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マメを育てる〜その8〜

どうも香川県三豊市で写真撮影・映像制作会社を営んでおります、
藤岡優(ふじおかゆう)です。

先週はフリーランスとして独立したものの、
ラーメン屋店長候補になり、当時の彼女(今の嫁)に助けられ、
独立して約2年目から何とかちゃんと映像だけで仕事として成り立つ様になってきました。

【写真との出逢い】

私がフリーランスとして映像で飯を食っていけるようになったころ、
世は一眼ムービー」ブームの真っ只中。
Canon5DMarkiiと言う写真用の一眼レフカメラに動画機能が搭載され、映画のような超絶きれいなボケ味のある映像が30万くらいのカメラで取れちゃう時代になったの。

もうそれはそれは革命だったのです。

これまで、大きなビデオカメラを担いでいた映像の人も写真用の一眼レフカメラで撮るようになり、写真用のカメラに動画機能がついたということもあり、写真屋さんが映像を作るようになり、これまでキッパリと分業されていた、写真と映像がお互いにとって近いものになりました。

当然私も、この一眼レフカメラでもって映像の撮影をしていたわけなのですが写真を趣味程度で仕事にしようとか何か撮ろうということはありませんでした。

しかし、ある動画のワークショップに参加した時、そこに多くの写真のカメラマンが参加しており、その写真のカメラマンが撮る映像が「なんか良い」のです。
何が良いのだろうと悩んでいると、私の師匠でもある人がふと、

「写真の人はやっぱり広角の画が抜群に綺麗」
「構図がとにかく美しい」
と言い、

それまで何も考えず「なんか良いところ」を「いい感じ」で撮っていた私は急に心臓がドキドキしてきたのです。
当然構図という言葉は聞いたことありましたが、、、そんなの関係ねぇ、、センスだ、、、
と思っていたのですが、、、
自分の「なんか良い」が構図が美しいという事にはじめて気付かされ、焦りと、構図を軽んじてた自分が恥ずかしく感じました。

そこから「広角が上手いビデオカメラマンになりたい」と思い、広角をコソ練して鍛えるため、風景写真を撮り始めます。

ただ、何時間もかけて撮りたい風景があるわけではなく、重い機材をもって絶景に行きたいわけでもない。
ということで、わが愛すべき町仁尾町できれいな風景写真撮ることに決め、とにかく広角でキレイな構図を意識しひたすら風景写真を撮りました。

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見慣れた風景をどう撮るか。
見た色をどう表現するか。
写真の魅力にどっぷりハマっていきます。

撮った写真を自分一人で楽しむほどつまらないことはないので、この頃から自分が綺麗だと思う景色を撮影し、FacebookにUPしていました。
そうすると多くの人から
「綺麗!!」
「海外みたい!!」
「行ってみたい!」
「仁尾じゃないみたい」
「この写真使わせてください」
などの反響をいただき、なんだか楽しくなっちゃって。

撮りはじめて、一年くらいたった頃には、
「ゆうくんに撮ってもらいたい」
と言う依頼がきだしたのです。

そこから写真と真剣に向き合い、カメラマンとしても仕事を始めることになります。

また広角を練習するためにはじめた写真で、写真のスキルや写真の力以外に私はあるのことに気付かされます。

「生まれ育った町がこんなにも美しい」と同時に、

「ふるさと仁尾町はやっぱり舐められてるな〜」と。

私が撮影した写真でもって、学生時代から田舎すぎて馬鹿にされていた「仁尾町」がみんなが羨む町になれるんだと思う反面、

「海外みたい!!」
「仁尾じゃないみたい!」

という一見褒め言葉に聞こえるこの言葉。
考えすぎだけども、

「海外みたい」→「海外は美しく日本よりすごい」
「仁尾じゃないみたい!」→「仁尾にはこんな美しいところあるはずがない」と言う意味合いをくみ取り、なんか悔しくなったり。。

その頃から、
舐められてたまるか的な感情で写真や映像でもって、この町をかっこいいと言わせたいと思うようになりました。

ここから、私は仕事以外に、所謂「町おこし」と言う活動を初めて行きます。


続きは次週。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

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