子供がのびのびと育つ環境を

「安倍晋三 回顧録」を読了した。ネット通販で取り寄せてみたら意外と分厚く空き時間を見つけてはこの1ヶ月読んでいた。この本について、あらゆる突っ込みを入れている人は多くいるが、内閣総理大臣という職は24時間営業といったところで大変なんだなと思った。俺には政治家はとてもとてもなれないとも思った。
巻末に2014年1月の施政方針演説が記載されている。そこには育休を最長3年まで延ばすよう経済界にお願いしていくとある。今はどうなんだ?と調べてみても最長2年。しかも延長するには、なんだかんだと要件は厳しい。俺は前妻との間に2人の娘がいる。また、この施政方針演説のときは保育園に関わる仕事をしていた。この頃から持論がある。それは、育休を3年にしろということ。娘が生まれたときに夫婦で決めたのは、「幼稚園・保育園に入れるのは3歳からにしよう」であった。よく考えてみると子供から見ると一生のうち、母(父)と子が四六時中一緒に居られるのは短い。学校に行けば昼間は別々。それを生まれて間もなく保育所に預けてしまうのだから、そこで育まれるはずの愛情も薄くなってしまう。育休中の給料も10割出す。年少扶養控除もひどい。選挙公約で子ども手当増額を謳った民主党政権にまんまと騙されたクチである。自民党が政権に返り咲き、年少扶養控除が復活されるかと思いきや「システム改修に金がかかる」と新聞の小さい記事になっていた。結局税金を取りたいだけなのだ。
3歳からなら、手のかかる2歳未満児が減り、保育士不足も多少解消されるはず。スタッフが確保できれば目の行き届いた安全な保育ができる。そうすれば親も安心して勤められる。
異次元が何だ?児童手当がどうこう、給食費がどうこうより、日本の世の中の考え方が変わらないことには少子化なんて問題解消されないであろう。
今の議論も大人のことばかり。子供本位で考えるべきだ。

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