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【イベントレポート】偽善者フェス0521有山先生

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この記事は、5月7日~6月6日に開催される、偽善者フェス2のイベントレポートになります。100名以上の方から応募があり、一時申し込みが中断された、現在は140名以上の申し込みのある【カッコいい先生がたくさん登壇されるイベント】偽善者フェス。第7夜の登壇者は、有山篤利先生。

有山篤利先生は、追手門学院大学社会学部社会学科の教授を務める。伝統的な運動文化としての柔道を踏まえ、武道授業のあり方や生涯スポーツとしての柔道について調査研究をしたり、運動部活動の問題についても取り組んでいる。

21世紀型の学力

20世紀成長社会
キャッチアップしようとする社会・・・既存知識の記憶・習得
21世紀成長社会
キャッチアップの終わった社会・・・オリジナルへの思考・探求

このように変化してきたことで、正解を出す力である情報処理力から、納得解を出す力である情報編集力が必要となってきた。そのため、「結果重視」の社会から『過程重視』の社会へと変化していったのである。

社会の変革と体育

現在、ICT教育が行われていく中で、いつ・どんな時であっても使えばよいというわけではない。

デジタルを使ってはいけないタイミングとは?
デジタルを使うことのできないタイミングとは?

について考えていくことが必要であり、体育の授業をしていく中でも、活動あって学びなしではいけないのである。

考えていくヒントとしては、

『楽しい』とは学習内容なのか?
何ができるのか?何が分かったのか?どう役立つのか?
どのような系統性があるのか?
豊かなスポーツライフの基礎につながるのか?

豊かなスポーツライフの実現に向けて・・・

将来につながる内容になっているのか?
スポーツと体育の違いとは?

体育の教材づくり

体育の教材では、このように考えていってほしいと語る。

①素材の選択
理想の学びの構想
・なぜその目標を設定するのか?(Why?)
(学習後に生徒をどんな姿にしたいのか?)
学習の内容設定
・何を(What?)どの順で(When?)
④学習活動の選択
・どのようなプログラムを設定するのか?
⑤指導方法の選択
・どのように指導するのか?
⑥指導

理想の学びの構想で「なぜその目標を設定するのか?(Why?)」を考えるときには、その種目でしか身に付けられないのか?について考えていくことが必要だという。確かに『忍耐力を身に付ける』や『体力が向上する』は体育でなくともよい。

また、学習の内容設定で「何を(What?)」「どの順で(When?)」を考えるときには、『活動あって学びなし』とならないように、考えることが必要である。

長距離走を例に・・・

学習の狙いを定めるときには、①将来どのように役立つのか?②他の教科や教育活動では育めないのか?③種目の特性を踏まえているのか?を考えて、現代的な価値を見いだすことが必要である。

そして、価値としては、①人気の陸上競技種目であり、②生涯にわたり最も手軽にでき、③有酸素運動のよさが挙げられるのだそうだ。

このように考えていくことで、はじめて学習内容を考え始めることができるようになるのである。

授業を通して、運動することの楽しさを伝えていくことが必要なのである。

参加者の声

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