「幸せになるために、僕は幸せを手放した」
はじめにお金も物も人脈も、多いほど幸せに近付く。
24歳の僕は、強く信じて生きていた。
学校を卒業して仕事を始めると、欲しかった物がよりも簡単に買えるようになった。 仕事を始めてお金を手に入れるとその辺のモノは何でも買えて、すごく欲しいわけじゃないのになんだか買いたくなって。気付いたら買っている。 そんな生活が当たり前になってから親元を離れ、自由になったが故に、何の疑問もなく好きなものを好きなだけ買い、好きなものを好きなだけ食べる。 学生時代に思い描いていた理想の暮らしを、仕