週一歯磨き_note

週一歯磨きでも健康な歯を保つめんどくさがり屋

この記事は、2025年における具体的な生活像を描写した「未来生活図鑑」の記事です。本記事の概要については以下よりご覧ください。
デザイン思考で考える2025年の近未来生活
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「歯磨き」という行為は幼児の頃に親から教わり習慣的な行為として私たちの毎日の日常生活の中に刷り込まれている。毎日寝る前、いや毎食後にやることが「善」とされ、「歯磨きをしないと...」など洗脳的に、実施するものだとされてきた。そんな当たり前の「歯磨き」をほとんどせずとも自分の歯を健康に保ち、万が一の時だけの対症療法で「自分の歯」を持ち続けるという人が現れる。それを実現させたのは再生医療のテクノロジー。私たちの生活に身近な「歯の病気」への付き合い方にも多様性が出てくるだろう。

本当は歯磨きはしたくない
虫歯や歯周病などの歯科疾患の原因はデンタルケアの怠慢に依るものとされ、多くの人がその病気を経験する。その予防として歯磨きやフロスを毎食後にすることが推奨されており、全体の 6割近くが毎食後または何かを口にするたびに歯磨きをしている。
近年は「歯周病が脳卒中や心疾患を引き起こす」「歯周病予防が全身を守る」などデンタルヘルスケアのトピックは話題が尽きない。また国民医療費全体(約37.4兆円)のうち7〜8%(約2.7兆円)が歯科診療医療費とされ、特に歯科疾患は他の病気と比べて高齢者以外が多いとして、取り組むべき予防医療の一つとして取り上げられているほどだ。
とはいえ「歯磨き」を積極的に好んで行う人は多くはないだろう。毎日1回しか歯磨きをしない人は全体の1割ほど存在し、その中では「面倒だ」と感じている人も多い。仕事をしていく上で、口臭対策や爽快感を得る目的はあるかもしれないが「歯磨きをしなくても良いならしたくない」というのが本音であり、今は怠ったら虫歯になるのでせざるを得ない。歯磨きをしている人の中にも一種の強迫観念に駆られてしている人も少なからずいるだろう。

再生歯を使いこなす
既に乳歯や親知らずの中に含まれる歯髄幹細胞が再生医療に大きな貢献をすることがわかり「献歯®︎(けんし)」や「歯髄幹バンク」も少しずつ浸透してきている。再生医療がもっと私たちの生活の中に浸透することで、大きな事故や病気以外の身近な歯科疾患でさえ、再生医療で対処する時代はもう既に来ている。毎日の予防医療よりも、万が一の再生医療を選んだ方がはるかに楽だし、そのような生き方だったあっても良いのではないか。
2025年の近未来には歯磨きは週一くらいでほとんどせず、「再生歯」を使いこなすという人が出てくる世の中になっている。

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