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第24節 水戸ホーリーホック

水曜日の天皇杯3回戦は、残念ながら1-3で敗戦となった。強烈な風、滝行、試合内容と散々だった。

天皇杯ということで今回は写真等は割愛し、早速9連勝へ挑む水戸戦へと移ろう。

今節のメンバーでは、拓海が2試合ぶりのスタメンで右WBに入り、ベンチには岩武が入った。16試合連続スタメンであった山根永遠が体調不良によってメンバー外となった。

前半立ち上がりから、水戸がアグレッシブに仕掛けてきたが、慌てず対応していると水戸の勢いが止まりはじめ、徐々に流れが横浜へ引き寄せられてきた。
前半34分、中野が仕掛けてクロスを上げると、ソロモンが完璧なヘッドを放つも水戸GK松原のビッグセーブに阻まれた。その後もチャンスを生み出したものの、ゴールは奪えずスコアレスで前半を終えた。

後半立ち上がりから攻勢をかける。
後半2分、福森のFKからボニがヘッド。その直後にも、拓海のパスからソロモンが抜け出したが松原がブロック。そのこぼれ球を慶治朗がシュート放つがまたも松原にブロックされた。
後半10分のCKでは折り返したボールをカプリーニが合わせるも、松原にまたしても阻まれてしまう。
すると後半12分、水戸はGKからのビルドアップをつなぎ左サイドを突破。拓海を交わしてクロスを送ると中で待ち構えていたのは草野侑己。草野が冷静にゴールへ流し込み先制を許してしまう。
失点直後に慶治朗に替え室井を投入し、流れを引き戻そうとするも、後半21分に水戸の齋藤に個人技で突破され失点を許してしまい、残り25分で2点のビハインドとなってしまった。
ここでさらにカードをきり、カプに替え伊藤翔、ガブに替え村田を投入し、拓海を右CB、村田を右WBに配置した。
すると後半30分、潮音から華麗なパスが送られると、途中出場の伊藤翔が見事なトラップからシュートを放つ。1度はブロックされたものの、こぼれ球を押し込み1点を返した。
そして後半42分、中野のクロスからカルロスが飛び込んで同点に追いついた。
完全に水戸の勢いが途絶え、サポーターも後押しをさらに強めるために、飛び出したチャントは「FULIE Oi」。昨シーズン終盤にリミッターが外れると、サポーターや選手の心をも動かす強力なチャントへと変貌を遂げていた。
絶妙なタイミングで飛び出た「FULIE Oi」は、贔屓目なしにホームの声援を上回る迫力だった。あれだけサポーターが少ないと揶揄されてきたが、新たなフェーズを迎えたと言えるだろう。
ATは7分と時間が残されており、果敢に攻め続け、声援を送り続けたものの、最後の1点は遠く2-2のドローという結果に終わった。

スターティングメンバー
市川暉記

久々の2失点。どちらもらしくない失点になってしまった。とはいえ、24試合でたったの14失点とまさに鉄壁だ。
中断期間明けは得点数2位の千葉と、1位の長崎を迎え討つ。しっかり立て直してゴールに鍵をかけてほしい。

ガブリエウ

前半は危なげなかったとは思うが、後半にあった2度の失点シーンは、あっさりと抜かれてしまい、途中交代へと繋がってしまった。

ンドカボニフェイス

クセ者の草野を相手にも強さを見せたが、疑問が残る判定によって早々にカードを貰い、慎重な対応にならざるを得なかった。

福森晃斗

イニエスタを彷彿とさせるダイレクトボレーでのロングパスは衝撃的すぎた。セットプレーでは良いボールを供給していたが、流れの中では噛み合わない面も見られた。少し疲れが溜まってきただろうか。良い中断期間を過ごしてほしい。

中村拓海

全体的に荒波の内容だった。前半は周囲となかなか噛み合わずボールを失ってしまうも、後半にソロモンへ出した一撃は、拓海らしさ全開だったり、失点シーンでは逆を取られてあっさり抜かれてしまったりと下振れが少し多めな感じとなった。

