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憧れの選手の言葉だからこそ響くことーMINAMINO REPORTトークショーー

ヨーロッパでプレーするサッカー選手たち、特に日本代表クラスの選手になるとオフの時期も忙しい。

様々な場所で主にスポンサー系のファンサービス、イベントをやっているのを目にする。

先日コスメのイベントで中村敬斗選手のトークショーをやっていた。
行きたかったけど予定があって行けず。

今回の南野拓実選手のトークショーはセレッソサポーターの友人から聞いて応募してみた。
参加者は80人というのを記事でみたので狭き門をくぐり抜けて当選したんだと思う。
Xで検索したら外れたと言っていた人が多くいた。ラッキーだった。

私にとっての初めての日本代表選手のトークショーイベントだ(と思う)。

予習が足りず、MINAMINO REPORTが何なのかわからず参加したけど参加したら子どもたちがたくさん参加していたことがよくわかるいいイベントだったので書き記しておく。


▪️「僕はまだ何も知らない。だから知りたい。」

南野選手が冒頭に発言もしていて、HPにも記載されているこの言葉。
とても印象的で素敵な言葉だ。
サッカー選手はかなり特殊な職業なので、いわゆる一般社会人として生きる私たちが当然だと思っていることも知らないことも多い。
(その代わり一般社会人が絶対に見ることのない景色、味わうことのない経験を数多くしているのだけど)

そういったベースがあるから、知らないことを自覚し、知りたいと思っていて、知ろうとしている。

この言葉からそういう強い意志を感じた。

私は仕事でスマートシティのプロジェクトを2022年までやっていたので、今回トークテーマに出てきたSDGsのことも、スマート農業のこともそれなりには知っている。

でも、もしそうでなかったらSDGsは耳障りのいい言葉くらいにしか理解していなかっただろう。スマート農業に関しても身近なものではないので、遠い存在として認識していたはずだ。

今回の参加者もそういう感じだったのではないだろうか。
特に子どもたちは言葉自身も知らないかもしれない。

サッカー選手、しかも海外でプレーする日本代表の南野選手が自分で経験・体感したことを自分の言葉で伝える。そうすることで、その知らない世界が少し身近になる。しかも、その世界は憧れの南野選手もこのプロジェクトでやる前には知らなかったことなのだ。

農業は成り手不足の産業なので、かつての汚い・きつい・危険のようなイメージではなく、スマート農業のカッコイイ器機等を入り口にすることでめざしたい仕事の1つになるかもしれない。そういうのも狙っての今回のイベントなのだろう。
私はもう十分に大人だし、これから農業に携わることはほぼなさそうだけど、子どもたちは違う。知ることで、将来の選択肢が広がる。

ヤンマーのマスコットヤン坊&マー坊を両手に笑顔の南野選手

そういったきっかけにサッカー選手、南野拓実選手が活用されていることにとてもワクワクした。SDGsも然りだ。世界中で継続的に考えるべきことを先進国モナコの様子やASモナコの3rdユニは100%リサイクル・ポリエステル製で製造されている。そして、売り上げの一部が海洋研究所に寄付され、海の保護という重要な活動に貢献しているという。

ASモナコでの取り組みの様子もパネル展示されていた

南野選手が普段着てプレーしているユニフォームからSDGsを意識できるというのは知らなかった。きっとこの先、モナコの3rdユニフォームを見るたびにこの活動を、そして持続可能な社会について考えると思う。

▪️気になる客層は?

14時開演なのに列整理は12時からだった。
席は指定席ではなく、自由席で、先着順に座る方式らしい。
なぜそんなに早く集合をかけていたのか?
写真展をトークショーの前に見て欲しかったのかもしれない。

私は別に前の方で見たいというのもなく、午前中予定もあったので、13時半くらいに着いた。

到着すると私より早くきた人たちが大半で、南野選手の登場を今か今かと待ち構えている感じだった。

みんな気合いが入っている。
ユニフォームを着た人もちらほらいた。
日本代表や現所属のモナコ、南野選手が育ったセレッソ大阪など、色とりどり。
男女比はだいたい半々くらいだ。南野選手はイケメンなので、女子の方がファンが多いイメージがある(偏見)。この日の参加者はそうでもなかった。

特徴的だな、と思ったのは子どもが結構いたということだ。
申し込み欄に年齢を記載するところがあった気がする。
イベントに子どもだけのじゃんけん大会もあったので、意図的に子どもを当選させていた可能性もあるな、と思った。

題材的にも子どもに聞いてほしいトークショーというのがあったのかもしれない。

▪️じゃんけんでも帝王、南野拓実

トークショーの中心となるMINAMINO REPORT以外にも質問コーナーがあった。
内容はこんな感じだ。

その後、じゃんけん大会もあった。
南野選手とじゃんけんをし、勝った人だけが残るというものだ。
南野選手が強すぎた。
1回勝負し、2回目の勝負が行われる。商品であるサイン色紙が10枚なので、10人が残れば成功なのだが、2回目にして4人しか残らなかったのだ。
私は幸運にもそのターンで無事に勝ち抜け。
その後、2ターン勝負が繰り返されようやく10名が選出された。

じゃんけん強い=勝負強いってことなのかも、と思って2026年のワールドカップ予選に向けて、すごく頼もしいんじゃない?と勝手に思った。
それくらいじゃんけんが強かった。この理論で言うと私もなかなかの勝負強さを持っていたのかもしれない。

そういえば、じゃんけん大会の商品サイン色紙を受け取る時、握手と一言お話しすることができた。

私はまた軽々しくモナコに応援しに行きます、と言ってしまう。
前に南野選手を応援したのは2019年のザルツブルク時代。ハーランド選手とまだプレーをしていた頃だ。
コロナで空白の期間があったとはいえ、もう随分前の話になってしまった。
24−25シーズンはリーグアン観戦デビューを果たしたい。

▪️さらにヤンマー様のファンになる

サッカーという身近なそして人気コンテンツを切り口に、自社の携わる業界のPRそしてSDGsに向けた取り組みをするヤンマー。
セレッソ大阪のパブリックビューイングもとてもいい取り組みだと思っていたけど今回もそれとは違った角度でいいイベントだな、と思った。
(南野選手のイベントは人数制限があったので、その時点で参加したくてもできない層が一定出てきてしまうのは仕方がない)

南野選手のトークショー・MINAMINO REPORTの展示だけでもありがたいのに、帰り道にはお土産までくれた。

MINAMINO REPORTのQRコードが入ったクリアファイルと重機を模したペン、重機のトミカ、トートバッグ、SDGsを学ぶブックだ。

トークイベントのお土産 豪華

皆様にお渡しするお土産は南野選手もかっこいいと言っていたので期待してくださいね、とMCの方が言っていたが確かにかっこいい。

せっかくなのでMINAMINO REPORTを読み、動画を見て、これからもこの活動に注目していこうと思う。

ヤンマー様のイベントはいつでも太っ腹だし、サッカーに留まらない素敵な視点を与えてくれる。こうして私はまたファンになった。
BtoBの企業なので普段の生活で接することは少ない。でも、こういう会社を、取り組みを知る機会を作ってくれるのでいい会社だな、とみるみる好感度が上がっている。リクルーティングにも効いているのではないだろうか。

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