プリセットを売る人たち

最近よくadobe lightroomの自分で作ったプリセットを売る人を見かけるようになりました。

きっかけは写真の学びサイト「curbon」でしょう。人気インスタグラマーのLightroomプリセットを売り出しています。それを皮切りにウエディングフォトグラファーやラブグラファー、アマチュアの個人の方まで売っているのを見かけました。

SNSでは似たような構図、似たような場所の写真が溢れています。そして極め付けがプリセット。有名フォトグラファーと同じ色を出すのです。ますます、フォトグラファーの中でのそれぞれの違いが分からなくなっています。同一化しています。

あの有名フォトグラファーと同じような写真を撮って同じ色にしているのに、全然フォロワーが増えない。

なんて悩みも出てくるでしょう。そりゃあそうです。みんな同じ写真になってしまっているのですから。

結局、現像の色やレタッチというテクニックなんてのは勉強すれば誰だって身につくもので、本当に大切なのは、どんなこと考えて、どんな視点で写真を撮るかということなのでしょうね。同じ場所にいて同じ被写体を撮っても差は出てくるでしょう。

オリジナリティが求められる時代になりました。ポートレート撮ってる方なんていくらでもいるし、自分はその中の埋もれた大多数の米粒の１つのようなものです。今年度はもっともっと他の人にない発想で、他の人が使ってない道具を使って、撮っていきたい。