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Ib【ゲームタイトル勉強会】 #58
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「ゲームタイトル研究」では、毎回特定のタイトルについてみんなで"広めに" "浅く" 調べています。"ゲーム研究とはなんぞや"という方の足がかりになったり、”近藤史一 ゲーム研究会”に興味を持つきっかけになってくれればいいなと思っています。
みんなで調べている様子はふみいちのTwitchチャンネルで配信しています!
実際の配信のアーカイブはこちら↓
配信のアーカイブはこちら↓
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本日の主な参加者
ふみいち
しんちゃん
十両
にくまんおとこ
アロエリ
かがみ
その他Twitchのチャットでご参加いただいた皆様
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1.なぜこのゲームにしたのか
ふみいち
リメイクが3/9に発売したからですよね。
元々フリーゲームだったものが、switch版ではパッケージが付いてくるのですから、ゲームというのはアイディア次第では跳ねますよね。
夢があります。
ちなみに、フリーゲームを取り扱うのもはじめてですね!
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2.プレイ勢・未プレイ勢
・プレイ済み
なし
・未プレイ
ふみいち
かがみ
にくまんおとこ
アロエリ
十両
れぐたん
しんちゃん
視聴者 2名
ふみいち
ついにアクティブ視聴者を含めて一人もプレイ済みの方がいないゲームを取り上げてしまいましたね。
にくまんおとこ
とはいえ皆さん結構見たことはあるというのがまた面白いですね。
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3.ゲームの基本情報
タイトル名
Ib
発売日
フリーゲーム版:2012年2月27日
Steam版:2022年4月11日
Switch版:2023年3月9日
![](https://assets.st-note.com/img/1684109507047-FSONdemV5H.png?width=800)
4.メーカー
パブリッシャー
リメイク版:PLAYISM
デベロッパー
kouri
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5.配信ガイドライン
・PLAYISM版
ざっくりどんな内容か
・個人・法人、配信プラットフォーム問わずゲーム実況を行うことを許可いたします。
・動画配信の収益化に関してもご利用可能。
ふみいち
法人もOKですね。最近は増えているのでしょうか。
とはいえこれはPLAYISMの汎用のものっぽいですね
・フリーゲーム版
ふみいち
作者さんからのコメントが入ってますね
作者は「投稿された動画を観て、ゲームを知ってくれる方がいるだろう」と判断し、投稿を許可しています。
ゲーム自体は「プレイしてもらうため」に作ったものです。
初見プレイ時のあらゆる衝撃こそ、ゲームの一番の価値であると思いますので、どうか初見の方への配慮をよろしくお願いいたします。
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6.どんなゲーム?
・ジャンル
ホラー/アドベンチャー
ふみいち
みなさんの思うIbの主な特徴を教えてください!
未プレイの方は質問をしてください!
・特徴(配信中の聞き取りによる)
・謎解き
・探索
・基本操作は移動、調べる(話す)のみ
・マルチエンディング
・RPGツクール2000で作られた
・ストーリーと、キャラクターが魅力的
ふみいち
RPGツクールで作られたとは、、、それがパッケージ販売ですよ。夢あるなぁ。
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7.リメイク版
にくまんおとこ
リメイク版って丸写しじゃなくて要素が追加されたりしているんですね。
リメイク変更点
本作は2012年2月に発表されたフリーゲーム『Ib』のリメイク作品で、
フリー版を遊んだ方も初めて遊ぶ方も楽しめるよう開発されたものです。
・画面解像度が大きく向上。ゲーム画面が大きくなり、見やすくより美しい『Ib』に進化。
・マップ、キャラクター、スチルなど、ほぼすべてのグラフィックを一新。
・新たな美術品の追加、デザインが大きく変更された美術品も多数存在。
・ゲームが苦手でも遊べるように、というコンセプトはそのままに再調整された様々な謎解き。
一部ギミックや演出面での追加・変更。フリー版にはない完全新規のパズルも。
・ズームモードの追加。小さなアイテムが見やすくなったり、美術品をより大きく鑑賞できるように。
・会話システムの追加。同行キャラクターからヒントを得たり雑談したり。
・BGMの一部変更。リメイク版のために書き下ろされた完全オリジナル楽曲も。
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8.口コミで広まったフリーゲーム『Ib』
にくまんおとこ
短いですが開発者さんへのインタビュー記事がありましたのでリンクを張りますね。
「自分も何かを表現したい」と思わせる後味
『Ib』は非常に丁寧に作られている良作。だが、人気が出た理由はそれだけではない。クリアーした後に、何かを表現したくなる後味、世界観とストーリーの魅力……それこそがヒットの理由と言えるだろう。事実、pixivには、2万を超える『Ib』のイラストが投稿されている。
にくまんおとこ
個人的には、確かにファンアートから爆発するパターンだったように思いますね。
ジャンルをホラーにしたのは、作ってて飽きなそうだったからでしたが、別にそんなことなかったです。
にくまんおとこ
飽きちゃったんですねw
ホラーの部分は“人が怖いと思う要素”をひたすら挙げてバランスよくゲームに組み込み、謎解きの部分は、マップの構造を利用して美術品を絡めつつ、解いておもしろいものにする、というような感じですね。
ふみいち
もともとゲームを作る知識がある方だったのかそうじゃないのか気になりますね。
にくまんおとこ
そのあたりの事はこちらに書いてありました!
