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第26節 V・ファーレン長崎

いよいよ決戦の日がやってきた。
前節は劇的な勝利で首位に浮上した。
2006年から本格的に観戦を始め19シーズンを数えているが、前節は現地観戦史上5位にランクインするインパクトのある試合だった。

さて、大事な決戦の前に腹ごしらえとしてここに立ち寄った。

吉田大飯店
パイコー飯とワンタンスープ定食

東神奈川にある町中華だ。久々に立ち寄ったが、やや綺麗になっていて少し驚いたのはさておいて、味は相変わらず美味しかった。意外とワンタンスープが美味しいというのを知れたのは良かった。
これで決戦前の準備が整った。

三ツ沢へ到着し、試合前は恒例の決起集会。

決起集会

決戦前に熱気溢れる雰囲気で一層気合いが入った。

高橋友矢

プロ契約となりオリヴェイレンセへレンタル移籍する高橋友矢の挨拶があった。
ポルトガルで更なる成長をして、内田智也から継承したチャントを三ツ沢で響かせたいところだ。

さて、今節のメンバーは前節と変わらない18人となった。

キックオフ直前にサポーターから気合いの入った「FULIE Oi」を注入されると、選手達は勢い良く飛び出していった。
特にお互いのチームにはスーパーなブラジル人選手が多く揃っており、そのブラジル人選手達が決定機を作った。
前半33分、カプリーニがボールを受けると自ら切り込んでシュートを放つが長崎のGK若原セーブされてしまう。
前半41分にも右サイドでカルロス、山根、ユーリと繋ぐと最後はカプリーニが右足でシュートを放つも枠の外へ。
前半AT1分には、長崎のエジガルジュニオがルーズボールをマイボールにすると、DF2人の間を通しスルーパス。マテウスジェズスが抜け出すと市川と1vs1の形に。シザースで揺さぶりをかけ市川を交わすも、市川は最後の最後まで粘りきったおかげで、タッチライン際からのシュートになり、その間に戻ってきたボニが滑り込んで身体にボールを当てクリア。最大のピンチを切り抜け前半を終えた。

後半はホームの声援を後押しにチャンスを作ったのは横浜で、後半16分、24分には中野がフリーでシュートを放つも枠は捉えられず。
前節同様に、途中投入の選手達が自身のストロングポイントをしっかり出してゴールへ襲いかかるも、最後までゴールをこじ開けることは出来なかった。
後半43分にはタッチライン際の判定で一触即発。騒ぎの中でカルロスがイエロー、長崎のコーチが退場処分という判定され、不穏な空気のまま試合が終了した。

スターティングメンバー
市川暉記

なんと言っても前半ATは素晴らしかった。

前半ATのシーン

完全に終わったと思ったが、シュートを利き足では打ちにくい方向へ交わさせたようにも感じた。勝利には繋がらなかったが、大きな仕事をやってのけた。

ガブリエウ

笠柳に突破を許すシーン以外は完璧な立ち回りだっただろう。攻撃では常に一刺し狙っていた。前半にはゴールキックを大きく蹴ることに対し苛立ちを見せる場面があり、後半からGKからビルドアップに切り替えの提案したのは彼だろう。的確な判断でチームを統率した。

ンドカボニフェイス

一発の突破でピンチを迎えるが、執念のカバーでボールを身体に当てピンチを切り抜けた。強力攻撃陣を見事に跳ね返し、無失点で抑えたのは本当に素晴らしかった。

福森晃斗

今節も最後は足がつっていた。鋭いパスから何度も際どいシーンを作った。

フアンマを封じる福森

対人でも負けてはおらず、無失点に貢献した。

山根永遠

前半の守備は光った。しぶとい守備でやらせなかった。攻撃面でもパワフルさ全開で右サイドを躍動した。

ユーリララ

闘志剥き出しで90分間戦い抜いた。激しいタックルでチャンスを摘み取り続けた。

眼差し鋭いユーリ

ブラジル人対決となると一層力を増して封殺した。

井上潮音

しっかりボールを回収してリズムを作った。90分間走り抜き最後までゴールへ迫ったものの、あと一歩が届かなかった。

中野嘉大

攻守に安定感があった。後半は積極的なシュートでゴールへ迫るも枠内へは飛ばせず。
ソロモンから低めなクロスをお願いされると見事なクロスを見せていた。

カプリーニ

持ち味を十分に発揮した。強烈な左足と右足の精度の差が大きかったが、前半で流れを相手に渡さなかった。

小川慶治朗

後半の中野への落としは完全に裏をかいた。創造性と走力で攻撃を牽引した。

髙橋利樹

この試合も熱いシーンが見られるも、良くない熱さだった。
いつもながら激しい守備をしつつ、オフサイドながらネットを揺らすなどしたが、1番注目を集めたのはきわどい判定の場面だった。

一悶着後のカルロス

間近でタッチライン際の攻防を見ていて、自身の判定と違うことで起きてしまった事象ではあるが、なんとも言えない結果になってしまった。
同情しなくもないが、ここ2戦はもったいないカードを貰い続けてしまっている。嫌な流れを断ち切ってもらいたい。

伊藤翔

力強いプレーと冷静なプレーで違いを見せた。久々にスタートからも見てみたいところだ。

ジョアンパウロ

ゴールを奪いたいという気持ちが強く、積極的にシュートを放った。パンチ力あるシュートはきっとどこかでネットを揺らしてくれるだろう。

櫻川ソロモン

怖さがある攻撃だったがゴールはならず。カードは出なかったが、一触即発時は非常に危なかった。今は十分に流れを変えられる存在になっているので、熱さはプレーだけでおさめてもらいたい。

中村拓海

得意の走力とクロスで貢献した。夏場の途中投入は相手への脅威になっている。

村田透馬

キレのある切り返しとドリブルを見せた。調子は良さそうでもう少し長く見たかった。

永井堅梧
小倉陽太
四方田修平

長崎にリベンジを果たすことは出来なかったが、内容は確実に上回っていた。勝負の2連戦は1勝1分で十分な成績だった。
次節は最下位に沈む群馬戦だが、点差はともかく確実に勝利を掴んでもらいたい。

清水が群馬に大勝し2位に後退した。上位3チームは未だに拮抗した競り合いが続いている。どのチームが先に脱落してしまうのか、勝負の夏がまだまだ続く。

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