最大の添加物市場である甘味料

先日の記事では添加物全体は約1兆円です。

とお話していましたが、その中で最大の売上を誇るのがみんな大好きな甘さを付与する甘味料です。


甘味料とぱっと聞くとなんだろうと、なりますがここで取り上げるのは異性化糖や水飴のような甘味度の低い製品からスクラロースやアセスルファムKなどの甘味度の高い製品です。

それでは行きます。

異性化糖:1100億円
水飴:650億円
還元水飴:150億円
乳糖:150億円
ソルビトール:140億円
ブドウ糖:130億円
マルチトール:120億円
トレハロース:100億円
マルトース:60億円
エリスリトール:60億円
キシリトール:50億円
果糖:50億円
...等々で2900億円

スクラロース:60億円
アセスルファムK:40億円
ステビア:20億円
アスパルテーム:20億円
甘草:20億円
...等々で180億円

合わせて3080億円ぐらいとなります。

企業として考えていくと以下のようになります。
日本食品化工(450億円)、昭和産業(346億円・糖質事業)、日本コーンスターチ(500億円)、加藤化学(574億円)、サンエイ糖化(146億円)、三和澱粉工業(260億円)、松谷化学工業(555億円)、日本澱粉工業(184億円)、物産フードサイエンス(不明)、三菱商事ライフサイエンス(230億円・甘味料事業)。。。
*事業名を記載しているところは、当該事業のみを抜粋。他は企業の売上を目安として記載しています。
とまぁ書き出すと限りないですね。

この業界で言えることは、糖類を扱う企業は、規模が大きく複数事業あるうちの1つで扱っている先が多いこと。言ってしまうと薄利多売。
反対に高甘味度甘味料を扱う企業は、規模ではなく、長い研究によって1製品の利益性を高める研究型の企業。少売多利なビジネス。

以上が、添加物の中で、最大売上を誇る甘味料市場です。
え、異性化糖は食品じゃないか?
そうです、食品です。
ここでは食品化学新聞が、分類した方針に沿ってますので、悪しからず。

まだまだ添加物市場は続きますので、まずはこの辺で。

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