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ホワイト化する社会に向けた「いい人戦略」をキャバ嬢で理解する【岡田斗司夫】

ホワイト革命(ホワイト化する社会)とはなにか

岡田斗司夫氏が「ホワイト化する社会」を予言しています。予言というよりはほぼ確実に訪れる未来と言った方がいいかもしれません。

社会がホワイト化するとは一言で言うのは難しいのですが「清潔さが求められるようになる」とか「不潔がより許容されなくなる」という感じでしょうか。

物理的な清潔もそうですし、人の発言や行動の内容においても清潔感が求められる。求められるというか「清潔であることが当たり前だ」という具合に基準値が上がっていき、不潔だと思われたものは社会からミュート・ブロックされてしまう。

例えば、

  • 外見は汚いけど料理がうまいような飲食店はもう流行らなく、見た目がキレイな店がイコール美味しい店と判断される

  • 昔に比べて人前で不潔な服装や行動をするおっさんは減っているし、人前で鼻毛を抜いたり屁をこいたりできなくなっている

  • 昭和のアイドルと比べると令和のアイドルの方がルックスのレベルが高い

  • 女性は脱毛するのが当たり前になってきているし、男性も美容や脱毛をする人が増えている

  • タレントは浮気や不倫をすると叩かれるようになっているし、テレビの芸人は他人をイジったりバカにした笑いのとり方が使えなくなっている

などですね。こうやって社会がホワイト化することがホワイト革命です。

詳しく知りたい人はぜひ岡田斗司夫ゼミをご覧ください。

こんにちは。割水です。

社会のホワイト化はすでに進行中であり、今後しばらく求められる清潔度の基準が上がっていくことはほぼ確実のようです。

有名人やトップアイドルは既に人前で変な行動や発言ができないのは理解できると思いますが、あれが全人類に適用されるようなイメージでしょうか。つまりみんな聖人にならざるを得ない世界です。

ということで、ホワイト化社会に向けて提唱されている「いい人戦略」をどう理解したらいいのかという話をします。

いい人戦略

今後、ホワイト化する社会で生き延びるために「具体的にどのような行動を取ったらいいのか?」の回答として岡田斗司夫氏が「いい人戦略」を公開してくれています。

この「いい人戦略」を箇条書きにすると次のようになります。

  • 共感する

  • 褒める

  • 応援する、手伝う、助ける

  • 忘れる

これを見て「なるほど確かに」と理解するのは簡単です。しかし、表面上の理解だけでは「ホワイト化する社会」についていけないと感じています。

というのも、人前に出るときだけ取り繕ったり着飾ったりしてごまかせるような話ではないから。

例えば
「これまで身だしなみに一切気を使ってこなかった汚いおっさんが、毎日化粧水を使って眉毛も整えるようになる」とか

「SNSで毎日イキってたガキが、一切人を傷つける発言はしなくなる」とか

そういうレベルの変化が必要だからです。つまり、付け焼き刃で「こうすればいいのね」と思ってできることでなく、自分の深層心理にある「当たり前の基準」とか「常識レベル」とかを書き換えるぐらいやらないと実現できません。

ということで、僕はとりあえず岡田斗司夫氏の講義を繰り返し見て、自分の無意識下に刷り込ませようと頑張っている最中です。

もちろん有料会員限定部分も見ていますので、約2時間の動画が3本。これを今のところ3周くらい見ています。

「いい人戦略」を使うキャバ嬢

それでようやく本題なのですが、

岡田斗司夫氏の「いい人戦略」を「どうすれば当たり前にできるようになるの」「自然にいい人戦略にのっとった行動がとれるか」と考えていたところ自分なりに腑に落ちた事例というかロールモデルが見つかりました。

それがキャバ嬢です。

よくよく考えたらキャバ嬢は「いい人戦略」を全部こなしてる存在です。

  • 共感する
    →おっさんに共感する

  • 褒める
    →おっさんを褒める

  • 応援する、手伝う、助ける
    →「応援するね」とか口では言う

  • 忘れる
    →「応援する」と言っても具体的にはなにもしないし、「今度プライベートでご飯行こう」と約束したことは忘れてなかったことにする

これでキャバ嬢という職業は成り立っているわけで、なるほどキャバ嬢凄いなと思いました。

つまり、「いい人戦略」がはまれば別に面白い話や芸や具体的なスキルがなくとも人に金を払ってもらえるという良い事例です。

キャバ嬢に「いい人」のイメージが無いわけ

と、ここで勘が良い方は違和感に気づくと思うのですが、キャバ嬢は「いい人戦略」を使いこなしているはずなのに、あんまり「いい人」のイメージはありません。

それはなぜでしょうか?

実は「いい人戦略」という人に好かれるための戦略の前に、もうひとつ「イヤな人になる努力をやめる」という基礎戦略があります。

「イヤな人になる努力」は以下。

  • 欠点を探して指摘する

  • 改善点を提案する

  • 陰で言う

  • 悪口や批判で盛り上がる

  • 悲観的、否定的な態度を隠さない

  • 面白い人、頭の良い人、気が合う人だけで集まる

これら「イヤな人になる努力」をやめた上で「いい人戦略」です。

聡明な皆さんはもうお気づきかと思いますが、キャバ嬢って「イヤな人になる努力」もだいたい全部やっちゃってるんですよね。

接客中に限定して「いい人戦略」を使いこなしていますが、それ以外の「待機中・バックヤード・勤務時間外・プライベートのSNS」では「イヤな人になる努力」も全開なわけです。

なので、客のおっさんには金を払わせられるけど、世間的には「いい人」のイメージがない。

表で「いい人戦略」、裏で「イヤな人になる努力」をするとキャバ嬢みたいになります。

そして裏の「イヤな人になる努力」の部分をできるだけ人目につかないようにしているのがテレビに出てるアイドルです。決して裏がないわけでなく、キャバ嬢と違ってプライベートを見せないぶん「いい人」のイメージがあります。たまに裏の部分が漏れるのが流出炎上です。

ということでアイドルはキャバ嬢の上位互換です。

ただ、これはアイドルという「メディアを通じてしか顧客と接点を持たないタレント業」だからできることであって、一般人は裏の部分を隠すことはできません。なんせ、家族・友達・仕事仲間なんかとはプライベートも含めてつきあいがあるからです。

ですので、しっかり「イヤな人になる努力」をやめる必要があります。

個人的に思いつく例としては江頭2:50とかでしょうか。プライベートが流出して「いい人」であることがバレるという。あれは、日頃から徹底して「イヤな人になる努力」をしていないからです。

まとめ

ということで、まとめるとキャバ嬢から「イヤな人になる努力」」を抜くと「いい人戦略」が完成するということ。

たぶん、一般人が接することができるモデルケースとして一番身近なのが「キャバ嬢」だと思います。

一度飲みに行くと「なるほどいい人戦略ってこんな感じでやればいいのか」と体感できるかもしれません。
で、飲みに行ったあとにキャバ嬢のSNSや掲示板の書き込みを見れば、「イヤな人になる努力」の悪い例を見ることもできます。

身近に「いい人戦略」の参考になるロールモデルがいない人はキャバクラに飲みに行くことをおすすめします。んで、席についた女の子と話すだけでなく、近くの別のテーブルでどんな会話やリアクションが行われているか観察すると勉強になるかもしれません。

責任はとりません。

それでは皆さん、キャバクラに通って聖人を目指しましょう。

#岡田斗司夫 #ホワイト革命 #ホワイト化する社会 #いい人戦略 #キャバクラ #キャバ嬢

動画版(テロップ付)



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