見出し画像

セルフ言論統制

【1100字くらい】

こんばんは。「理解のある彼くんになりたい」イツカです。
季節性とはよく言ったもので、見事にやられています。

自分の中に沸き起こっている苛立ちをなんとかしたくて記事を書く。
本当は子宮の摘出手術をした彼女について書きたかったのだけれど、ここはあくまで「彼くん」のnoteだと主張する。

術後の経過はまずまずで、傷は痛むが今までの生理痛よりは楽らしい。
しかし笑った時や立ち上がる時、くしゃみをする時は顔をしかめて痛がる。

そんな時「痛いよね」と気持ちに寄り添うのが彼くんの役目だとは思っている。
しかし自分も体に痛みを感じるところがあるのが今回「理解のある彼くんになれない」部分だ。

「こっちだって」と言い出すのはもちろん彼女の気分を害してしまう。
「実は……」とそれとなく打ち明けても彼女の腹痛への思いにかき消されてしまう。

ならば何も言わずに飲み込むのが妥当だろう。そう思っていた。
そうしてセルフ言論統制が始まったのが、彼女の入院が迫った1月の終わり頃だ。

その結果、彼くんは何も言えず彼女の痛みの訴えとお金とゲームの話にただ頷くだけの機械のようになってしまった。

一緒に住んでもうすぐ2年でこの状態になることに危機感を感じている。
以前の日記だったか別口の記事だったか、「自分の主張で彼女が気分を悪くするのが怖い」と書いた。その恐怖の行く末がこの有り様だ。

手遅れだと嘆いていても仕方ない。
しかし自分一人ではもうどうにもできないところまで来てしまっている気もする。

そもそも「理解のある彼くん」に「彼くん自身の話をすること」は必要なのだろうか?
自分を生贄にするように彼女中心の生活を送るのが「彼くん」のあるべき姿なのだろうか?

少し関係性をこじらせてしまって、最近はこんなふうに自暴自棄な考えが暴走してしまう。
それと同時にどこかで彼女にイツカ自身を感じて欲しい、という願望が顔をのぞかせる。
これが苛立ちの正体なのだろうか。

一人でうじうじ記事をこさえてないで、彼女と話し合えばいいと思われるだろう。
当の彼女は昨夜イツカの発言で機嫌を損ねてしまい、風邪薬のODをして今は電池切れの状態だ。間が悪い。

(ネタバレになってしまうが、メンタルの不調を隠しつつずっと苦手だった早起きを続けて週五日勤務しているイツカに対し、昼前に起きて好きな時間に寝る・風邪薬のODで徹夜もその後に電池切れで寝ることも自由な彼女に嫉妬しているのである)

最強寒波を無事に乗り切ったが、次は寒の戻りと言われる時期が危ういとふんでいる。
それまでになんとか彼女と「イツカについて」話したいものである。その話し合いについてひとつ記事ができれば儲けもの(?)だ。

よろしければ支援をお願いします。いつかのために、大事に使わせていただきます。