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【講評会】 FLAMo Challenge Vol.4

今回の課題

今回速度エディターについての記事を書かせて頂いた流れから、今回は「ピンボールゲーム」が課題です。

事前に3つ程素材をお渡しし、好きなものを1つ選んで5秒程度の動画を制作していただきます。

今回参加されたみなさんは、いろいろな工夫や持ち味を駆使して制作されていました。どれもユニークな作品なので、ぜひご覧ください!
それでは講評を始めます!(順不同)

完成作品

Iさん

短い時間で多くのパーツを利用してくださいました!
その分見応えもあり、楽しんで制作している様子が目に浮かびますね。
細いスペースを通り抜けるときの、小刻みな動きはとても面白く、ピンポールの特徴を捉えている点がとても好印象でした。
改善点として挙げるなら、
①全体の中で、ボールの動きの緩急
②ボールがぶつかったときのパーツのリアクション
を加えると、さらに良くなると思います。
今はボールを動かすことで時間をすべて使っていると思いますが、そのほかの部分も効果的に作業することで、ボールの動きもより豊かに見えるのではないでしょうか。

Gさん

コメント頂いた際に、ボールの動きに自信がないような感じでしたが、全体の動きがグラフィックのトーンに合っていて、好印象な作品だと思います。
最後、ボールが上に飛ばされる動きは、誰も予想出来ないような動きで楽しませてもらいました!"予想外"というのはモーションデザインにとってもとても重要なことですね。(全く使われないパーツやホールも、なぜかシュールに見えます。)
自然と作品にご自身の持ち味や世界観が反映されているのかと思うので、今後の作品もとても楽しみです。

最初のボールが飛び始めるタイミングや、バウンドが頂点で少し止まりすぎている印象なので、その辺りも丁寧に処理するとよくなるのではないかと思います。

Yさん

ピンポールがネオンのように光る印象を全面に押し出されていて、とても印象に残る作品です!ボールの落ちていく動きもかなり自然で面白く、文句のつけようがないかと思います。ボールが当たるところが光っていく設定も面白いと思いですね。
自分なりにルールを持って作られているので、見やすく視聴者も楽しめるのだと思いました。クローズアップされたカットを入れることで、ピンボールのダイナミックさやディティールの面白さを表現しているのは、とても参考になります。高クオリティな作品になったのではないでしょうか。次の作品が楽しみです!

Nさん

今回AEを使って動かしたのが、ほぼ初めてだということでしたが、これだけ動かせていることは驚きです!
バネが1度縮んで、落ちてくるボールを跳ね返す動きは、とてもユニークですね。
バネのバウンドが自然にできると、なお良いかと思います。
ぜひ今後も挑戦していただけると嬉しいです!

バウンドに関しては以前書いた記事も参考になると思うので貼らせていただきます。ご参考になれれば嬉しいです。


Mさん

細かい動きを意識&調整しすぎてまとまり切れていない印象です。
動きの要素ごとに作業がまとまっていなかったのかもしれません。
例えば、
①最初はベジェパスで軌道をある程度しっかり作る。
②キーフレームのタイミング(位置)をある程度合わせる。
③イージーイージの動きをつけていく
④タメや、重力のイメージなど細かい動きを微調整して完成させる
というように、フローを整理すると作りやすいかと思います!

細かいキーフレームや速度エディターに気を取られると、収集がつかなくなることはよくあるので、ぜひ再トライしてみてください!


Tさん

ピンポール台の煌びやかな印象が、視聴者の興味をそそりますね!
ボールの動きをもう少し自然に動かしたいのと、ボールが画面一杯に広がったときの過程をもう少し丁寧に見せることができると面白いかと思いました。
最後の「pinball」の文字のレイアウトor動きを調整して、みやすくなると見る側に対して親切な気がします。(今の状態だと、初見の人には何が書いてあるか見にくいかもしれません)
1カット目と2カット目(テキスト部分)のデザインの関連性が弱く、別々の映像に感じられる可能性もあるので、最後のテキストにネオンの要素を加えるなどするといいかと思いました。見せるべきポイントやルールを、もう少し絞ると作りやすくなるのかと思います!

Hさん

中央のテキスト「NICE!〜」などのアイデアはとてもユニークですね!
ちょうど100点になるようにカウントされている点も面白いです。
フリッパーの動きと、そこに落ちてくるボールの動きが少し不自然で、勿体無い気がします。(フリッパーのバウンドの仕方が早いせいでしょうか。バネのような動きにも見えます)
ボールが、磁石のように各パーツに吸い付いている様にも見えてしまうので、そこの動きは改善の余地があるのかと思います。
毎回独自のアイデアを持って制作されているのがとても印象的ですので、そのアイデアや世界観を邪魔しないように、自然な動きを作れる様になると、もっとよくなると思います!

Kさん

中央のホールに入る動きは個人的にとても好きな動きです!
穴に入った後、若干右下方向に動いていて、台の奥を想像させられます。
フリッパーの無駄な動き(特に意味はないけど、手持ち無沙汰でなんとなく動かしてしまう動き)は、ピンボールの印象をとてもよく捉えられていると思います!
スピナーにボールが当たるときの動きも自然で、全体的にクオリティの高い作品だと思いました。

Fさん

デザイン重視の攻めた作品で、とても興味をそそられました。
拘るところ&拘らないところが明確に伝わったきます。「ここを見ろ!」と聞こえてきそうですね!
ボールの動きが一辺倒にも見えるので、もう少し緩急をつけられると良いかと思います。最初のショットから、跳ね返る動き、落ちていく動きなど、動きに変化をつけるだけで文句なしの作品になりそうです。

Sさん

どういう動きをするのか、頭の中にイメージがあると思うのですが、最終的に着地できなかったのかと思います。
イージーイーズの動きにとらわれすぎたのかもしれませんので、まずはキーフレームの適切な位置を探ることを重視した方がよかったのかと思いました。
イメージ通りの作品を時間内に作るためにも、つまずいた部分を明確にして、改善していってください!

担当者

ボールの緩急で楽しませられるように意識して、それに時間を割きました。
最後、穴に入らずそのまま落としてしまったことに、完成後に気づいてしまったので、勿体無いことをしたな、という後悔が残ります。
この作品をブラッシュアップするとしたら、盤面のデザインに持っと手を加えていきたいな、と皆さんの作品を見ながら思いました!


最後に

今回もたくさんのご参加ありがとうございました!
続けて参加してくれている方は、毎回クオリティが上がっている印象でしたので、ぜひ続けてご参加ください!
またのご参加を、しています!


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