「幸せの鍵が見つかる世界の美しい言葉」
この本は、病気の治療中に買いました。
作者の前田まゆみさんは、あこがれの女性の一人です。
銀行勤めを経て、絵本作家、翻訳家として活躍されている方です。
リネンのお店のオーナーでもあります。
私はこの本を手にしてみて、
素敵な人の心の中には、素敵な、すばらしい言葉が、心の一番深いところに、大切にしまわれていることに、今更ながら気が付きました。
前田さんの絵が、やさしい気持ちで添えられていること、英語やフランス語の原文が載っていることも、言葉を大切にされている方だなあという印象を持ちました。
「はじめに」で、前田さんが、ご自身の幸せの鍵のことを、
「ありのままの自分を受け入れ」
「自分のいる場所を愛し」
「自分の行く先をまっすぐ見つめられること」
とかかれています。
これは、私の病気が治っていく中で、心から実感したことです。
時を越え、人々の心から心へと受け継がれた、力のあるたくさんの言葉の中で、
今、最も私の心に響いているものを、いくつかご紹介します。
「昨日、それは灰。
明日、それは薪。
今日だけは、火が明るく燃えています。」(イヌイット)
「人は、老いて遊ばなくなるのではなく、
遊ばなくなると老いるのです。
遊ぶことは、
知性が芽生え、育ち、成熟していく中で、
真実への強い愛情に根ざした、
探求の永遠の形だからです。」(グランヴィル・スタンレー・ホール)
「天使が天使であるのは、
人や悪魔より聖なるものだからではありません。
それは、天使が、互いの評価ではなく
神だけから、
聖なるものと認められようとしているからです。」
(ウィリアム・ブレイク)
今日も、昨日より、ちょっとだけ気分よくなるように、
生きていきましょう。