――そういえばkouriさん自身は美術館はお好きですか。とくに好きな美術館はありますでしょうか。
kouri:
嫌いではないですが特別好きでもないです。行くことも滅多にないですね。ルーブル美術館は一度行ってみたいかもしれない。
ふみいち
え。美術館好きとかじゃないんだ。じゃあもう発想だけで。すごいな。
kouri:
フリーゲーム版公開後3年くらいは仕事しつつ空いてる時間は『Ib』の作業をやってた気がします。空いてる時間にやりたいゲームを遊んだりツクールをいじったりしていましたが、仕事が忙しくなってくると趣味の時間がそもそも取れなくなっていました。ただこのままじゃ何もしないで一生を終えそうだったので時間を作り、2017年ごろからまたツクールをいじってました。
にくまんおとこ
この言い方だと、本業がゲーム関係者かはちょっと判別できないですね。
ふみいち
ファンとしては、当時はお布施ができなかったわけですから、リメイクが発売されることによって、switch版を買って当時のお気持ちを入金するというのもできそうですね。
十両
特典も結構あるので、世界観が好きな方には良いですよね。
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9.感想
かがみ
インディーズゲームの世界では、パッケージ化されるというのは一つのゴールになるのかなと思いました。
今ニコニコ動画を見てみたら15,000本くらいIbの動画が上がってるので、人気の具合がうかがい知れますね。
チラッと動画を見てみると、最初「アイビー」って呼んでたりして、本当に文字ベースで拡散されていった当時の雰囲気を感じますね。
にくまんおとこ
これは私の完全なる偏見なのですが、Ib、東方、ひぐらしなど、ファンアートが火付けになってバッコーンとはじけるタイプのゲームって、オリジナルの画がある程度粗いといういうか、美しすぎないもののほうが跳ねると思っていて、Ibもその一つだなと思いました。
私が見つけた感、もしくはアーティストたちの心や、創造性をくすぐる「余地」があることが大切なんだろうなと思いました。
アロエリ
フリーゲームめっちゃやってたなぁって思い出しました。
ホラーも結構やってましたね。
怖かったですが、ドット絵だったのでマイルドなのでプレイできていたのかな?と思いました。
どうやって探していたんだろうな。
十両
謎解きとストーリーがメインのゲームって、一回プレイしたら「もうプレイしなくてもいいか」となってしまうタイプのゲームが多いと思うのですが、このゲームはマルチプレイ7つとか、クリア後のダンジョンとか、繰り返し遊べる要素を作っていて感心しました。
あと、個人のサイトに配信ガイドラインがあるのも時代だなと思いました。
しんちゃん
RPGツクール自身制作した作品の販売は許可しているものの、それを出自としてパッケージ発売されるまで昇華したタイトルというのは聞かなかったので珍しさは感じました。
洞窟物語などフリーゲームからパッケージ化という事例は僅かにありますが、初めから商業的な期待をしている物より純粋に作りたいものを表現した作品ほど、昔のフリーゲームが後に製品化しているような印象を受けました。
れぐたん
ゲームをちゃんと完成させるってホント大変なので完成させられるだけでもすごいなと思います。
RPGツクールもですが、フリーで使えるゲームエンジンも多くあるのでこういう風な文化が残ってくれるといいですね。
Twitch視聴者 コメント
Ibと書いてイブと読ませて、内容が気になるつかみは悪くないと思いました
Twitch視聴者 コメント
作者のkouriさんのIb以外のゲーム作品が見当たらないのが気になりました。 見た感じギャラリーに絵がたくさん置いてあるので、もともと絵描きの人なのかなと思いました。
Twitch視聴者 コメント
不気味な美術館という魅惑的なパワーワードが自分にはいい意味で刺さります。ストーリーもIbが家族と一緒に美術館に行く事自体魅力的に感じました。あと、どのような経緯でリメイクに至ったのか少し気になりました。
余談ですが、エドワード・ゴーリーの絵を思い出してしまいました。
ふみいち
どこまで混じりっけなく趣味としてやれるのかという部分ですね。
何にしてもマネタイズ・仕事化できちゃう時代なので、どっかしらでお金がちらついちゃうと思うんですよね。
そのお金への欲望にまみれて上手くいけば良いのですが、、、
Ibのような作品はそういう要素は少ないように感じて、どこから創作意欲を作っているのか気になります。
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次回 研究予定のタイトル
2023年4月30日(土)「Devil May Cry」
次回はDevil May Cryをみんなで調べます!
この様子はふみいちのTwitchチャンネルで配信していますので気軽に遊びにきてください
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近藤史一ゲーム研究会では
一緒に "ゲーム研究" をしてくれる仲間を募集中です。
ゲームをただプレイするだけではなく、ゲームをプレイする以外の価値を探して、自分たちの仕事や生活に役に立てる事を目指しています。
もちろんただ "仲間に入りたいな" "ふみいちを応援したいな" という方も大歓迎です。
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近藤史一/ふみいち
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1985年,愛知県生まれ。ネットタレント兼社会人学生。2008年に日本で初めてゲーム実況のマネタイズに成功。2009年にゲーム実況専門の映像制作プロダクションを立ち上げ,2019年までゲーム実況番組の制作と出演に携わる。ゲーム実況のメーカー公認化を推し進める取り組みや,ゲーム系オンラインサロンを主宰し東京ゲームショウにブースを出展するなどの活動を行う。現在は杏林大学で臨床心理学を学びつつ,日本デジタルゲーム学会広報委員を務め,自身の立ち上げたオンラインサロンにてゲーム研究に取り組んでいる。
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※記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
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