、剣盾からわざそのものが削除されたわざとして「おいうち」「めざめるパワー」などが挙げられる。
余談ながら、これは対戦にはほぼ影響しないが、ピカチュウバージョン以降の全ての世代で進化と同時に覚える、代名詞ともいえる「いかり」もまたわざごと削除の憂き目にあっている。
また、もともと過去世代でのみ習得できる「しんくうは」「じこあんじ」などは継続して習得不可能となっている。
総じてそこまで大きな没収はなく、またリピートボール級などの「過去作限定技も使用できる環境」であれば、オコリザルの多彩なわざレパートリーは最新世代のみでもある程度保たれているといえる。
◆道具
オコリザルにとっての三種の神器といえる「きあいのタスキ」「こだわりスカーフ」「こだわりハチマキ」は相変わらず健在であり、剣盾環境においても引き続き有用に扱うことができる。
剣盾から登場した新要素「ダイマックス」と、オコリザルの特性「まけんき」が好相性であり、総じてダイマックスとの相性が良い「じゃくてんほけん」「いのちのたま」などは相乗効果を期待できるといって差し支えないだろう。
第7世代より登場した「ビビリだま」もまたまけんきとの相性がよく、この道具を持った状態でうまくいかくを誘えた場合、擬似的な「りゅうのまい」となり、ややロマン寄りながらハマればとても強力である。
また、第8世代にて新たに登場した「からぶりほけん」を活かす手段として過去作限定技ながら「ばくれつパンチ」を持っているため、こちらもロマンの側面が強いながらもいくつかのコンボが考えられる。
◆戦術面・その他
「とくせいパッチ」の登場により「まけんき」と両立できないわざが存在しなくなったことは特筆に値する。
「やるき」「いかりのつぼ」との両立が出来ないわざはいくつかあり、初代・第2世代でのみ習得できるわざである「とっしん」「じごくぐるま」「ロケットずつき」「のろい」「みきり」がこれに該当する。
また、習得が初代or第2世代・第3世代の2パターンがある過去作限定技についてはどの特性とも両立できるものの、通常特性との両立を目指す場合は第3世代からの輸送が必須となるため、その場合は入手のハードルがやや高くなってしまう。
具体的には「じこあんじ」「ものまね」「まるくなる」「ばくれつパンチ」が該当する。
また、すべてのポケモンが「ダイマックス」をすることができるようになった点はやはり重要である。
心もとない自身の耐久を高められる点は優秀だが、そこまで火力が高いわけでもないオコリザルにとっては相手の耐久が上昇する点は致命的であり、ダイマックス合戦となった場合に殴りきれない、あるいは殴り倒されてしまう懸念は常に存在する。
ここを大きく補ってくれる可能性があるのが「まけんき」であり、安易な「ダイドラグーン」や「ダイアタック」による能力低下を火力へと変換できる点はやはり魅力である。
当然ながら「まけんきである可能性」は相手にバレバレであるため、能力ダウンを嫌った行動を取られて肩透かしになることもあるだろうが、その隙に「ダイスチル」「ダイアース」で耐久を高めることができれば御の字である。
ただし「ダイサイコ」「ダイジェット」あたりには非常に弱いため、それらのわざが予想できる場合は『きあいのタスキで耐える』『「こらえる」や「じこあんじ」を採用する』などといった具体的な対策を複数講じたオコリザルを選出することは必須である。
3.最新版オコリザル統一考察
ここでは大きく
◎対面突破タイプ
◎サポート・撹乱タイプ
◎一発芸・ロマンタイプ
の3系統に分類して紹介する。
上述のとおり、オコリザルの特性は全て能動的な発動ができないため、ほぼ全ての型において特性は好みで選択してよい。
また、努力値振りについても、種族統一同士がぶつかる「リピートボール級」を想定しているため、どこかに狙いを定めた耐久調整を施さずとも252振りで問題ないだろう……という判断により、ここでは基本的に252振りのみとする。
