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ノラカドウ_発見23 いわゆるひとつの額縁問題。

強い雨が降った翌日、通勤途中でこの物件を発見しました。あれ、これって絵だなと思った訳です。排水溝の四角がひとまず絵を想起させるのだと思いましたが、いや待てよ、じゃ周りのゴミのようなゴチャゴチャってなんだ?額縁というには強い存在感と言うか、むしろコレが有っての絵のようなものじゃん。というふうに思った訳です。絵と額縁の問題ってのは誰彼となく言及してきた問題ですが、そう考えるに、これは問題作じゃんと私めのセンサーが反応した訳です。で、さらに、実はこの写真を何か適当な題名をつけて現代美術を装うってことも出来ちゃうなと思った訳です。まあ現代美術の額縁に、これを閉じ込めれば現代美術的なものに見えてくるという寸法です。実態としての額縁問題から、認知の額縁問題までを含んだ有様が多重構造となっている。まあ、屁理屈こねちゃってますが、けっきょく何が言いたいかというと、額縁を規定しないとモノが定まらないというお話ですね。ノラカドウ自体も認知の額縁をどうするか?って話なので、この物件もギリギリ、ノラカドウ認定しても良いのかな?と思っております。ちなみ強い雨で物件の周りが洗い流されているってのも、ひとつの額縁効果なんだよね。このテキストを書きながら気づきました。さてさて、あなたはこの物件にどの額縁を適用するのか?ちょっと考えてみるのも面白いです。

ちなみに、上記写真は設定上で額縁部分がトリミングされてます。これ残念なので、そのうち改善案を考えます。


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