はじまりは

ちょうど2年前に自転車に乗り始めて、固定ギアの魅力にはまり、気付けばパーツのアップデートで大忙し。

そんなはじめのきっかけになったのはこの自転車。この映画「プレミアム・ラッシュ」。

2012年公開で「インセプション」や「ダークナイト」などクリストファー・ノーラン監督作品でもお馴染みジョセフ・ゴードン=レヴィット主演のNYを舞台にしたメッセンジャー映画。日本においてのピストブーム全盛期を少し過ぎたこの公開当時、浮き上がった問題(ノーブレーキによる交通事故多発)、それに伴う社会問題化や法改正のタイミングということもあり日本公開は見送られ、その影響なのか、ある種カルト化された曰く付き作品です。話は少し逸れますが、ノーブレーキによる事故は例えばMASHのあるSFなどに比べてそもそも東京が人口過密であることに加え、ブームは(さらに過密地域である)原宿カルチャーとして急発展したためのスキル面での成熟が追いつかないというのが背景。2019年の今、社会が一巡し「コト」に移り変わり「モノ」のミニマム化がクールとされる時代におけるシングルスピード=ピストの魅力。「ブレーキないほうがよりミニマムでカッコいい!」というのもすごく分かりますが、一方で起きてしまった悲惨な事故を繰り返さないためにも、とても大事な法律を作れた日本に誇りを感じたりするわけで。

と、なんだかんだ書いてしまいましたが、とにかく自転車が欲しい!「プレミアム・ラッシュ」の主人公ワイリーの自転車が欲しい!フレームはどこのだパーツはどこのだ、そうだ、これはもうコスプレだ!(?)と息巻いたのがちょうど一年前。自転車という、フレームからのカスタムバイクという長い長い(お金のかかる)バイクライフが始まるのでした。

ほんといつ見てもカッコいい。。

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