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Sync Sofa-オンラインでも「すぐ隣にいる」を実現


こんにちは、「Experience×Technology(体験×技術)」の関です。
コロナ禍以降、オンラインコミュニケーションが盛んになりましたね。直接相手と会えないことで、寂しい思いをしている方もいるのではないかと思います。
そこで、今回はオンライン(遠隔)でつながっている相手が、まるで隣にいるような体験ができる画期的なソファをご紹介します。



Sync Sofa(シンクソファ)とは

Sync Sofa(KDDIトビラから引用)

『Sync Sofa』はKDDI総合研究所による研究で開発された、"すぐ隣にいる"を実感できるIoTソファです。世界初のハプティクス(触覚技術)を生かした家具で、オンラインコミュニケーションを円滑化・親密化するのに効果的なアイテムとして多くの人から注目されています。

初めて知ったときは、本当に驚きました。Sync Sofaは人の五感のうち視覚×聴覚×触覚を身近に感じさせることができるんです。視覚や聴覚を使ったオンライン体験のサービスはたくさんありますが、視覚×聴覚×触覚を実現している点は、本当に素晴らしい特徴だと思いますね!

インプット・アウトプットの基本設計

Sync Sofaの仕組み(KDDIトビラから引用)

Sync Sofaのインプット・アウトプットの設計は、意外にもシンプルでした。

インプット(送信側)では以下の情報が使用されています:
・視覚情報:ウェブカメラ
・聴覚情報:マイク
・触覚情報:加速度センサー(動きの加速度を検知する)

アウトプット(受信側)では以下の情報が使用されています:

・視覚情報:等身大のディスプレイ
・聴覚情報:スピーカー
・触覚情報:振動アクチュエーター(振動を発生させる装置)

これら3つのインプットをコントロールシステムで精密に連携・調整することにより、オンラインのコミュニケーションですが、よりリアリティを感じられてます。

リアリティを実現する三要素合成の可能性

Sync Sofaが特に注力しているのは触感のアウトプットです。「触感」をソファを通じて伝えることはとても難しいです。ソファに埋め込むセンサーの位置や、視覚情報、聴覚情報の合成方法の微調整を経て、リアリティを感じるコミュニケーションシステムとしてできあがっています。
 
この技術は様々な分野で活用できる可能性を秘めてますね!
例えば、Sync Sofaを使用した医療遠隔システムがあれば、医師の存在感をより感じることでオンライン診療のハードルが低くなるかもしれません。
 
また、エンターテイメント分野では、登場人物の存在感を椅子を介して体感できる劇場などでの活用が増えたら面白そうです。例えば、「有名人と隣り合って座っている感覚」を再現することで、楽しさが増すかもしれません!アイドルやその他のファンサービスのビジネスモデルにも応用できそうで、その適用範囲は無限大だと感じました!
他にも斬新なアイデアによって、さまざまな分野で新しい価値を生み出すことが期待できそうですね!

最後に

Sync Sofaは未来のコミュニケーションやエンターテイメントの領域を大きく広げる可能性を秘めており、今後もオンラインコミュニケーションを豊かにするツールの創出を期待できる素晴らしい例ではないでしょうか!

今後もワクワクできる「体験×技術」をご紹介していければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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執筆者:関
株式会社フラッグ コミュニケーションデザイン部のディレクター。 ショールームや展示会・イベント、商業施設等への機器選定・現場調整を担当。趣味は0歳の愛娘。

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