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7月23日(日):家賃3割増でも満室になるミュージションとニーズの切実度

昨日は防音性の高いマンションで人気を博しているミュージションのことを取り上げました。

そこでも触れましたが入居待ちが2,800人もいるというのは、それだけのニーズがあり、なおかつ需給ギャップがあったことの表れです。

それ以前のお互い様物件をはじめとする状況では未解決だった不安、不快、不足などを的確に拾い上げたことが大きいと思います。

またもう一つの特筆すべき点はミュージションの家賃が周辺相場の3割増でありながらも、前述しただけの入居待ちになっていることです。

価格の高い・安いは需要と供給のバランスもありますが、別の観点でいえばニーズの緊急性と重要性(切実度)によっても左右されます。

なんでもない事柄にあえて高いお金を払う人はいませんが、自分にとっての解決しなければならない喫緊の問題に対しては、少し割高であってもそれを投じる人は少なくありません。

前述した切実度は換言すると問題が解決された際の喜びの大きさ、インパクトの大きさともいえるでしょう。

今回のミュージションは極めて高い防音性の施工をしていることもあってコスト構造から家賃が割高にならざるをえない面もありますが、それでも3割増で行列ができるというのは、それだけ顧客セグメントの抱えていたニーズが切実度の高いもの(ペイン)だったといえます。

そこのニーズの切実度も含めて拾い上げたことは見事で、それをふまえた値決めも最適なバランスに思えますね。

自分は演奏や実況などをするわけでもないので、高気密な防音性の高い物件を探したこともありませんでしたが、今回のミュージションを通じて人によって様々なニーズを抱えているのだなと実感できた次第です。

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