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【気になるデバイス】HMDはどこまで解像度が必要か!?「Pimax Reality 12K QLED」

「Experience×Technology(体験×技術)」の出井です。
今回は以前から気になっていた高解像度のヘッドマウントディスプレイの最新版を紹介します。2022年中に発売される予定でしたが、もろもろの事情により、2023年初頭からになりそうです。



ヘッドマウントディスプレイは8Kから12Kへ

今回紹介するのは中国のスタートアップから始まった「Pimax Reality 12K QLED」という高解像度のヘッドマウントディスプレイです。

Pimax Reality 12K QLED

ヘッドマウントディスプレイ(以降HMD)は、Meta Quest2のコストパフォーマンスが高く購入して自宅でもたまに使っていますが、やはり解像度がまだ十分ではなくVR映像を見ていても、もう一歩解像度をアップしてもらいたいと思っていました。

「Pimax Reality 12K QLED」は、なんと左右のパネルがそれぞれ6Kの解像度なので合わせて12Kの高解像度のようですが、正確なピクセル数はまだ公開されていません。
体験できる場所はまだありませんが、Meta Quest2の解像度が片目1832×1920ピクセルなので、その6倍程度の解像度になるので圧倒的にキレイに見えると思います。
もちろん、専用の映像データが必要なわけですが。

必要なPCのスペック、コンテンツはあるの?

ここまでの解像度となると、相当スペックの高いPCが必要になると思いますが、4Kを3画面分なので、最近のゲーム用PC(グラフィックボード搭載)で動くと考えられます。
「Pimax 8K」ではNVIDIA RTX2080以上推奨となっています。
詳細については、2023年初頭の発売発表を待つばかりです。

また、対応コンテンツも同時に発売されることを期待します。
既存の「Pimax 8K」などの情報を見ると基本的に「Steam」で配信されるようです。

Pimax Reality 12K QLED の紹介映像と利用アイディア

解像度が圧倒的に上がることにより、よりリアリティーを感じることができると思います。個人的に体験したいのは、空を飛ぶような体験映像です。いままでもYoutubeのVR映像などをMeta Quest2で体験していますが、ドットの荒さと滲み具合は残念でした。
といっても、8K以上の映像を撮影するのは、現状のドローン関係のカメラでは難易度が高いです。ドローンと撮影機材の進化も期待されます。

利用シーンとしては、観光疑似体験や再現が難しい危険な現場の疑似トレーニングにも相性が良さそうです。メタバースの進歩とともに必須のアイテムになるとも考えます。
これに加えて、人の感覚にフィードバックできるセンサーなどがあればかなりの体験感が再現できるでしょう。別途、人体へのフィードバック技術の最新情報をご紹介予定です。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も気になるデジタルツールや関連イベントなどをご紹介します。

今回のツールは、バーチャル体験の質をより向上させるので、普及して廉価になることを期待します。


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Experience×Technology(体験×技術)

面白い海外事例の紹介、今までの実績を振り返りながらの裏話、個性あふれるスタッフたちによるチャレンジ企画やインタビューなど、みなさんが楽しみながらExperience×Technologyの世界に触れていただけるコンテンツを発信していきます。


執筆者:出 井
株式会社フラッグ コミュニケーションデザイン部プロデューサー
長年、デジタル体験とリアル体験の融合をテーマに、ショールーム・体験施設や展示会・イベント・ウェブまで幅広く企画・システム設計・空間設計からプロジェクト管理までトータルで担当。

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