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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論212」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第31号(2000.11.25発行)「定着志向のクラブ経営(GH&FCオーナー ジョー・シルリ氏)」23~※名称等は当時、一部文章省略

スタッフの採用・育成・定着

そしてまた、この本によると優れたマネジャーは従来型のやり方をしないそうです。

むしろそれらを壊しているようだといっています。

例えば次のようなやり方や考え方をするそうです。

(1)研修をすればなんでもできるようになるとは思っていない

(2)弱点を克服することにエネルギーを費やさない

(3)王道を無視する

(4)得意なことをする

そして、優れたマネジャーは実際スタッフに対し、次のようにするそうです。

(1)経験や知識でなく、その人の能力に基づいて採用する。

(2)活動内容や手段ではなく、出すべき結果の方を明らかにしてトライさせ、その結果を評価する

(3)弱みや短所ではなく、強みや長所を伸ばすように動機付けし、また期待をかける

(4)適所に配置し、そのスタッフに合った仕事の機会を提供していくことで育成する

このようにしないマネジャーは、活躍できない、そしてその組織は崩壊に向かうといっています。

~ここまで~

この記事の中の参考著書「まず、ルールを破れ」は、当時、アバター近藤も読んだ記憶がありますが、かなり大胆な考え方だと思っていました。

今、改めてそのエッセンスを見ても、アメリカのジョブ型雇用ならでは観点に立った最適論ではないかと考えることができます。

当社は結果のみにフォーカスしたドライな関係性よりも過程も大事にするウェットな関係性を志向しておりますので、その点では異なる考え方ですが、日本でもジョブ型雇用の導入が進むような流れがありますので、その方向に舵を切る企業は参考になると思われます。

両者をごちゃ混ぜにしてしまうと、組織は崩壊に向かうと捉えると良いでしょう。

本日もお読みいただきありがとうございます。


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