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ノラカドウ_発見21 ブロンズ像は「根が真面目」

これ、なんかそこはかとなく笑っちゃう物件ですが、それは何故か? 今回のお話はその辺がポイント。なんかブロンズ像って「真面目」かつ「意味」を持ち合わせてるヤツが多いでしょ。そりゃまあモニュメントなんだから当たり前と言えば当たり前の話なんだけど、それ故にブロンズ像になんらかの+αが付加されると、託されていたはずの「真面目」や「意味」が崩壊しがちだよねって話です。クラスの真面目さんをからかうみたいな気分で、公園とか駅前広場とか、まあ全国のアチコチに点在するブロンズ像に「やあマジメ!」って声掛けしてみると、この気分がよくわかります。ブロンズ像を見るといつもなんかモヤモヤしていた私でしたが、このマジックワードを発見して、とりあえず気分が収まるところに収まったような気になっています。といいつつもブロンズ像の「根が真面目」そうなところは、実はそんなに嫌いじゃないのです。人生は滑稽と真面目が隣り合わせで面白くなるってのがあると思えば、「根が真面目」なブロンズ像にグッジョブ!と声をかけてもいいじゃないの?などと思うわけです。 さて、本題。これはノラカドウか?ってことですが、かんがえてみればブロンズ像は人為の塊みたいなもんでしょう。しかしながら、そこに意味を横滑りさせるものが付加したと言う状況ですね。付加という現象にはあまり人為は無い。でもやっぱり全体としての有り様は可笑しさが漂うわけですね。それは、つまりブロンズ像から滲みだす人為があまりにも強いからだと思うのです。つまりノラカドウにとってブロンズ像とは、最適の花器のようなものだと理解しました。というわけで、今回の物件もノラカドウ認定でございます。明日にでも花・その他草木を持って、ブロンズ像に手向けて見ると良いと思います。インスタントノラカドウ?を楽しめますよ。


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