ただし、「みがわり+ピンチベリー」を使用するための4nまたは4n+1調整や、HPに全振りすると偶数(実数値172)になることを避けたHP244振り、いのちのたま所持時のダメージを減らすことができる10n-1調整などは考慮する価値がある。
ちなみにオコリザルはHPの種族値が65であるため、個体値がVの場合の無振りor全振りで自動的に4nとなる。
◎対面突破タイプ
・拘りフルアタ型
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S252 or H252 A252
持ち物:こだわりハチマキorこだわりスカーフ
わざ:
優先度高:インファイト/ダストシュート/とんぼがえり
好みで選択:じしん/ストーンエッジ/アイアンテール/れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/げきりん/じごくづき
優先度低:つばめがえし/タネばくだん
読みの上手い人向け(スカーフ時のみ):アンコール/ちょうはつ
オコリザルの基本のひとつにして、もっともカスタマイズ性の高い型。
どうせ大した小技もなく、耐久も火力もそこそこ程度にしかないことを割り切った、なんの捻りもないこだわりフルアタ型である。
攻撃範囲が広いことを活かし、なるべくなら先発に出すのが理想だろうか。
第7世代までであれば最終盤に繰り出すのも手ではあったが、終盤はダイマックスによる擬似的な積みエースが完成しているパターンも少なくないため、そのポテンシャルを最大限に活かすのであれば先発が望ましい。
・タスキ型
性格:ようき
努力値:A252 S252
持ち物:きあいのタスキ
わざ:
優先度高:カウンター/がむしゃら/しんくうは
好みで選択:インファイト/アンコール/とんぼがえり/任意の物理技
こちらもオコリザルの基本的な型となる、とにかく可能な限り対面の相手をなんとかする型。
相手のすばやさ&攻撃面を読み違えない前提で、カウンターかがむしゃら+しんくうはか、はたまたとんぼがえりによる退場か……などを読む必要がある。
両方の戦略を活かせるとは限らないという想定で、技スペースとの相談でカウンターとがむしゃら+しんくうはとを両採用しないのも手。
その性質上、相手の手の内がある程度見えた中盤以降で繰り出した方が運用しやすいため、設置技を覚えるポケモンには注意を払っておこう。
・強行偵察型
性格:ようき(推奨)orいじっぱり
努力値:H252 S252
持ち物:こだわりスカーフ
わざ:
確定技:いのちがけ
優先度高:アンコール/とんぼがえり
好みで選択:インファイト/いばる/うっぷんばらし
こちらも初手に繰り出したい型。
基本的にはいのちがけで相討ちを狙いたいが、相手のHP種族値には気をつける必要がある。
オコリザルがHP65族のため、同じ65族以下であれば(ゴーストタイプでなければ)問答無用で2on2を強要できる。
相手のHP種族値が97以上の場合は相手がHPに無振りだったとしても絶対に倒せないため選出を控えるか、もしくは耐久に大きく割いたオコリザルと組み合わせる場合のみ、開幕とんぼがえりで様子見を行うことも可能ではある。
そうしてとんぼがえりで再度控えに回った場合は、後の展開次第で強引に繰り出すのも手。
無振りでもそれなりの火力が出せるインファイトで削ったり、補助技などに繰り出したのであればアンコールを撒いて再々度引っ込む……というような運用が考えられる。
参考までに、最速オコリザルにこだわりスカーフを持たせた際のすばやさ実数値は241となり、持ち物なしなら
・最速167族
・相手もスカーフの場合は準速108族
(+当然ながらオコリザルより遅い94族以下の最速)
・相手のすばやさが2段階上昇している場合は最速57族または準速68族
までは抜くことができる。
・こらえる型
性格:ようきorいじっぱり
努力値:A252 S252
持ち物:カムラのみorイバンのみorスターのみ
わざ:
確定技:こらえる/きしかいせい
