【ネタバレ注意】シンエヴァの感想
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
見てきました。ちゃんと文章にするの大変なので適当に箇条書きで感想を書いていきます。ほぼ備忘録みたいな感じです。ちなみに漫画版と新劇場版は履修済みで、旧劇の方は通しでは見てないけどあらすじは知ってるし映像も断片的には結構見たっていう感じです。
思ったこと(“ほぼ”時系列順)
・「これまでのヱヴァンゲリヲン」からやるのね。
・冒頭12分は視聴済みだったわけだけどIMAX版なのもあって今まで見えなかった部分まで細かく見れた。
・冒頭12分はシンジがコア化した自販機の前で項垂れてるとこで終わってたからその続きからが初見ですね。誰かが車でやってきたと思ったらまさかのケンスケ
・トウジなんか「Q」で完全に死んでる演出だったやんけ
・シンエヴァ終始ずっと”赤い”映像を見ると思ってたのに序盤でコア化してない映像が続いて衝撃。予告で流れてた”赤くない”カットがほとんど回収される。
・委員長はトウジのこと好きではあったから結婚して子供ができてるのは割と自然だった。生きてたこと自体が衝撃だっただけで。
・それよりも「ケンケン」⁈
確かに最初から「ケンケン」は(少なくとも漫画版では)アスカに惹かれてはいたけどお互いにいい感じになってるとは...。旧劇の方では綾波は母性の象徴でアスカは異性とか他人の象徴なんて言われてたけど新劇の方では違そう。
・トウジは秀才キャラではなかったから医者って感じではないけど、人助けのために独学で真似事をし始めたってのはしっくりくるね。
・アヤナミこんな声高かったっけ?
・農作業したり風呂入ったり家族団欒のシーンがあったりで「あれ?今何の映画見てるんだっけ?」ってなった()
・アヤナミが徐々に心を知っていく過程、良いですね。プラグスーツの上から農作業着着てるのシュールで笑う
・絶望的な状況ながらも生き残った人は希望を見出してなんとか暮らしているっていうわかりやすくポジティブな展開はエヴァにしてはかなり珍しい。
・シンジが失語症みたいになってたのはもう少し早く治ってはいたけどきっかけがなくてそれをアヤナミが押してくれたのかなという感じ
・アスカが「アヤナミシリーズは好意が第3の少年に向けられるようプログラムされてる」
・シンジが家出した先のネルフ第2支部N109棟跡での綾波とのやりとりの構図、「Until come to me」にそっくり
・後退りながら最期の言葉を告げていって「碇くんが好き」って言ったあとL.C.Lに還ったの辛すぎたな..
・KREDITって何やねんってなったけどそれはすぐ説明が入って「WILLEの支援組織」だと。
・ニアサー後の生活がちゃんと機能してて破・Qでの惨状を忘れかけてた頃にケンスケから「外」を見せられる。相補性L結界浄化無効阻止装置。
・最近ハイカイ(首無しのエヴァみたいなの。インフィニティ?)が歩き出してるみたいなこと言ってたけどこれは結局何だったんだろ
・加持リョウジ”くん”...R.Kajiで「ん??」とはなったけどまさかの同じ名前とは
・”シンシンド”ダイブってなんだ?”シン深度”?”神深度”?ってなってたけど特典見ると深々度みたい。なんか魚雷とか潜水関連の用語で「深い深度」のことをそう呼ぶっぽいけどエヴァとしての用語はよくわからん
・「先に大人になっちゃった」はネットの考察班の言う如何わしい意味じゃない気がするんだが...
・アドバンスド・アヤナミシリーズって何。とりあえずNERVにいたときのあのL.C.Lに浸かってる時間は必要だったってことですね。
・やっぱあれは黒き月であってたのね
・ヤマト作戦、かっこいい...
・つらいのはシンジだけじゃない。ミサトさん初めWILLEのみんながつらい経験をしてるみたいなこと言ってたけどそしたらQでもう少し寄り添ってくれてもよかったのでは...という気がしないでもない。
・アスカにも「好きだった」って言われて謎のモテが来てるなシンジ。今更弁当のこと言及されるのずるいじゃん...
・スイカ..........
・生命の種を発射した時に言ってたL5ってのはラグランジュポイントのL5のことだよね多分(あんまり詳しくはないけど)
・結局「フォース」なのか「アディショナル」なのか「ファイナル」なのか「アナザー」なのかどれ?→人類補完計画に必要な、ゼーレのシナリオにもあるインパクトがファイナルインパクト(かフォース?)でアナザーはゲンドウ自身の願いのためのインパクトで、ゲンドウはそれをアディショナルと呼んでいる?
