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電気グルーヴの復活を待ちつつ、青春時代の音楽の話でも書く会

昨日、noteにspotify埋め込み機能がサポートされた直後に、まさかこんな展開があるとは…

学生時代、溜まり場だった友達の家にいくと、かなりの高確率で電気グルーヴがかかってた。たしかVOXXXだったと思う。

CDと電子配信がストップされるらしいけど、個人的には作者と作品はわけて考えるべきだと思う。殺人やろうが麻薬やろうが、人間は本を出して良いし、表現の自由は保証される世の中であって欲しい。CMを消すならわかる。でも作品とかならば、1年間の停止とか、利益を麻薬撲滅委員会に全額寄付することで示談とか、そういう中間の落とし所が欲しい。こういう足場の削り方は、社会復帰を難しくしてしまう。

この流れが続くと、映画も音楽もみんなバーチャル俳優作るながれになってしまう。それは健全ではないと思う。オーバードーズして死んだマイケル・ジャクソンのCDを回収しないなら、電気のCDも回収しなくていいじゃない。まだ逮捕だけで起訴も立憲もされてないんだぜ。

そんな思いも込めて、はじめて貼るSpotifyは(すぐ消えてしまうかもしれないが)電気グルーヴのVOXXXにすることに決めた。


学生時代の僕らは、友達の家に入り浸って、ネオジオと音楽作りとMTGにハマっていた。King of Fightersや剣聖限定の斬九郎無双剣を朝から晩までプレイし、DATとMODとサンプラーとピアニカでよくわからん曲を作り、ブースタードラフトに明け暮れていた。

集まるメンバーは、それぞれ音楽の趣味がまったく異なっていたが、そんなことをまったく気にせず、各々が秘蔵のテープやCDを迷惑を顧みずかけていた。

あるメンバーは、電気グルーヴから李博士のポンチャック大百科、坂本龍一からの篠原ともえのクルクルミラクル。そしてクラフトワークと、さだまさし。というか、Spotifyにポンチャック大百科が置いてない。

別の仲間は、スーパーユーロビート好きで、70番台のNon Stop Mixがヘビーローテで、バージネリィやノーマ・シェフィールドなど哀愁ユーロが激推しされてた。V6のMusic for the Peopleや、安室なみえのTry Meが洋楽コピーだと知ったのもこのころだ。


また別のやつは、NHK Mad Newsをかけたり、ドリルでルンルン クルルンルンという、今の電波ソング?の起源みたいなものとかもかかってた。控えめにいって、カオスである。


そんななか中学3年生のとき、東京FMのジョー達也の番組ジェットストリームを聴き、アストラット・ジルベルトから音楽にエンターした。頑張って、黒のオルフェとかコルコバードとか練習して弾けるようになった。


そんな僕は、並列にかかるSEBや電気と趣味嗜好が結合ざれ、打楽器専門厨へと進化し、スクエアプッシャーと4ヒーローとアンダーワールドを経ていく。あと、ジャケ買いで謎のCDを買うの大好きマンだったのだが、残念ながらその大半はspotifyにはなかった。


その流れはさらに先鋭化して、タブラ・ビートサイエンスやユナイテッド・フューチャー・オーガニゼイションを経て、スティーヴ・ライヒとかにたどり着いていった。タブラ・ビートサイエンス新作出して欲しい。


そんな僕らは、DATとインターネットで見つけたMODという音楽ツールを使って、色々な音楽を作ろうとした。

ユニットは音楽性がまったくまとまらなかった。ショパン好きなやつと、アニメ好きなやつと、聖飢魔II好きと、打楽器好きなやつがくっ付いてもカオスしか生まれなかった。

僕たちはBM98という、当時ネットで流行ってたコナミの音ゲークローンのコミュニティで、「さらばヴィヌス砦」という曲と、タイトルを忘れたけどロボットがグニグニ動く曲を作り、クラブスタボーンというアングラサイトで公開して、なんかアングラな賞とかとってた。

そんなからみで、なんか今は音楽イベントやってる anitasunとか、今はfate関連でブイブイやってるtats先生とかと繋がっていった。あのころのインターネットは狭かった。


何が言いたいのかというと、自分もよくわからなくなってきたが、友達の家では、いつも電気グルーヴのインベーダーがかかっていた記憶がある。そんなわけで、こんにちはインベーダーです。復帰を気長にまってます。


続く。


いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。