優先度高:がむしゃら
好みで選択:アクロバット/ダストシュート/じごくづき/つけあがる(スターのみ採用時)
オコリザル最大火力となるきしかいせいをなんとか当てたい型。
戦術そのものは第3世代のものであり、現代では通用しづらい部分もあるにはあるが、とにかくダイマックスの飛び交う第8世代においては「こらえる」に一定の価値が見いだせるため、どちらかといえばその時間稼ぎ性能をメインに考えた際のシナジーとして採用する側面が強い。
イバンのみを採用する場合は、オコリザルが極めて苦手とするダイジェットを被弾した際にいくらすばやさを上げられようが、必ず耐える→イバン発動からの最大威力きしかいせいをお見舞いすることができる……かもしれない。
◎サポート・撹乱タイプ
・後続サポート型
性格:Sが下がらない&Cが下がる性格から好みで選択
特性:まけんき(推奨)
努力値:H252 残りは好みで選択
持ち物:ゴツゴツメットorメンタルハーブorオボンのみ など
わざ:
優先度高:とんぼがえり
好みで選択:のしかかり/がんせきふうじ/ローキック/じならし/いやなおと/ないしょばなし
優先度低:どろぼう/なげつける/うらみ
先発で繰り出し、相手の能力を下げる/のしかかりでまひを狙う(願う)などの行動を取ったのち、とんぼがえりで後続につなげる型。
「すばやさを下げる技持ちを先発に繰り出す」という戦略は種族統一においてはそこそこメジャーとも言えるものであり、この型もそのスタイルに則ったものといえる。
その上で、まけんきによって同系統の型に強い点が特徴であり、また(補助技レパートリーの少なさゆえに)攻撃技による遂行が多くなるため「ちょうはつに強い」というメリットが存在するといえばする。
・耐久型
性格:ずぶといorわんぱくorおだやかorしんちょう
努力値:H252 BorD252
持ち物:たべのこし
わざ:
優先度高:どくどく/ちきゅうなげ
好みで選択:メロメロ/みがわり/まもる/いばる/あなをほる
優先度低:どろかけ/かげぶんしん
種族統一名物「本来向かない戦術を強引に実行する」、そんな型。
それぞれ特化した場合の耐久指数は、防御は21,156、特防は23,048となる。
数値からも分かるようにまるで高くないため、ダイマックス抜きでも高い火力を出せるポケモン相手には出すだけ無駄なことが多いので注意しよう。
すばやさは無補正無振りでも実数値が115あるため、このすばやさからでも上を取れる相手にはいばるやメロメロなどをうまく駆使することで有利に立ち回れる……かもしれない。
・積み型
性格:わんぱくorしんちょうorようき
特性:まけんき(ねむカゴ利用の場合確定)
努力値:H252 BorDorS252
持ち物:たべのこしorオボンのみorカゴのみ
わざ:
確定技:ビルドアップ
優先度高:みがわり/いばる/アンコール/メロメロ/つけあがる
好みで選択:ねむる/ねごと/グロウパンチ/任意の物理技
こちらはビルドアップをなんとか積み、少しでも能力を上げて戦うことを目的とした型。
特化してもあまり耐久が伸びない点は上記の「耐久型」と変わらず、相手を選ぶ点は同じである。
殆どの場合何らかの搦め手によって積む隙を捻出する必要があるが、あるいはすばやさ関係がきちんと把握できる前提ならば「ねむカゴ」戦術も考慮する価値がある。
また、オコリザルは「まけんき」と「つけあがる」を両立できる数少ないポケモンである(ほかはエンペルト系統のみ)。
(Aダウン以外で)まけんきを発動させることができればそれだけでつけあがるの威力が60になり、かつAが2段階アップ=実数値2倍のため手軽に実質威力120でお見舞いすることができる点は魅力。
ここにビルドアップを絡めることができれば……という皮算用は大抵の場合自身の耐久力に打ちひしがれることになるため、「お互いのすばやさの関係」「相手が持つ能力ダウンわざの種類」「相手の出せる火力」などを常に頭に入れておく必要はある。
◎一発芸・ロマンタイプ
・特殊型
