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すぎやまこういち先生を悼む


9月30日すぎやまこういち氏が逝去された。
享年レベル90。


恐れ多くもあえて「レベル90」と記載させていただく。
大半のロールプレイングゲームで言えば最終盤。
もしくは一通りのゲームストーリーを味わった後に達する境地に近いものがある。
ほとんどのドラゴンクエストシリーズにおいてレベル90は身に余る強さというかそこまでしなくてもエンディングは迎えられるだろう強さだ。
覚えられる呪文•特技は全て習得し、後はステータスの完成を整えていく段階。それがレベル90だと思っている。


人生とゲームを全くイコールにするのもどうかとは思うが、すぎやま氏はその境地に達しても、自己に慢心せず、ゲーム音楽の高みと面白さを追求し続け、生涯現役を貫かれた偉大な方であることは改めて語らずともと言ったところ。


自分が初めてクリアしたドラゴンクエストはⅥ。
村の青年だった主人公がとあるおつかいから始まり、似たような2つの世界を冒険していく。
Ⅲの転職システムの復活とⅤで大好評だった仲間モンスターシステム、特技の充実と魅力的な仲間キャラクター、隠しダンジョン裏ボス、ドラクエ初の4桁ダメージ(正攻法では)など革新的な作品で思い入れも深い。ターニアは俺の妹だといまだに信じている←    
つい先月イルルカspを再プレイしてクリアしたのも束の間だったのもあって、ショッキングな知らせとなった。


これからもドラゴンクエストは世界中で愛され続けていくタイトルであることは確実だし、誰もが勇者になれるRPG。
それがドラゴンクエストだと思う。
東京オリンピックでも序曲が勇壮に響いたのが記憶に新しい。
まさに日本発RPG発のクラシックと言ってもいいだろう。


すぎやまこういち氏のドラクエ界ゲーム界における多大な功績に感謝しつつ、ご冥福をお祈りいたします。

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