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村上春樹とスタン・ゲッツとオメガダイナミック

お久しぶりです。
全く更新することを忘れており,本当にお久しぶりになってしまいましたね(汗)

村上春樹さんの新作「街とその不確かな壁」が発売されるということで,日記を更新しようと思い立ちました。

文學界に掲載されたきり書籍化されなかった幻の中編小説を下書きにした作品のようで,タイトルも同じということでとても楽しみにしています。
というのも,私の一番好きな小説の一つに1985年の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」が挙げられるのですが,この長編小説は初代の「街とその不確かな壁」が元となっているのです。

図書館に「街とその不確かな壁」が収録されている文學界を探しに行った高校時代を思い出しつつ,新作を非常に楽しみにしている今日この頃です。今日,予約した本をを受け取りに行ってきました。

さて,
今回のタイトル「村上春樹とスタンゲッツとオメガダイナミック」ですが,村上春樹氏の敬愛するジャズミュージシャンのスタンゲッツが着用していた腕時計について紹介したいと思います。

スタン・ゲッツ
1940年代から1980年代にかけて活躍したテナーサックスの最高実力者と名高い人物です。
彼の歌い上げるような情熱的な演奏は世代を超えて多くの聴衆を魅了しており,
村上春樹さんは

僕にとって最終的にはスコット・フィッツジェラルドこそが小説であり,スタン・ゲッツこそがジャズであった。

ポートレート・イン・ジャズ

と表現しています。

活動期間の非常に長い彼ですが,
演奏が記録されている映像の中で,着用している腕時計がはっきりとわかる映像があります。
こちらは1972年のモントルー・ジャズ・フェスティバルの映像です。
この演奏でスタンゲッツ氏が着用しているのが,

オメガ・ジュネーブ・ダイナミック

です。

オメガにかつて存在した普及ライン「ジュネーブ」シリーズの腕時計で,
特に印象的なのが,

スペース・エイジ・デザイン

この時計が誕生したのは1960年代末,ちょうどアポロ11号の月面着陸など米ソの宇宙開発競争が熾烈を極めていた時代です。

人々が科学の進歩を実感し,宇宙を目指した。
そんな時代背景を受けて,近未来的なプロダクトデザインが多く生まれた時代でした。

オメガ・ジュネーブ・ダイナミック

そのデザインの筆頭として,この時計があります。
特に目を惹くのは,目を惹く楕円形の文字盤と
裏蓋を廃して一体型のベルトを採用した斬新なデザイン。
ツートンカラーの文字盤に鮮やかな水色の針が60年代までの時計からの変化を感じさせます。

近未来的なデザインとは対照的に,
オメガの手巻きロービートキャリバーを搭載している点も可愛らしいですね。

それでは,僕は新作の「壁とその不確かな街」を読み始めたいと思いますので,
この辺で。

まだ,書き始めたばかりですので,おぼつかない文章で申し訳ないです。少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

ではまた。



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