・インフィニティは結局サードインパクト(もしくはニア)でリリスに還る途中で中断された人類(もしくはその他の地球上の生命全て)ってことでいいのかな?
・北上はいろんな意味で新しい風を吹かせてくれるキャラだったな
・ガフの扉に向かうあたりの作画最高すぎた
・インフィニティの群れを抜けるシーンとかもいい気持ち悪さだった()
・エヴァオップファータイプって何なんだろ。調べたらOpferがドイツ語で「犠牲者」って意味っぽいけど何のために何が犠牲になったんだろ。アダムスの器と同じ機体を指して言ってた気がするけど
・4体のアダムスを元にBuße(贖罪)、Erlösung(救済)、Erbsünde(原罪)、Gebet(礼拝)の4隻の戦艦(NHG)を作ってそのうちBußeがWILLEに強奪されAAA Wunderとして使われている。NHGって何だろ
・基本的に4体のアダムスと4隻のNHGは対応するものと考えられそう。ゲンドウがアディショナルインパクトを始める時、全てのHorsemanは揃ったって言ってた件について、ヨハネの黙示録に記された何かの封印を解いたときに現れる騎士(=Horseman)も4体で色は黒、白、青、赤らしくてこれはちょうど4隻の戦艦のカラーリングと一致してない?(あまり自信ないけど)
・「生命のコモディティ化」??そのままの英語の意味で考えると汎用品化ってところ?L.C.Lになって一体化するのと同じような意味?ニュアンス的に人間以外の生命もインフィニティ化させるような感じにも聞こえた
・アスカとマリの共闘良かった...
・エヴァインフィニティ(じゃなくてmarkシリーズだっけ)がロマネスコを思わせるフラクタル構造見たいな軍隊で攻めてくるとこのCGすげえ
・ミサトさんが髪を下ろすシーン熱すぎる。やっぱりミサトさんはミサトさんだったんだなって
・ゲンドウのビジュアルあまりにも人外すぎて笑ってしまった。旧劇とかでは加持さんに渡された復元されたアダムと融合してたけどネブカドネザルの鍵はどう使ったんだろ。
・ゲンドウが頭打たれた時に脳みそ戻す必要なかったですよね()
・マイナス宇宙は人間には認知できないから記憶をもとに精神世界が構築される的な云々はそこそこしっくりはきた。
・マイナス宇宙に突っ込んでからウッキウキで量子テレポーテーション繰り返してるゲンドウ可愛くて草
・ゴルゴダオブジェクトは精神と肉体、虚構と現実を結びつけて知覚させるためのデバイス的な?
・精神世界で初号機と13号機が戦ってるところ、教室とかミサトさんの部屋とかでサイズ感コロコロ変わってるのシュールで笑ったw
記憶をもとに構成→夢みたいなものかなって感じもするからこのめちゃくちゃ感も含めて演出なんだろうな
・第3新東京市っぽいとこで戦ってる時のビルの挙動がちょっと陳腐で違和感あるなと思ったけどその後舞台の「端」があったり撮影スタジオみたいな感じで壊れたったのを見るとわざとミニチュア感を出してるんでしょうね。
・Qの考察動画で、ロンギヌスに対するカシウスってのはカエサルを暗殺した「ガイウス・カシウス・ロンギヌス」から取ってるのではってのがあったけど今回ガイウスの槍が出てきてそれは確定したのかなと思った。
・ミサトさんがヴンダーで作った槍がガイウスの槍だから、黒き月が形状変化してできた槍(2本が交わったようなやつ)は名前はないってこと?
・エヴァンゲリオンイマジナリーis何。とりあえず虚構の存在を認め一体化することで現実と虚構の区別のない世界を作る的な感じ?→物質世界の宇宙と精神世界のマイナス宇宙、エヴァの存在する虚構世界と存在しない現実をつなぐ象徴?
・セカンドで海の浄化、サードで大地の浄化、フォースで魂の浄化
・まさか「新世紀」まで回収するとは思わなかったよね
・プラス・フォー・イン・ワンって何だろと思ったけど8号機がエヴァオップファータイプのMark.9,10,11,12の4機を取り込んだ状態のことそのものか。ここでは取り込むことをオーバーラッピングと呼んでるっぽい?
