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キングアーサー1/21マチソワ

久しぶりの新国立劇場!なんだか行くだけで嬉しくなっちゃいました。キングアーサー観劇記録です。そして私は浦井健治ファンなので、読んでくださる方はそちらを前提にお読みください。

めちゃくちゃショーアップされた舞台でした。マチネはちょっとびっくりして気持ちがついていかなかった(笑)フレンチロックということで、歌唱披露のときは馴染みがなさすぎてこの曲たちについていけるのかと心配してたのだけれど、舞台を見てみるとどの曲もとてもよい!(正確にはセントラル愛知とのコンサートでアーサーの曲を聞いてカッコ良かったので楽しみにしてたのが始まりです)CDが欲しくなる、クセになる曲ばっか!だからこそのショーアップなのかと思ったり。(にしてもメレアガンとモルガンの歌ってる姿とかディナーショーかと思った笑 社長の方)

マチネキャスト

ソワレキャスト

個人的にはソワレのが好みでした。(もしかしたら、見慣れたから、ってのもあるかも)

最初、ナレーションの声が気になりすぎて(笑)全然聞いてなかったのですが、2回目聞いたらほとんど説明してくれてた(笑)そんなかんじで2回目見たら全体的にめっちゃ解説してくれててびっくりした(笑)

演出が韓国の方で、個人的にはペール・ギュントをとても思い出しました。(あの作品も韓国の方でしたよね。)アンサンブルさんの使い方というか、振り付けがというか、とにかくペールの演出と共通点をとても感じました。韓国での定番の演出なのかな??だから、日本のミュージカルとはひと味違っています。
で、絶対言いたいのが、ダンサーさんたちの身体能力がすごすぎる!!男性も女性も凄かった。美しいというよりは「したたか」って感じで凄かった…。

お話はというと、こんな話なのね!童話みたいな話だった。そんな単純な話かと思ったら、ラストのアーサーの「受け入れる」「許す」姿になんだか様々な学びを感じたよ…。
浦井さんの王は数々見てきたけれど、なんだか王としての成長を感じた。いや、今まで演じた王とは物語は通じてないんだけど。いままでなら勢いでやりきったり、感情が爆発するところを、今回は苦しみや悩みを内に秘めてて比較的穏やかなんだよね。そして「許す」王。そんな姿がなんだかジーンときた。あの、お人好しの王に、王としての説得力をもたせてる姿にやっぱりこれが浦井健治の魅力だと思いました。あれ、普通ならお人好しの童話の世界にしか存在しない王になるような気がするんだけど、今回のアーサーはちゃんと存在する王だった。(ニュアンス伝わりますか?笑)
あとやっぱ王な浦井さんはかっこいいね。(ただのファン)基本は日常的な舞台が好きですが、こういうのを見るとかっこいいと思っちゃう私はかなりちょろい。「誓ーえ!」って歌う曲のとこで後ろから歩いてくる姿にひゃーってなりましたアホです。あと、今回の歌声は好みの歌声でした!クリアになったよね。

ちょっと惜しかったところといえば、ランスロットとグィネヴィアはもっとロマンチックであって欲しかった。もっと愛し合ってるように魅せてほしかったかな。頑張れ若者たちよ!(何様?w)

なんだか最近プライベートや仕事で色んなことが許せなくって怒ったり、嫌な気持ちになったりしてたけど、もっと穏やかに生きようと思ったよ。許せる勇気を持ちたいな。
私の次の観劇は地元愛知にて。その頃はどうなってるかな。




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