ユーリララ

いつもの迫力は影を潜めたが、冷静な対応に徹していた。この男に頼りっぱなしだが、しっかりリフレッシュして、前半戦に敗れた2チームとの連戦に全力でぶつかってほしい。

井上潮音

サッカーしかないという男は、華麗なパスで1点目をお膳立て。引かれた相手にも沢山のアイデアでチャンスを作りだした。
試合前のスピーチ中に祝福を受ける異例な展開が本人へ届いていると良いが。

中野嘉大

両足ともにクロスの精度が高かった。カルロスへのクロスはチームを救う最高のクロスだった。守備でも見事なカバーリングを披露し、左サイドは完全に制圧していた。

カプリーニ

ボールを引き出して流れを呼び込んだものの、ゴールをこじ開けることは出来なかった。前半には、もったいないイエローカードの貰い方で累積が3枚目となってしまった。

小川慶治朗

前半は抜け出してチャンスを生み出し、後半はこぼれ球に反応したがゴールは奪えなかった。

櫻川ソロモン

前半34分のシュートは完璧だったが、これは相手を褒めるしかない。ボールをしっかりと収め、ハイボールもしっかりと対応し、ようやく波に乗ってきたか。
しかし、カルロスのゴールにより再び激化するポジション争いが、今後どのように進むのか楽しみだ。

室井彗佑

逆転の一打はビッグセーブに阻まれる。ヒーローになりきれなかった。

伊藤翔

チームが息を吹き返すゴールをあげた。

気持ちで押し込んだ

見事な抜け出しと抜群のトラップで勝負あった。この一撃で完全にチームにスイッチが入り、敗戦から救ってみせた。

村田透馬

前がかりになる時間帯でも、落ち着いたプレーを見せた。

髙橋利樹

土壇場でゴールへぶち込んだ。

しっかりマークを外して
見事にぶち込んだ
値千金の同点弾

窮地を救うヒーローは、公式戦2試合連続ゴールとなった。長いトンネルから抜け出し、ゴールラッシュへ視界良好だ。

永井堅梧
和田拓也
岩武克弥
四方田修平

ラスト20分で2点差を追いついたのは素晴らしかった。途中交代の2人がゴールを決めて、ズバリ采配的中だった。

ボールを急いで渡す

ボールボーイの出足が遅いのを見るや、誰よりも勢いよくボールを取りにいった。この勝利への執念を見せた結果が、得点を呼び込んだとも言えなくはない。
中断期間明けの2試合は、共にアウェイで敗戦を喫した2チームだ。再び上昇気流にチームを導いてもらいたい。

ゴール裏へ挨拶

この試合をどのような捉え方になるのかは様々だろう。個人的にはよく追いついたと思っている。どう考えても負ける展開であっただろうし、ひっくり返せなかったものの、この勝ち点1は価値あるドローと言えるだろう。
ライバルの長崎は甲府との試合で劇的なドロー。もう一方の清水は大分に快勝した。
首位清水、2位長崎、3位横浜という並びに変化し、2週間の中断期間に突入することになった。

試合終了後、水戸でナイターの時には必ず寄るお店がある。

CoCo壱フレスポ赤塚店

それは赤塚駅前のCoCo壱だ。
CoCo壱はなんとなく高い印象を持っており、普段の生活ではほとんど入らない。通算でも5回くらいしか入ったことないが、そのほとんどは赤塚駅前のCoCo壱なのだ。

チキンカツカレー

やっぱりCoCo壱のカレーは美味い。CoCo壱を食べているという事は、夜の赤塚駅に来ているなと実感しつつ、次にCoCo壱を食べられるのはいつになるだろうかと思いを馳せたのだった。

中断期間中にはファン感謝祭が行われるが、そういった企画には全く興味はなく、中断期間には毎年恒例の札幌遠征が待っている。
少し横浜とは距離を置くことになる。千葉戦を楽しみにしつつ、札幌へ思いを募らせることにしよう。

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