見出し画像

「きょうこの日が人生」

この週末、近くに住む義母が、いつになく、
しっかりとした口調で話してくれたので、
ちょとうれしくなりました。

正直言うと、若い頃は私が未熟だったので、
複雑な思いを持ったこともあります。
でも義母はずっと穏やかでした。
今は元気にいてくれるだけで、うれしいし、
感謝です。

良妻賢母の教育を受けてきた義母は、
私にとって家庭科の先生のような人で、
いろんなことを教えてくれました。
レース編み、ソーイング、刺繍、お料理・・・。

私の母も家事全般を楽しくやっていましたが、
基礎から丁寧に教えてくれたのは、義母の方
なのです。

私が妊娠した時は、ジャンパースカートを
縫ってくれて、ポケットに可愛らしい
薔薇の刺繍をしてくれました。
うれしかった♡
息子にも、ベビー服をたくさん縫ったり編んだり、
してくれました。

けれど今、90歳を過ぎた義母は、もう全部忘れて
いるのです。
縫い方も、編み方も・・・全部。

昨日の夕方家に帰ってきた私は、
夕飯のしたくがあるのに、どうしても
テーブルクロスを縫いたくなって、
アイロンを出してミシンを出して縫いました。
昔の義母だったら、きっと
「あら、感じの良い柄ね」と言ってくれそうな、
ハーブ柄の生地で。

さっそく、窓際においてある丸テーブルにかけてみました😊

近くに、年をとっていく姿を見せてくれる人が
いることで、
人生はあっという間だということを、
改めて思います。

「夢みる頃をすぎても」(高柳佐知子 河出書房新社)
という昔から大好きな本に、
「きょうこの日が人生」という言葉が
載っています。
元々、リンドグレーン作の「わたしたちの島で」
の中の言葉です。
児童文学って、ほんと深いですね。

「きょうこの日が人生・・・その意味はだな
今日この一日を、その一日しかないものと思って
生きるっていうことだよ、
一瞬一瞬を無駄にせず、本当に生きていることを
感じなきゃいけないんだ」

この言葉を思い出しました。

小さなことでも、
やりたいことは、先延ばしにしないでやろう!と
義母の穏やかな笑顔が教えてくれたように
思います。

どんな人生であっても良い。

先に生まれた人は、ただ、
年を取っていく姿を見せる、
それだけでいいんだと思いました。
それだけで生きている価値があるんだと思います。

今週末は、ちょっと他のこともあって、
ご先祖様が、見守ってくれているような
不思議な感じがしました。お盆だからかな?

花も今日を生きています。

暑い中、赤いミニバラが咲きました。


株が弱るので、切り花にして😊


ランタナ七変化もピンクに


スーパートレニア ブルーリバー
実際はもっと青紫です。

それでは、今できる範囲で、
無理しないで、
やりたいこと、やっていきましょうね😊

あなたにとって、素敵な一週間になりますように♡

最後まで読んでくださってありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?