性格:ひかえめorおっとりorうっかりや
特性:やるき(ひかえめの場合は確定)
努力値:C252 HorS252
持ち物:いのちのたまorこだわりメガネorくろおび
わざ:
確定技:オーバーヒート/かみなり
優先度高:きあいだま/しんくうは/どろかけ/とんぼがえり
好みで選択:アンコール/ちょうはつ/ゆびをふる/ものまね
こちらもまた「本来向かない戦術を強引に実行する」型であろう。
オーバーヒートやかみなりについては、「オコリザルの特徴」としてある程度認知されてきているような節がある気がしており(主観)、言うほど意表を突くような形にはならないかもしれない。
「種族値」の項でも触れたとおり、Cに特化しても無補正無振りのAより実数値で劣るため、BとDにある程度差がある相手のときや、炎や電気に4倍弱点を持つ相手のときのみ採用を検討できる(カミツルギやペリッパーなど)。
ゆびをふるやものまねはかなりネタの匂いがするが、特殊技が出ても火力が担保できるという点ではこの型に忍ばせるのも興がある……かもしれない。
なお、先述の通りものまねとやるきの両立は第3世代産限定のため、それなりに面倒である個体を特殊型になんてしてしまっていいのかどうかは各人にお任せする。
・急所型
性格:ようき
努力値:S252 HorA252
持ち物:ピントレンズorきあいのタスキorオボンのみ
わざ:
確定技:クロスチョップ
優先度高:ストーンエッジ/つじぎり/きあいだめ/みがわり
好みで選択:任意の物理技
特に急所にまつわる特性を持っているわけではないものの、きあいだめと3つの急所技を扱える点で特徴的なため一考の余地がある型。
ピントレンズ(急所ランク+1)を持たせて急所技(急所ランク+1)の急所ランクを+2にすることで急所率50%に賭けるか、もしくはきあいだめ(急所ランク+2)をなんとか使用することで急所技の急所ランクを+3(=確定急所)にするか、という2パターンが考えられる。
わざ欄にはないものの、きあいだめを使用できた場合は急所率50%、すなわち50%の確率で不利な能力低下を無視できるため、オコリザルが唯一覚える自身の攻撃面能力の低下技であるオーバーヒートを連発できるようになる……かもしれない。(ピントレンズまで持たせれば確定急所にできるが、そこまでしても得られるリターンが大したことないので無理に狙うことはないだろう。)
なおばかぢからは覚えられない。そういうのはアブソルに任せよう。
・からぶりほけん型
性格:いじっぱりorさみしがりorやんちゃ
努力値:A252 HorS252または好みで調整
持ち物:からぶりほけん
わざ:
確定技:ばくれつパンチ
優先度高:アクロバット/じだんだ
好みで選択:アイアンテール/メガトンキック/ストーンエッジ/ダストシュート/かみなり
からぶりほけんを何としてでも活かしたい型。
「ばくれつパンチ+アクロバット+じだんだ」を全て覚えられるポケモンはオコリザル系統以外にはミュウとドーブルしかいない。
ばくれつパンチを当てれば行動回数を増やせる可能性が生まれ、外しても高火力アクロバットと高火力じだんだの2択を取ることができる。
また、ばくれつパンチ以外にも命中率が心もとない大技をいくつか覚えるため、好みでそちらの技を選ぶのも一興。
今回の記事では10種類の型を紹介した。
ここにはまだ書いていない「とつげきチョッキ型」や「じゃくてんほけん型」、ロマン型であれば「いやなおとのどスプレー型」なども考察の余地があるが、今回の記事では時間が足りないためまたの機会とさせていただく。
4.(余談)剣盾ランクバトルでのオコリザル
最新のガチ環境におけるオコリザルが生きる道筋を見つける。
(筆者がシングル専門であるため、いかりのつぼのロマンやまけんきなどをダブルで活かせる可能性はあるかもしれないがここでは割愛する。)
前置きはそこそこに、現在のシングルランクバトルの使用率ランキングを見てみよう。(12月21日現在)