・表現は大分違うにせよやってることは旧劇と同じようなものなのかなとは思った
・ところでゼーレのおっちゃんたちは何してたんやろ
・アダムスの器はアダムス(光の巨人が旧劇と違って4体いると思われる)から作ったエヴァってことでいいのかな
・冬月がマリにアダムスの器を明け渡したのはどう言うことなんだ
・ゲンドウがここまで赤裸々に語るのは珍しいな。シンジに対する感情は漫画版と結構近いように感じた
・カヲルくんは何回もループしてて旧劇や漫画版の世界もループの一つってことかな。繰り返される円環が何とかって言ってたし
・シンジを幸せにするためにループしてたけどそれは結局自分のエゴだったと。
・生命の書に刻まれた者は円環の中で繰り返し生まれるようになってる
・渚司令????→空白の14年間でネルフが幽閉されたタイミングでカヲルが司令に就いたタイミングがあったのか(ソース:破の最後のQの予告)、もしくは海洋研究所にカヲルが絡んでるのか(海洋研究所を上から見るとセフィロトの樹みたいになってる)
・予告に出てきた謎の少女は幼き日のアスカだったんですね。2号機にはアスカの母が取り込まれてるって設定は新劇にはないのかな。
・何にせよアスカは、両親がいない、嘗て好きだったシンジも初号機に取り込まれたままってところを「ケンケン」が埋めてくれたんだろう。そこに恋愛感情があるかはまた別の話として。
・アスカも綾波みたいに「式波シリーズ」としてたくさん存在するってのはわかったけど、式波のオリジナルが惣流ってことなのかまでは断言できないかな
・後半のシンジ強すぎだろ
・だんだんスタジオが解体されてく演出、このあと何が起こるのか分からなくて怖かった
・所々「気持ち悪い」の砂浜が出てきてドキッとした。一瞬出てきた色の感じがちょっと違くてテリっとしてるプラグスーツのアスカは惣流ってことかな
・超ロングの綾波が出てきたけど、アスカがマリに髪を切ってもらってる時に言ってた「外見はほとんど変わらないのに髪は伸びる」ってのもここで回収されたと。
・まさかマリエンドになるとは!
・最後の駅のシーン、綾波っぽいのとカヲルくんっぽいのが一緒にいたのはすぐ気づいて、2回目でアスカもいたの気づきました。みんな無事だったと。
・庵野エヴァがこんなにちゃんと終わるとは思ってなかったのでびっくりした
・最後は実写の映像に走るシンジとマリだけ合成されてたのは結局は「現実に帰れ」という庵野監督のメッセージなのかな
・主人公シンジはマリとくっついたけどアスカも綾波もカヲルくんも救われてて全個別ルートを同時に攻略したような感じで良い。これ以上ないくらいハッピーエンド。
・アスカ派はケンケンに嫉妬したりしてるようだけど、シンジが新劇場版から登場した新ヒロインとくっつくことによって今までのエヴァからの決別を暗示してるんだろうなとか
・唯一のハッピーエンドだった漫画版はそれでも日常が戻るだけで人間関係はリセット(最終話でアスカとかケンスケ出てくるけど知らない人同士)だしシンがシリーズで一番のハッピーエンドになったのでは
全体の感想
・個人的にはとても良かったと思う。ちゃんと”あの”Qの続きでありながらシリーズの完結編らしい完結編をちゃんとかいて終わらせたことがすごい。
・内容はかなりわかりやすかった印象。特に前半は新しい単語が出てくるとすぐそれについての説明も入った。後半も北上とかが結構視聴者目線だったしシンジも喋ったたからそこまで置いていかれもしなかった。「もっとエヴァは抽象的であれ」みたいな過激派もいるようだけど完結編だしスッキリ終わらせたほうがいいでしょと言うのが個人的な意見。
・「ネオンジェネシス」とか「式波と惣流」とか、伏線だと思ってなかったことも伏線として回収してて、新劇場版だけでなく旧劇とか漫画版とかの今までのエヴァ全ての完結編として書いたんだろうなと感じた。
・家族愛に結構焦点が当たってたのかなと思った。トウジ&委員長、ゲンドウ&ユイ、加持さん&ミサトさんなど
追記
・2回観たのもあって大体の流れ馬理解したけど後半の儀式云々についてはまだ理解が及んでいないので解説動画を心待ちにしています。ゴルゴダオブジェクトとかアダムスの器とかその辺…
何かあればコメントして頂けたら嬉しいです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?