YBCルヴァンカップ 1thラウンド3回戦 名古屋グランパス
岡山での激闘を制して3回戦を迎えた。
宮崎なら観に行こうとは考えていたが、岡山であったため断念した試合だった。
控え組が意地を見せて掴んだ相手は名古屋だった。そして三ツ沢での開催も掴んだ。
試合前、名古屋グランパスアカデミーダイレクターである山口素弘がHAMABLUEトークにまさかの乱入。そしてこの試合の解説で、解説席にいた太田宏介も登場した。
ウッチーでなければ出来ない剛腕で、仕事を30分早く切り上げた甲斐があった。
今日のメンバーはリーグ戦のベンチ入りメンバーやベンチ外メンバーが中心だ。
試合はあっさりと先制される。左サイドを軽々と中山克広に突破され失点。
直後にも左サイドを軽々突破され、野上結貴にゴールを許し、7分で2失点となった。
能力差はハッキリと出ていたものの、粘り強く戦い続けていった。ダメ押しを喰らう前になんとか取り返そうと必死な選手達。それが前半で実を結んだ。
前半44分、小倉、ソロモンのワンツーから抜け出した小倉が左足一閃。ゴール右上に突き刺してルヴァンカップ2試合連続弾となった。
1点を返し、良い流れのまま前半を終えた。
後半立ち上がりも前半の勢いが継続。良い攻撃がいくつかあったものの、後半18分にセットプレーから失点してしまった。
レギュラー陣を含めた選手達を投入し、逆転を目指し続けるが、ゴールを奪うことが出来ず、ここでルヴァンカップ敗退となった。
失点シーンは仕方ないとして、やはりこの男のキックの精度が素晴らしかった。一発でチャンスに繋がるキックを蹴れるのは頼もしい。当面は控えが続きそうだが、昨シーズン同様のプレーは期待できそうだ。
プレースピードや判断にやや難はあったものの、単純なスピード等は通用しそうだ。しかし、ここで試合に絡めるかと言われると厳しそうで、武者修行へ再びというのが良さそうな気はする。
ユンカーを相手にも互角に渡り合っており、さすがJ1級のDFだ。レギュラー陣とベンチ外選手の差を1番良く分かっているだろう。チーム底上げのカギを握る男かもしれない。
2失点目はあっさりとやられてしまった。しかし、その後は修正され十分に対応出来ていた。フィードに関しては通用する力が既にあり、前半には持ち上がって、深い位置まで切れ込んでいきチャンスを演出した。
試合中の立ち振る舞いや風格は大学3年生のレベルではなく、今シーズン加入の大卒選手以上のものがある。近年活躍した大卒選手達と同じ雰囲気を持っている。
ソロモンへの愛のムチが飛んでいた。ソロモンは笑顔だったので、本当に良いコンビなのだろう。ベンチ外メンバーより確実に1枚上手で、試合終盤は中央付近でのプレーが増え、貪欲にゴールを狙っていた。
見事なミドルを突き刺した。インパクトあるゴールをあげている。
両足で精度の高いミドルを打てるのは、ライバル達にはない武器だと感じる。ただ、試合中での波があり、その辺が小さくなればリーグ戦に絡んできそうだ。
いつもと変わらない感じ。冴えるスルーパスがあり健在をアピール。後半途中から1列上がる場面もあった。
失点シーンは完全にやられてしまった。ただ、中山克広に負けないスピードを披露した。トップスピードは相当なものだ。徐々にストロングポイントも出せていた。
今1番見たいと思われていた選手だろう。後半に入って徐々に良さが見えてきた。チャンスは決めきれなかったが、フィットすれば化ける存在であることは間違いなさそうだ。
切れ味抜群のドリブルで野上を翻弄した。気合十分で唯一ゴールの匂いがしたが、前半で無念の負傷交代となった。
らしさは見せている。ただ、カップ戦だから出来ているとも言える。
この試合でも、ものすごくサポーターから応援されている。なんとか殻が破れてほしい。やはりこの男がゴールを決めないと、更なるチームの上昇はないのだ。
新井瑞希との交代で前半41分からから入るも、後半12分に和田と交代となった。筋肉系のトラブルで無念の交代だったようだが、インパクトは残せなかった。
急遽コンフォンに替わり投入された。良さが活きる場面での投入ではなく、大きな印象はなかった。
最終ラインに入ったが、最後はパワープレーで前線に張りついた。リーグ戦でもこういったオプションが見られると良い。
キックの精度はとても良かった。一発で流れを変えられる可能性は秘めている。左サイドは他のポジションより付け入る隙があるので、なんとか割って入ってほしい。
なんかいつもより楽しそうに出ていた気がする。とりあえず甲府戦でネットを揺らしてもらいたい。
なんとなく苦労が分かってしまう感じだった。この試合を観るとほとんど固定化されてしまうのも納得だ。
すぐに甲府戦がやってくる。きっちりと連勝してもらいたい。
個人的にはリーグ戦>天皇杯>>>ルヴァンカップという位、ルヴァンへのモチベーションは低く、岡山へも行くことはなかった。昨シーズンもルヴァンカップのアウェイだけは観に行かなかった。今年は大会方式も変更になり、各地で盛り上がりを見せている。個人的にも名古屋に敗れたものの、天皇杯と同じ位の気持ちへ変化した。
Jリーグよ、良い改革をありがとう。
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