まず注目すべきは「いかく」の可能性があるポケモンだろう。
2位のランドロス、26位のボーマンダ、34位のギャラドスが該当する。
オコリザルの特性のひとつに「まけんき」があることは上記の通りだが、とりわけオコリザルはまけんき所持者の中で唯一、この3匹全員の4倍弱点を突くことができるのである。
そもそもまけんき持ちでこおりタイプの物理技を使えるのはオコリザルしかいない。(かちき持ちにはミロカロスとプクリンがれいとうビームなどを使うことができるが、前者はでんきわざまでは持たず、後者は弱点を突けない際の火力不足が目につく。)
また、すばやさにおいてはボーマンダには勝てないものの、ほかの2匹にはすばやさ種族値で勝るため、(スカーフやダイジェットに警戒する必要こそあるものの)偶発対面においては基本的に有利よりに立ち回ることができる。
いかくである可能性が半々よりやや上程度であるボーマンダは副次的な役割と捉えつつ、ここでは特に霊獣ランドロスキラーとしての役割を強めつつ、その他のランキング常連への驚異ともなれるような型が望ましいといえそうだ。
ポケモンHOMEにおけるランドロスのデータを読み解く。(データは12月22日時点)
わざ:ほぼ確実に搭載される「じしん(99.5%)」以外は特に必須技と呼べそうなものはなく、主に「とんぼがえり(65.5%)」「がんせきふうじ(62.6%)」「そらをとぶ(52.0%)」「ステルスロック(46.5%)」からの選択と、「つるぎのまい(25.3%)」「ストーンエッジ(17.6%)」「いわなだれ(11.6%)」「ばかぢから(8.5%)」あたりがまばらに入ってくる事がわかる。
とくせい:そもそも「いかく」しか存在しない。
せいかく:ようき(32.3%)が一番手で、次いでわんぱく(30.1%)、いじっぱり(28.6%)が続く。
この3つで91%を占めるため、「ようきランドロスを抜ける」「わんぱく(防御特化)ランドロスを倒せる」ところをラインとする。
どうぐ:オボンのみ(29.3%)、とつげきチョッキ(13.6%)、ラムのみ(11.1%)、こだわりスカーフ(9.5%)、いのちのたま(9.2%)、きあいのタスキ(8.7%)、フィラのみ(5.4%)……と続く。(以下は5%未満のため割愛)
どうやら必然的にようき・S236振りとするか、こちらもスカーフを持たせるかのどちらかを選ぶ必要がありそうだ。
1割に満たないスカーフ持ちに対抗するために、3割は存在する防御特化(の可能性がある)ランドロスを倒せないのは本末転倒である……と考え、今回はスカーフ持ちのことは切り捨てることとする。
また、そもそもこちらもタスキでなければタスキ持ちには絶対にかなわないため、こちらもまた1割未満のため切り捨てる可能性が出てくる。
(オコリザルが使える連続技は「みだれひっかき」「ダブルチョップ」のみであり、威力を考えるとどちらも計算する必要すらなさそうであるため。また「しんくうは」は過去作限定技のためランクバトルでは使用できない。)
続いて、こだわりハチマキ持ち・ようきA252オコリザルが防御特化霊獣ランドロスを攻撃した際のダメージ計算を見てみよう。(計算はトレーナー天国のダメージ計算機を利用)
足りない。
1/4の確率に賭けるのは正直分が悪いため、こちらも先発で出すことを想定して相手の威嚇を貰った(=まけんきでAが1段階上昇している)前提で考える。
単純に上記の計算結果にプラスして道具を持てるようなものであり、多少余裕が出てくることが想定できる。
次はたつじんのおび持ち・A1段階上昇・ようきA252オコリザルが防御特化霊獣ランドロスを攻撃した際のダメージ計算を見てみよう。
足りた。
厳密にはAは252振りでなくてもよさそうだが、現時点では他のポケモンと相対する際に少しでも負担がかけられるように252振りのままとしておく。
そう、他のポケモンにも少しでも役割が持ちたいのだ。
ここで、上記のランキングから「この振り方で倒せそうなポケモン」を探る。
……いなくないか?
一見行けそうにも見えるポリゴン2だが、いのちのたま持ち・A1段階上昇・ようきA252オコリザルが、しんかのきせき持ち・防御特化ポリゴン2を攻撃した際のダメージ計算を見てみよう。
こんなにお膳立てしても足りない。
もちろん実際には防御特化ばかりとは限らないのだが(ずぶとい31.6%、のんき5.1%)、やはり倒せない可能性が3分の1以上あるのはよくない。
ちなみにポリゴン2がひかえめでH振りのみであれば同条件のときは落とせるが、Aの上昇を加味しない場合はいのちのたまではまたも倒せなくなってしまう。
こだわりハチマキ持ちであれば、H振りのみのしんかのきせき持ちポリゴン2程度であればピッタリ確定1発で倒すことができるが、正直そんな個体がどの程度いるのかは怪しいところである。
ここまで、あくまで「火力アップのどうぐ」を持たせた場合を想定して考えたが、その他の上位陣ラインナップを見ても他に有利に立ち回れそうなポケモンが存在しない。
聡明な読者はもうお気づきだろう。2章で言及した「オコリザルにとっての三種の神器」はもう1種類存在する。
「きあいのタスキ」だ。
紙耐久を宿命付けられたポケモンに差し伸べられる一縷の望みである。
至上命題が「霊獣ランドロスを倒すこと」であり、先発での登場が予想される彼を一撃で屠らしめるのが目的だったはずである。
実のところ、ランドロス側が防御に補正のかかる性格でなければ、(そんなランドロスはいないだろうが)いじっぱり・HB252振りのランドロスであっても、まけんき発動前提ながら高乱数1発(81.25%)なのだ。
上記で懸念のあったきあいのタスキ・こだわりスカーフ持ちの両ランドロスにも強気に出られるため、ここではきあいのタスキで確定としたい。
きあいのタスキであればSも全振りしたくなるところだが、95族が最速になったところで最速ランドロス抜き(S236振り)との差はごくわずかであり、ミミッキュやウーラオスなど最速でも絶妙に抜けないポケモンがちらほらおり、それであれば余った努力値20をすべてHに振ることで実数値が143となり、16n-1という素晴らしい数値を達成することができる。
また、オコリザルは過去作限定技に頼らずとも「カウンター」が使えるため、こちらのダメージを少しでも伸ばせるほうが有利に働く機会が多いといえそうである。
そんなカウンターを読める相手の中には、オコリザルを舐めてかかり悠長に補助技を使う相手もいるだろう。
そこで輝くのが「アンコール」である。
ステルスロックを延々撒いてもらったり(ただしこちらのタスキも潰れるが)、「はねやすめ」や「じこさいせい」を延々選んでもらったりしているうちにこちらの積みエースなどと交代してしまおう。
ただし7世代のZワザ同様、アンコール状態でもダイマックスしてしまえば別のわざが出せるため、相手がダイマックスの権利を残している際は積み技へのアンコールは控えるようにするべきである。
また、オコリザルを見てうかつに出てくるフェアリータイプに「ダストシュート」をお見舞いできるのも魅力の一つ。
ただし持ち物なしでは無振りカプ・コケコすら中乱数1発(56.25%、どく3割を含まず)のため、ランドロスなどと相対してまけんきが発動している際にあわよくば、くらいの心構えで居たほうが健全である。
ここまでを総合すると、
性格:ようき
努力値:H20 A252 S236
持ち物:きあいのタスキ
わざ:
確定技:カウンター/れいとうパンチ
優先度高:インファイト
好みで選択:ダストシュート/かみなりパンチ/アンコール/他
という型が見えてくる。
せっかくタスキとの相性がいい「しんくうは」「がむしゃら」が過去作限定技のために使用できない点は歯がゆいものの、きちんと相手の行動を読み、また威嚇をうまく誘い出すことができれば、最新の環境においてもオコリザルのポテンシャルをある程度引き出すことは可能であろう。
5.おわりに
さて、ここまで目を通した聡明な読者のことなので、読むうちにいくつかの「そこはかとない違和感」を覚えたに違いない。
………そう、オコリザルはソード・シールドには登場しない。
もう一度言おう。
オコリザルはソード・シールドには登場しない。
なのでこの記事は「考察」記事じゃあないぜ!「妄想」だ!!!
早よオコリザルを出さんかいゲーフリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泣いてるぶたざるポケモンもいるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!
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